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なんで私なのか


  なんで私なのだろう・・・・・・




 そう思うのが私の日課というか口癖になっている。

口癖といっても心の中で呟いているだけだが・・・・

最近はそう思わない日がない。

私は平凡だ。自分で言うのは悲しいが実に平凡だ。

可愛い訳でも綺麗な訳でもはたまた頭がいい訳でもスポーツ万能なわけでもない。

どこにでもいるいたって平凡な少女だ。

そういうと知り合いの何人かは違うと言うが私は平凡だ。

ちょっと毒舌だとは思うが最近は何も喋っていない。

そう私は今まではクラスの中では何も目立つ所がない一生徒だった。

まぁ無表情だったがそれなりにクラスの中には溶け込めていたし違うクラスに親友がいた。

過去形なのは仕方がない。

今はそんなものではないのだ。

一人の少女によって。





「憂衣~~何してるの~~??」

と私に話しかけてきた少女がいた。

そうその少女こそが私の日常を崩した原因だ。

宮中花蓮。

ぱっと見は美少女だろうが私には関係ない。

私にとって彼女は害悪なのだ。

彼女のせいでわたしの日常がなくなったと思うと憎くて仕方がない。

だがそんな事言って彼女を泣かしたら大変なことになるのだ。

嘘でもなんでもなく・・・・

彼女は2週間前に転入してきた。

そして彼女はこの学校の人気者を次々落していったのだ。

生徒会の一部に一匹狼に爽やか少年等々・・・・

そんな彼らに睨まれたら厄介だ。

特にこの学校では。

この学校は良いとこの家の子が通う小中高のマンモス校だ。

そして親の権力がものを言う。

かくいう私も一応良いとこのお嬢様なのだがこの平凡な顔のせいでわからないらしい。

人間顔だけじゃないような気もするが・・・・

なのであまり敵には回したくない。

敵にまわしても問題はない・・・・と身内や幼馴染が言うが・・・・

はっきり言って面倒くさい。

彼らのために時間と労力を使ってやるほど暇じゃないのだ。

「憂衣ってば~~~」

と宮中が声をかけてきていたので返事をする。

「予習よ。明日の。」

と言いまた机にむかった。

「そ~~なんだ~~。えらいね~~~~」

と笑顔で言ってきた。

どうして上から目線なのだろう。

彼女には多分そんな気はないだろうが私を見下している。

ようするに引き立て役にしているのだろう。

むかつくがそれだけ。

だって他に思い浮かべる感情なんてそれだけしかない。

むかつき。

そうそれだけだ。

嫌いやらなんだのは彼女に浮かべる感情ですらない。

無関心。

そうとってもいい。

だが彼女は私を引き立て役にしたいのでかまってくる。

事あるごとに私をこの学校で出来た初めての親友だと吹聴している。

そのせいで彼女の信者に睨まれる。

それもどうでもいい。

その事を知っている知り合いはそんな彼女を嘲笑したり可哀想な子を見てるかのような眼で見ている。

だって本当にどうでもいいし・・・・

「ありがとう。あなたはしないの?」

と言い彼女を見ると

「後でするよ~~」

と返ってきた。

どうでもいいと思っているが流石にずっと横に立たれていると気になる訳で・・・

「なに?」

と返すと

「一緒にお昼いこ??」

と返ってきた。

しょうがないので教科書やノートをしまい席を立つ。

断ればしつこいので素直に従っている。

そして私はまた思う。



なんで私なのだろうか・・・・・

仕事が忙しくなかなか投稿できませんでした。

次からも短いですがゆっくりと進めていきたいです。

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