あー、はい はい……。
──ヲマイも古株なんだし、
たまにゃー、新人サポート せぇよ?
と、引き受けさせられたが運の尽き……。
『な、なぁっ!?
どうすりゃ、いいんだッ?!』
「俺に聞くな!」
《南ゲート、開閉 機構 破損。開放 不能。》
《東 搬入出口から数十機の自律式 移動 浮遊 機雷が侵入。こちらを目指して侵攻中です。》
《地下 下水道、超大型 生体 兵器の反応を複数 確認。》
入ってきたゲートだけでなく、万一を考えて押さえておいた他の退路まで、ご丁寧に潰されている──
(これが、新人サポートってレベルかよ!)
《北側の演習場と西側の倉庫に敵 増援と思われる反応 出現。熱源の大きさから巨大 兵器と思われます。危険度 レベル8》
'ハハハ! 今日こそは逃がさんぞ!'
「──!
チッ…… ガンマ・フォースが黒幕かよ。」
管制室からと おぼしき音声──その正体に思い当たってゲンナリする。
(前に威力 偵察で やりあってから、やたら ひつこく絡んでくるんだよナァ……)
今回は軽~い偵察 任務のハズが、'もっと奥まで調べろ' とか言われ、素直な新人サマが引き止める間もなく先行。
したら、いきな伏兵に囲まれ 手こずらされ、
'こんな場末に配備された部隊にしちゃ、ヤケに動きが良いな?'
と思ってたら、裏で図面 引いてたのは ヤツらだったワケだ。
依頼 自体がワナなんてなぁ よくある話だが、
新人サポートに かこつけて──もとい、
新人もろとも……って所が いただけない。
(間違いなく、こちらの内部に協力者がいるな……)
なんにしても、まずは脱出だ──
大型 兵器は なんとか出来ても、行き止まり、かつ、伏兵が いそうな北と西はナシだ。
東の搬入出口も、やって来る自律 機雷の群れに突っ込むのは自殺 行為。
一番 マシなのは下水口に思えるが──
(なにせ、相手はガンマ・フォースだからな……)
一ヶ所だけ、他よりもマシそうな逃げ道を用意。罠を仕掛けてボコるのは、プロなら常識だ。
「……よし、決めたぜ。」
『なにを?!』
「せっかくだから、俺は──」




