高校デビュー
あたしは…青春の言葉を勘違いしていた。
恋する事に鈍感だった。
何度も過ちを後悔してる…
もう、恋なんて、出来ないの。
あたしは昨日、高校生になったばかり。
実感なんていらない。
中学とは違うあたし。メガネかけて、髪もぼさぼさ。そこら辺のチャラチャラしてる女子とは、全く違う。もう嫌になった…人に接するの。
学生ですなんて、ちゃんと勉強してないくせに、偉そうに言ってる意味分かんない。
イライラする。
はあ、あたしってなんだろ…
本当は勉強やだし、友逹は自分からおことわり~。
◇◇◇
高校生2日目。
今日は、テストだった。
正直出来た気がしない。
今日のご飯なんだろ…
「あれって、高木さんじゃん!?キモイー!早く行こ…
あぁ、あたしって避けられてる…
頼れる人いたらいいのに…
あっ!?
そんなこと考えちゃ駄目だ…
決めたから・・・
「よぉ~!高木さん~!どうした!?
急に陰気になっちゃって~!」
中学から一緒だった竹田くん…
あたしは君を一度、好きになった。
でも、もうやめた。
あたしは、もう人を傷つけたくない。
過去に戻れば、あたしは君と一緒にいれたのかな…
「ん?返事くらいしろよ~。相談なら乗るよ…?」
「もう、しゃべりかけないで!!
竹田くんの評判落ちるよ……」
あ、しゃべってしまった。
ふいっとそっぽをむいた。
「ほんとに何にもないんかよ、
俺はお前が心配なんだよ!!」
「何にもないわけないじゃん!!
あたしも、なりたくて、こんなんなってるわけじゃないもん!!」
結局、竹田くんにすべて言ってしまった。
私があの出来事で、どれだけ舞夏を傷つけたか、どれだけ竹田くんを悲しませたか…。
もうあんなこと、忘れたい、あたし自身、消え失せたい…
「何度喚いたって、過去に戻れるわけじゃないんだ!今更俺だって、そんなことにこだわりたくない…」
「あたしだって、前みたいに、みんなで休みの日だって遊びたい。でも、やっぱり、前に進むのが怖い…。あんな噂流れたら、ハミられるに決まってる!!」
「ったく…。佐奈はいっつもそうだ。頑固なのに、人を頼る…。」
一時的に頭が白くなった。
「佐奈って呼ばないで!?あたしと、竹田くんは付き合ってるわけじゃないもん。」
そんな呼び方してたっけ…
竹田くんは、舞夏のことを舞って呼んでたとか、噂で聞いたな…
確かに竹田くんは優しい。
けど、舞夏とあたしは、見てしまった。
見たんだ。
竹田くんが、舞夏と別れてないのに、社会の先生と、いちゃついてるの…




