“出逢い”と“別れ”は命を燃やす炎のようで。
時を重ねるごとにあなたの大切さを知って、
時を重ねるごとにあなたという存在がわからなくなって、
時を重ねるごとにあなたの心が沈んでいくのを知って、
時が経ち、愛だって夕日のように沈むということを誰かから聞いて、
太陽とは違い、二度と昇ることのないモノが愛だという事を実感して、
時がかすれていく毎に、あなたとの思い出もまた忘れられていって、
だけど、心に深く刻んだこの想いは変わらないまま私の胸に残っていて―――。
――苦しめるだけの恋が存在するのならば、影は光を包み隠すでしょう。
いつかは消えてしまう私という とてもちっぽけな存在。
昔はあなたという大きな太陽が私を守ってくれていた。
だけど、今はもうロウソクのようにユラユラ揺らめき、
そして、いつか静かに消えてしまいそうな炎しか残っていなくって。
――赦してね。 何もできなかった こんな私を。
>>二人の甘い夢は大きな闇に奪われてしまった。
――ごめんね。 あなたを救えなかった こんな私を。
>>もう、二人の辛い夢は忘れた方がいいと思うの。
何気なく出逢いと別れを繰り返す人生の中で、
私はあなたと出逢い、どこにでもある別れ話を作った。
好きで嫌いで、それでも好きで。 それが私の本当の気持ち。
夜空で静かに星が瞬く中で、私の想いもあなたにユラメク。
弱く、弱く、時に強く。 激しさが増すほど、命というロウソクは短くなっていって。