episode2~銀行強盗~
とある日のことだった。
銀行にいた男性は自分の番号が呼ばれるのを待っていた。
すると、自動ドアが開き、拳銃を持った強盗2人組が入ってきて
強盗A「金出せ!!」
強盗B「強盗だ!!」
男性は一瞬驚いたが、強盗にあったことで気分を害し
男性「最悪だ」
他の従業員や客は手を挙げている。
当然男性も手を挙げている。
強盗B「早く金出せ!!」
するとまた自動ドアが開き、今度は別の強盗2人組が入ってきた。
強盗C「金出せ!強盗だ!」
すると強盗Dが強盗Cの肩を叩き、先に来た2人を指さす。
強盗C「おい、何してるんだよ」
強盗B「お前たちこそ何してるんだよ」
強盗C「何って、ここに強盗しに来たんだよ」
強盗A「ダメだよ。俺たちが先だぞ」
強盗D「いやいや、少しぐらい分けてくださいよ」
強盗B「後輩のくせに生意気だぞ」
すると人質になった男性が小言で
男性「喧嘩始まったよ。てか、先輩後輩なんだ。あの4人」
男性がそんなこと言っていると知らずに
強盗D「いっつも小林さんは、独り占めしますよね」
男性「名前言った」
強盗B「バカ野郎。名前を出すな」
強盗Aは腹を立てながら、強盗Bに
強盗A「おい追い出せ」
強盗C「は?そんなことさせませんよ」
強盗A「なんだとてめえ」
強盗C「やってみろよこの野郎」
男性らは呆れながら、このバカな強盗の喧嘩を見ている。
すると、また自動ドアが開き、強盗2人組が入ってくる。
強盗E「金出せ強盗…」
強盗F「先輩たち何してるんすか」
強盗A「何って、見たら分かるだろ。俺たちも強盗してるんだバカ野郎」
強盗E「そんな言い方ないでしょ。先輩だからって容赦しねぇぞバカ野郎」
強盗B「やってみろよこの野郎」
男性はこれが永遠に続くと思うと、呆れながら見ており、となりの女性に
男性「警察は」
女性が真顔で
女性「通報とっくにしました」
男性も真顔で
男性「それがいいと思います」
強盗はまさか通報されたと気づかずに、喧嘩を続ける。
強盗C「さっさと金よこせや」
強盗A「まだ盗んでねぇよ」
強盗E「警察来るぞバカ野郎」
強盗A「そんなの知らねぇよバカ野郎」
~終~