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螺旋の回転

作者: 秋葉竹



(短歌十首)


風が吹く

青葉の音を聴く白昼

眩しさに負け目を瞑りつつ




海峡へ

飛ぶ蝶々が群れ舞って

螺旋の時間がぐるぐる回って




メロメロに

なりたい夜は懐かしい

街へ帰って馬鹿してみないか




坂道を

ブレーキ壊れた自転車で

大声あげて駆け抜けた夏




砂浜に

もう死のうかと倒れこみ

熱い砂噛み不敵を憶えた




冷たさが

この舌を刺すかき氷

我慢してでも食べたい真夜中




欄干に

もたれ花火をみあげてる

浴衣にバッシュが似合うね カロリナ




人生は

おもちゃ箱だと断じ切り

大好きなこと しかしない僕




だれよりも

ひとりが好きと秘密でも

云うみたいには云えない怖くて




この胸を

弾丸螺旋の回転で

ぶち抜く君の寂しげな目で







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― 新着の感想 ―
[良い点] オマージュ作品ありがとうございます。 めっさ、嬉しいです! タイトルにもなっている 螺旋の回転、弾丸がスローモーションにみえて とても印象的です。 カッケーと、立ち尽くしました。 個人的…
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