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  作者: Allen
13/13


逃げていた。

あの男達は一体誰なのだろう。


訳も分からず走り出す。


「嫌だっ…怖い……助けて……」


『助けて』に反応して指輪が光る。

果たして自分はこんな指輪つけていただろうか?


光から出てきたのは男だった。


「あぁ……随分姿が変わってしまったんだね、でも、その姿も君の本当の姿じゃないんでしょう?」


あぁ、この男は、自分の『家族』だ……。

自分の大好きな、大好きな『家族』。


「!!!なんか、変な男の人がぁ……!!」


それだけ言うと、彼は自分を背中の方に腕で押した。

彼の背後に回る形になったが、その瞬間さっきの男2人が現れた。


男達は目を細め、明らかな殺気を放つ。


「おい、そいつは俺らの物だぜ。何お前がかばってるみたいになってるんだよ」


「あれ、この子は僕の家族だよ?いつから君の物になったんだい?」


一瞬。

瞬きをしている間に、彼と男達はぶつかっていた。


彼が電気を体に纏い、

男が炎を手に宿し、

男が身体を強化し、


ぶつかった。


速すぎて理解が追いつかないけれど、きっと、彼の方が優勢だろう。


だけど、暴力を振るう彼は見たくない。

だから、言う。


「待って、やめてよ……」


そんな声は届かない、と言った風に彼は戦い続ける。


「ねぇ……やめてよ……」


誰も聞き入れてくれない。


「だから……やめろ……」


男が炎を放ち、彼が磁力で操った金属などで防ぎ、男が殴りかかり、彼が避け。


「聞いてよ、声」


自分の声など誰も聞いてくれない。


「ねぇ、聞いてよ、この声を!!!この思いを!!!!」


その瞬間、世界が色付いた。

今まで無色だった世界が。


彼は動きを止め、こちらを見る。

男は動きを止め、こちらを見る。


背後に、何か暗闇が現れた。

もやもやとした、雨雲のような、だけどもっと暗い。


赤い、赤い雷を纏っている。


そこから出てきたのは、子供だった。

あの時眠らされていた子供。


だけど、砂嵐がかかったように、その姿はよく見えない。


だけどその砂嵐こそが消された時、その姿が自分の姿だと気付くのだろう。


「ふふふ……。無様に戦っているわね、男達。」


声もノイズがかかったようでよくわからないが、言葉は聞こえる。

話し方から女の子だろう。


「ねぇ、もう私、疲れちゃった。だから終わらせるね。世界。折角色付いて、動き出したみたいだけれど、もういいわ。こんな世界ぶっ壊そうかな、それじゃ」


砂嵐が広がり、自分の意識も砂嵐n


















































































































そこには何も無い。

世界を砂嵐にした張本人も、自らの意思で消え去った。


































































































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