あなたがいない世界
今、私は、空を飛べないかごの中の小鳥
自分の意志じゃあなたに会えない…
自由がほしい!
私は、そう強く思いながら、窓の外の景色を眺めた
私がまだ、五歳だったときのこと
やんちゃだった私は、夜に一人で城下町へきていた
その時、出会った少年に私は恋をした
とても優しくて、おおらかで、大切なものをくれた人…
短い時間だったけれど、私達はとても仲良くなった
その子はとても器用で、おそろいのアクセサリーを作ってくれた
家に帰って、とても怒られたが後悔はしていない
その日私は、名前聞いとけばよかったのに…と、思いながら眠りについた
一年前
私に、結婚の話が来た
リース伯爵からだ
そんな、高位の方からの縁談、
断れるわけもなく、親たちは、自分の領地が栄える!と、とても喜んでくれた
けれど、私は喜べない
見ず知らずの人と結婚なんて…ありえない!
私は、あの子と結婚するんだ!
私はそう思った
縁談の話は、トントン拍子に進み、あっという間に結婚式が開かれることとなった
わたしはリース伯爵と、しゃべったこともないし、見たこともない
きょうはじめてあう…結婚式で
空を眺めていたら、誰かがわたしの部屋をノックしてきた
「入っていいわ」
私は短くそういった
入ってきたのは、専属メイドのハルだった
ハルは、やけに焦ったような顔をしていた
「あら…ハルじゃない、そんなに慌ててどうしたの」
落ち着いた声で言った
「シュレイ様!、大変です! どうやら、リース伯爵がたった今、死亡したと報告が来ました!」
私は、心のなかで歓喜した!
これでもう、結婚しなくていいんだ
そう思うと、急に身体から力が抜け、倒れてしまった
ハルが、大丈夫ですが!と焦って聞いてくる声が聞こえたが、
返事を返す前に眠ってしまった
夜中に急に目が覚めた…真っ暗な部屋の中で人影が見えた、気がした
私は急に怖くなり、誰っ…と大声でいった
すると、その人影は動き出し、ナイフを私の首に当てた
わたしは、叫びたくなる気持ちを、ぐっと我慢した
ころのなかでは、死にたくない!…まだ、大好きな子といろんなことしてみたい!と、
叫んでいた
私の部屋に、護衛のナクが来た
ナクは、ナイフを押し付けていたやつを殺し、電気をつけた
すると、今まで見えていなかったやつの顔が見えた
「イヤアァァーー!!!」
私は虚空に叫んだ!
なぜなら、ヤツが大好きな少年だったからだ
首にもおそろいのアクセサリーが付いていた
自分が殺したようなもの、そう思うと気が狂ってしまった
「あなたがいない世界に何があるの…行きてる意味なんてない」
そう、悲しそうに言い、あなたが使っていたナイフを首に刺す
おやめください!、お嬢様っ!そんな声が聞こえてくる
だけど関係ない
「さようなら、また天で会いましょう…私の大好きな人」
そう言って、彼女はこの世を去った…
シリアスで悲しい感じの物語を書くのは、初めてだったので、上手くできているかはわからないけどかわからないけれど、書くの楽しかったです!




