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ボクとカレンダーと魔王

作者: 豆月冬河

なろラジ参加作品です。

あんま深く考えないでね。

 わーい♪ 明日、12月19日はボクの誕生日!


 …あ! ハナマル付けてなかった!

 ん? このカレンダー、ママがどっかからもらったって言ってたっけ…。まぁいいや。


 (クックック…)


 ん? 何か聞こえた…?


 (クックック、早く召喚の印を刻むが良い! 何と言っても、今年の12月は…)


 ※説明しよう! 今年の12月の暦は、キリストが滅した『13日の金曜日』と、キリストの誕生・クリスマスが同居しているのだ!


 (魔界の気を練り込んだこのカレンダーを使い、13日と25日の間にナナメに挟まれた『19日』…。ここに召喚の印(ハナマル)を刻むことで、何と! 魔王のワシが召喚され…)




 あ。


 (な! こ、ここ、こんガキャア! 間違えて黒丸、だとぉ!?)


 ママー! 失敗しちゃったぁ!


 「あらあら、しょうがないわねぇ。もう今年もおしまいだし、そのカレンダーは捨てちゃいなさい」


 はぁい。


 (こ! この…)


 クシャクシャ。ポイッ!


 ―――こうして、誰にも知られることなく、世界の平和は守られたのだった。

1000文字以内って言ってた気がする…。

すみません。半分もないや(*´_ゝ`)

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― 新着の感想 ―
魔王から、世界が救われる瞬間。「ボク」の可愛らしい一言にほっこりしました。素敵な作品ですね。 タイトルに惹きこまれ、最初からラストまで、とても楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
文字数が少なくても完成されているお話。 それってかんたんそうで難しい事ですよねー 面白かったです(☆>ω<)
こうして魔王(の復活)は名も知らぬ若き(幼き?)勇者によって防がれた・・(-ω-) しかし、人々よ、クリスマスやお正月などのお祝いに浮かれ、油断してはならない! なぜなら、魔王は『2030年の12月…
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