1話 転生した
気まぐれ投稿シリーズ第一弾!
「可愛いなぁクロは。あぁ〜癒される〜」
クロ、其れは俺のペットの犬である。
今は1歳でとても可愛がっている。
ピーンポーン!
インターホンが家に響く。
「はーい!」
扉を開け、外を見ると目を見開いた。
弾丸が俺目掛けて飛んで来ているのだ。
余りに近距離だった為、避ける事が出来ずに頭を貫かれた。
後ろにバタッと倒れて血溜まりが玄関に出来る。
「ワン!ワン!」
クロが吠える。
俺を撃った男は家の中に入って来て、もう1発撃つ。
クロの鳴き声は一瞬で消えた。
意識が薄れ、やがて途絶えた。
◇
「起きて下さい。若きものよ」
気がつくと真っ暗な部屋に居て、椅子に座っていた。
前には同じ椅子に座った20歳位の女性が居る。
「残念な事に貴方は亡くなりました」
「そうか…」
自然と涙が頬を伝って流れていく。
「貴方は此れより異世界に転生します。特典として3つ望みを聞きましょう」
「俺は殺されない様に強い力が欲しい。一体だけで良いからどんな生き物でも手懐ける力が欲しい。あと…もう一度生き物を飼いたい」
「其の望み叶えましょう」
俺の頭に声が響いた。
〈ユニークスキル【モンスターテイマー】【不老不死】を習得しました。〉
「此れを」
そう言い、女性は俺に頭位の大きさの卵を渡した。
「其の卵は雷獣の物です。愛情たっぷり育ててあげて下さいね」
「ありがとうございます」
「此の者に女神の加護があらん事を…」
俺は暖かい光に包まれ気を失った。
◇
目を開けると広大な草原が広がり、村もあった。
ゲームでは村に行って仕事を探す事から始めるのが基本だからな。
村まで歩いて行き、道で出会ったお爺さんに話を聞いた。
「済みません。此の村は何と言うのですか?」
「冒険者かね。此処はフュリュード村だよ。冒険者組合ならあっちにあるよ」
「ありがとうございます」
組合もあるのか。
言われた方向に進むと、盾と剣が描かれた看板を見つけた。
中に入ると酒場の様になっていた。
受付の様な所に行くと声を掛けられた。
「お客様、此方に」
近寄ると女性が制服を着て笑顔で見ていた。
「私は受付担当のナナです」
「あの、冒険者登録良いですか?」
「はい。お名前を言って此の石に触れて下さい」
石とは言っても、どちらかと言うと水晶玉に近い物だった。
「其の卵はカウンターに置かれて良いですよ」
そう言われ、雷獣の卵を置いた。
名前どうしよう、格好良い名前を新しく作ろうかな。
「ヴァイン=フィルマー」
そう言って石に触れると数字と文字が浮かび上がる。
其れをナナさんが写してペンを置いた。
文字が読めたので読んでみた。
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ヴァイン=フィルマー 男 18歳
Lv1
筋力:10
魔力:11
攻撃力:11
防御力:10
瞬発力:12
ユニークスキル:【モンスターテイマー】【不老不死】
スキル:無し
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ザ・平均だな。
作者「どうもー!作者の浅葱です!」
ナナ「こんにちは!こんばんは!冒険者組合受付担当ナナ=スカーナです!」
作者「気まぐれ投稿シリーズ第一弾として始める此の小説。正直なところウルディヴァと同じ位好きなシリーズだと思います」
ナナ「主にして下さいよ〜」
作者「ウルディヴァが100話に到達したら交代させても良いかなー」
ナナ「もー。浅葱さん!逃げないで下さい!」
作者「逃げてない!気まぐれ投稿と言う事はだ。ナナ君わかるかい?」
ナナ「毎日出せる?」
作者「正解!ウルディヴァは週2、滅ゾンは週1、此の小説ほのぼのテイマーは週0~7。つまり多く出す事もあるのだー!」
ナナ「おお!」
作者「次回!卵を持って依頼達成!お楽しみに!」