さぁ、お立ち会い☆
大八車クンの尊い犠牲で南ゲートは開放──
その開いたばかりの脱出口から いち早く 逃げようと する新人クンに声を かける。
「チョイ待ち、新人!」
『なっ、なんでだよっ?!
はやく逃げないとッ?』
「とりま、通信 切れ!
じかに話すから…… な?」
『! わっ、分かった──』
ここまでワナの連続だったからか、思いの外 (ほか)素直だ。
(……いい機警になれるぜ。
生き残れたら──だけどな。)
………
「なにぃ? 南ゲートが突破された?」
「──! 広範囲ジャミング、展開!」
「なんだと!?」
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(……今ごろ、レーダーも回復して 迷ってるトコだろな。)
通信を切り、肉声での打ち合わせ後、広範囲ジャミングを展開、すかさず自分たちのデータを入力した自律 移動式デコイを南と地下に向けて射出。
(ジャマーとデコイは、大八車クンから降ろしといたヤツだ)
そして今、俺たちは 東の搬入出口まで来ていた──
数十機の移動 機雷が迫る中、本当にやるのか?と不安そうに こちらを見やる新人の機体にマニピュレーター ── 指でサムズ アップ。
タイミングを合わせる意味で、指を三本立てて折り曲げていく──
(3、2、1……)
''カチッ──''
両機、同時にターボ ブースター点火。
''ドヒュッ!''
迫る機雷を前に 二手に分かれ、左右のカベ沿いを 一気に駆け抜ける。
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「……なぁ、パイセ~ン?
よく知ってたなぁ、あんなコトぉ~……。」
「おー……。
亀の甲より、なんとやらって なぁ~……。」
俺たちは機雷の大群を突っ切った後、無事 脱出。たどり着いたコントロールド エリア──安全 地帯で休んでいた。
機警の内側──裏切り者に関しては、これからだが、ひとまずは安心だ。
(あのタイプの機雷は、超 高速で すれ違えば、爆発まで間 (ま)があるからな……。)
今回は 搦 (から)め手で やり過ごしたが、相手はガンマ・フォース。二度と同じ手は通じまい──
(いまさら諦めるとも思えないから、今後を考えると 頭が痛い……。生きてる限り、勉強かぁ~。)
アーマード・コア2だか、2AAだかの浮遊機雷は、OB (オーバード ブースト) かまして すり抜ければ爆発のダメージ喰らいません。
2AAと3の魚みたいのは、どうか と ゆーと──
覚えてません。
てへッ☆
(・ω<)
───
ガンマ・フォースの思惑では、地下に逃げられたら西の倉庫に伏せさせていた巨大ムカデ メカが 'スル スルッ──' と追撃、超 巨大 生体 兵器と挟み撃ち に する予定でした。
東の搬入出口の方も、万一 移動 機雷が突破された場合に備えて外に部隊を展開してあり、それらが足止めしてる間に北の演習場から出撃した巨大 多脚 戦車が 'ガッショ! ガッショ!' と追いつく予定でした。
じゃあ、なんで東から脱出できたかって言うと、南ゲートが突破されちゃったんで、東の外に展開してた部隊を あわてて そちら に回しちゃったんですね。
結局、最後は読み合いってコトで。




