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詩のようなものたち

深爪

作者: 暮 勇

 深爪するには意味がある

 目も冴え冴えの真夜中に

 朝が来ることへの不安や

 理由のないぼうとした不安で

 頭や背中や手足を掻き毟らない為に

 爪は短い方がいい


 だからと言って

「こうなりゃいっそ

 爪なんて剥がしてしまえ」

 などとやけにならない為に

 人には痛覚が備わっている


 私の痛覚は些か鈍く

 搔きむしり

 血が流れるのを見て漸く

 あぁ痛いな

 と思う程度だ

 酷ければ

 怪我をしたことすら

 気づかない


 だからこそ

 毎日爪の状態に気を配り

 爪の長さは程よくしておかねば

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