反撃1
犯人の一人がトイレに向かった 俺は高鳴る鼓動が聞こえるんじゃないかと思いながら後を静かに追う 俺は用意したタオルを水で濡らしトイレの側で待つ
奴が出てきた俺は、入れ違いにトイレに入るふりをして後ろから濡れたタオルで目と口を覆いトイレに押し込む そして隠していたドライヤーのコードを首に回し一気に絞め殺す 相手の油断もあったのかすんなり倒した その瞬間、体が震えだし 殺したという罪悪感が襲ってきたがここで止まるわけにはいかなかった
震えが止まり次の行動に移ろうと思った瞬間、悲鳴が鳴り響いたついに始まった だが俺は、悲劇で絶対終わらせない そのために戻ってきたんだから 俺は倒した奴から銃を奪い次に備える
客席にいるのは三人 リーダーは操縦席を占拠しているのだろう 俺はトイレにある仕掛けをしてからゆっくり出る これが吉と出るか凶と出るかは待つしかない 俺は静かに犯人を覗いてみようと体を前に出した瞬間、飛行機が揺れ前に出てしまい犯人と目が合ってしまう 俺は固まってしまう 犯人に銃口を向けられたからだ 「どこから出やがった ガキー 」 俺は、なにも言わず睨み付ける それが気にくわなかったのかやつは銃を撃つ構えをとる 俺は、やつの目線 銃の向き 引き金にかける指をじっと観察する 指が動く その瞬間、体を低くし一気に駆け寄る パンっと渇いた音が響く 顔に僅かにかするが気にせず、相手の膝を一気に蹴り折る 倒れた所を奪った銃で相手の額にあて引き金を引く これでここには、あと二人だ