4話 龍人族
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「此処が俺の家だ」
家の前の門でそう言って門を開ける。
「デカ」
「何じゃこりゃー!?」
「おぬし貴族か?」
「な訳あるか」
中に入り、其々の部屋を与えて休養をとらせた。
俺はベッドに寝転び、エレヴィナさんをベッドに引きずり込む。
「緊張しなくて良い。大丈夫だ」
「は、はい。私の事はエレで良いですよ。あの2人もそう呼んでいますし。」
「わかった。エレ、俺に全部話してくれ。」
「わかりました。私の生まれは龍谷で母は人族、父はドラゴンでした。ある日、私が王都で旅行をしている時、父が暴走して街を壊し始めました。母は其れを止めるために父と対立し、其の戦いで王都は滅びました。私は人間達から恨まれ、追い出されました。角を隠して冒険者になり、いつか優しい人に拾って貰おうと思いました。父と母は死罪で処刑されました。依頼を達成し、Aランク冒険者になりましたが、どの村も街も私に気付くと村から追い出しました」
そう言う事か。
「なぁ、エレ。俺と…結婚しないか?」
話が早いとは思うが一目惚れしてしまったから仕方ない。
「良いのですか?」
エレの頬を伝って涙が流れていた。
「俺はエレが好きだ。其れだけは変わらない」
「ふふ。変な人。でも、ありがとうございます。私と結婚して下さい」
「ああ。ありがとう」
そうして翌日。
「「えぇぇぇぇぇぇぇっ?!」」
アリス達に報告すると驚かれた。
「もしかしてヴァインさん角フェチ?」
「確かに。耳フェチじゃないですの?」
「そう言うのじゃ無いから!明後日に結婚式を挙げる予定だ」
「良いな〜、わっちも恋人欲しいのだがなぁ」
4人と1匹で結婚の報告をナナさんにしに行った。
「えぇぇぇぇぇぇぇっ?!」
「明後日に結婚式を挙げます」
「おめでとうございます。あと、結婚祝いとして此れをどうぞ」
其れは赤い卵だった。
「エレ。受け取って」
「うん」
卵を受け取った瞬間孵化した。
パキパキと殻を破って出て来たのは赤いドラゴンだった。
大きさはヴォルティスと同じで子猫サイズだ。
「キューン!」
「可愛い!」
「テイムモンスター登録をしておきましょう。其の子のお名前は?」
「じゃあ、イチゴで」
「登録しました」
最適な武器を確かめる為に家の庭で4人の決闘を行う事にした。
1回戦は俺とアリスだ。
「決闘!始めっ!」
作者「どうもー!作者の浅葱です!」
ナナ「いらっしゃいませ!冒険者組合受付担当のナナです!」
作者「ポイント、ブックマーク登録ありがとうございます!」
ナナ「今の所は毎日投稿ですね〜」
作者「やっぱり書くのは楽しい!」
ナナ「じゃあもっと出して下さいよー!」
作者「出す気満々だから大丈夫だよ」
ナナ「此れからもよろしくお願いします!」
作者「次回!5話 決闘!」
作者&ナナ「「お楽しみに!」」