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放課後プロゲーマーズ  作者: Cannazuki
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第一話

世の中にはまだ理解されにくい職業がある。

それがプロゲーマーだ。

この話はそんな「高校生」プロゲーマーのお話である。


『暖かな日差しが・・・』

入学式は生徒のほとんどがめんどくさいと思っている。来賓の方?先生方?そんなん知ったこっちゃない。

それより何よりゲームがしたい、そう思っている人がほとんどだろう。そんなことを考えながら入学式を受けていた人がここにいる。

高野 渚だ。


「やっと入学式終わったよ〜」

「ほんとに長いよね〜」

「渚、家帰ったら交流戦あるけどメンバーどうする?」


そんなことを聞いていたのが荻原 美優だ。


「し!学校ではゲーマーなのは隠していきたいんだからやめてよ〜」

「えぇ〜 なんでよ〜」

「とりあえず後で連絡する!メンバーもなんとかしとく!」

「おっけ!」


そんなことを言って渚と美優は別れた。


『はーい、席につけー」


そんな何気ない一言をいうだけでも生徒は皆、席につく。


『今日からこのメンバーでやっていくから仲良くしとくように!自己紹介は各自でしとけ〜』


先生がそう言うとホームルームは終わった。


「よっ!俺は竹野 黒!よろしくな!」

「僕は白です。お願いします。」

「よろしくね!私は高野 渚」

「え!?」「え!?」


渚が自己紹介をすると黒と白の二人が驚いた顔をした。

渚はまだなぜ驚かれているのかは理解できていない。


「どうしたの?」

「いや、高野さんってゲームとかする?」


もちろんしている。というかもはや廃人レベルでしている。

FPSゲームに限っては世界大会準優勝チームの一員だ。

渚は思った、嘘は良くないと。


「まぁ、やるよ〜」


そういった。

これなら嘘はついていないのでお互いに傷つかないと思ったからだ。


「だよね!AIRRIDEのメンバーの高野 渚だよね!準優勝チームの!」


渚は思った、終わったと。

世界大会では自分の本名が出てしまうので黒は気づいたのだろう。


「誰にも言わないで!隠したいの!お願い!」

「なんでなんですか?」

「それは〜 言えないけどお願い!」

「言えないんかい!」

「わかりました。」

「ありがと!」

「まぁ、そこまで言うなら秘密にしておくよ」

「二人ともありがと!」


渚は思った、なんとか助かったと。

そんなこともあったが渚は帰宅した。


「美優ごめん!メンバー募集のこと忘れてた!」

「そんなことだと思って集めといたよ」

「え!?」

「黒白コンビの二人だよ!」

「あの日本のプロの?」

「そうだよ!」

「黒白コンビです。お願いします。渚さん。」

「昼間の黒と白です」

「あぁ〜 だから黒白コンビなのね」


なんと現れたのは昼間の竹野 黒、白の二人だった。


「あと一人は?」

「学です。」

「まさか新道 学?」


ここで説明しよう。

新道 学とは、渚の所属していたAIRRIDEを破り世界一のチームになったチームの指揮官のものである。


「そうだが、不満か?」

「いえいえ、十分なくらいです」

「そうか」


そんな重めの空気感の中、美優が話し始めた。


「以上が今回のメンバーです」

「マジかよ」


美優以外の全員が口にした。


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