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局所的神話

作者: 寿々喜 節句

君を愛するというのは、

人類の皆様にお死にになっていただくための儀式、

と考えてもらって差し支えない。

世界はたった二人になって、

半径三メートルでことが足りる。

六畳二間は地球よりも大きいと断言したところで、

それは問屋が卸さないというわけではないし、

質量保存の法則以外、否定する材料はない。

太陽は二人のための目覚まし時計であり、

歴史を記録する証人でもある。

初めて春菊を美味しいと思えるようになった日くらい貴重な存在と言える。

だらしのない格好でおはようと言っても

なんの躊躇いもない純白のおはようが返ってくるのは、

信用というしわ一つないフォーマルな衣装を着こなしている証拠だ。

私は全自動涙拭き上げマシーンになって、

ありとあらゆる悲しみを駆逐するための努力を惜しまないことをここに誓うけれど、

それは胸の中での宣誓なので、聞く人は誰もいない。

これがアダムとイブの誕生の地、富士コーポの物語。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても情熱的な詩ですね( *´艸`) 春菊と富士コーポというのが現実的で、いいアクセントになっていると思います! うちの近所にもそんな名前のアパートがあった気が(゜∀゜) いつの間にか春菊…
2021/10/15 12:18 退会済み
管理
[一言] 面白い詩だと思います。 >世界はたった二人になって、 半径三メートルでことが足りる。 上手い表現だな、と思います。 確かにそんな感じありますね。
[良い点] すごく良い詩なのです! そうですね。恋に落ちた二人は、もうお互いしか見えないのですから、他の者は消えたと言っても過言ではないかもしれないですね。 >は全自動涙拭き上げマシーンになって、…
2021/08/14 21:01 退会済み
管理
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