反撃2
残り二人は呆気にとられているが、それも一瞬で俺に完全な殺意を向けてくるのが分かる 俺は、いったん気を落ち着かせたくもあり降伏のふりをして目をつぶって待つ 仕掛けが上手く起動することを願いながら
二人はゆっくりだがこちらに近づいて来ているのが分かる 俺は、焦る気持ちを抑えその瞬間に備える そして、その時がやって来た 俺がトイレに仕掛けたのは時間差でショートするように細工したドライヤーだ ショートした影響で停電し真っ暗になる 俺は、目を閉じていたお陰で暗闇でもすぐに動けた 一人はクシの先端で目から貫き もう一人は、銃で仕留めた これであとは、一人だけだ
操縦席からリーダーが飛び出してきた さすがにこの騒ぎに異変を感じたらしい 明かりが戻り 仲間の変わり果てた姿を見て動揺も見られたが すぐさま俺を見て「これはお前の仕業か?」と冷静に聞いてくる 俺は、奴の目を見て「そうだ 俺は、その為に戻ってきたんだからな」まーやつには意味が分からないだろう 俺がやつに一度ここから落とされ 妙な力をもらい戻ってきたなんて信じられる訳がない だが戻ったからには絶対助けて見せる 俺は、彼女のユエが泣く姿を二度と見たくない
奴はナイフを持ちこちらに近づいてくる 確実に俺を殺すつもりなんだろう 俺の武器はというと奪った銃のみ 普通なら俺が有利に感じるが外した瞬間俺は終わる ならばここは俺も格闘に持ち込んだほうが可能性はありそうだ
ゆっくり距離が近づく 相手の間合いを計り互いに牽制しあい一撃を狙う 奴のナイフが目の前を走る 俺は体を斜に構え急所を隠しながらチャンスを待つ 俺は勝つために確実な一撃を待つしかない 膠着状態が続きお互いに睨みあっていると 突風で機体が傾きバランスを崩す このチャンスを逃せない 一気に俺は、駆け寄りナイフを奪おうと手を伸ばす だが簡単には奪わせるはずがない 掴み合いになりナイフが何度も顔に迫る またしても機体が突然傾く 俺たちは転がりあうがナイフから目を離さなかった 最後のチャンスだとおもいもう一度手を伸ばす ナイフの取り合いになり俺は無我夢中で暴れる するとやつが静かになった ナイフが暴れてる間に胸に刺さったようだ なんともあっけない結末だがこんなものなのだろうと納得した 俺は、これで地獄から解放されたと思いそのまま倒れこむ 俺の記憶では、犯人は五人で全部倒したのだからだが人生はそんなに甘くないのだとすぐに思いしる
内容が無茶苦茶だけどなんとか書きたい とりあえず次で結末にしようと思います