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カナリアの鳴く頃に(仮称)  作者: 魅霞彌刹娜
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逃げられぬ運命ーⅡー

姫仍饠には、十上の姉がいた。

名は李仍㮈。

小さい頃に二人の母親は行方不明となった。

父親は顔さえ知らない。

だから姫仍饠にとって李仍㮈は、姉としてじゃなく、母親代わりでもあった。

だが、両親のいない二人に村人たちの視線は厳しかった。

“今年の巫女は災いをもたらす”と

李仍㮈は、まだ幼い姫仍饠にいやな思いをさせまいと、小さな姫仍饠に自分と同じ分だけ修行をさせてきた。

基本、巫女の修行は両親から教わるものである。が、両親がいない二人にとって最初は試行錯誤の毎日だった。

ある日、李仍㮈は村の奥深くに住む大魔女の所に通うことになる。

自分より倍くらい大きな大魔女、クレア。

数年前にあった魔女戦争から生き延びた伝説の魔女である。

こうして李仍㮈はクレアから世の中の事、巫女の歴史の事など多くを学んだ。

お陰で村人達誰もが陰口を叩かなくなるほどの、巫女へと育ったのである。



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