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ずっと一緒に
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同じ物を見て、長い間二人で過ごしていた。
二人の仲は深まり、より一層……
依存しあう。
「ねぇ、私は、私はいつ死ぬんですかね?」
唐突な質問。
元からそこまで体が強くない彼女は、すぐ体調を崩してしまう。
だから、死ぬのも早いだろう。
今は、戦争もしているのだから。
「僕が居る限り、君は戦争に巻き込まれて死ぬなんて事は絶対にないよ、僕が守るから。そして、体が弱いなんて事も気にしなくて良いよ。命に関わる病気なら、最高の医療スタッフを手配して君の体を治すから」
彼は、星空の広がる草原で、彼女を抱きかかえた。
その時は刻々と近づいていく。
「っ……痛……頭痛い……」
彼女が急に頭痛を訴え、頭を抑える。
額を触ると、熱は無い様だが、安静にしておいた方がいいだろう。
「じゃぁ、急いで家に戻るよ」
「私……やっぱりそろそろ死んじゃうのかなぁ……」
「僕が死なせないよ。だって、僕は君とずっと一緒に居たいからね」
傍から見れば、その二人の依存具合は、狂っている様にも見えるのだろうか。




