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幻想創造(ファンタジー・クリエイション)  作者: ナカゼロ
第一章 願いと異世界と幻想創造
8/18

EP5 銀狼戦2

前回の続きです


はたして結果は・・・・



ではどうぞ!!


「おらああああああああ!!」


「!!!」


俺は駆けだすと同時に幻想創造を発動させ、一気に奴との間合いを零にする。


詰めると同時に銀狼の下に回り込み、その腹を力一杯にぶん殴った。


「ギャワウ!!」


殴ると同時に、銀狼の身体が軽く持ち上がる

犬や狼といった動物は基本的に腹が弱い。


それを考慮したうえでの攻撃だった。


「まだまだぁ!!」


俺は一撃では済まさず、続け様に蹴りを打ち込む。


「!!」


蹴りを受けた銀狼は俺から距離を取ろうと、後ろに退こうとするが・・・


「逃がすかよ!!!」


俺が瞬時に奴の懐に飛び込む。



以降は、銀狼が距離を取る→俺が間合いを詰めて腹を攻撃→銀狼が距離を取るのうj繰り返しだった。


先程までは、幻想創造を使えなかった為苦戦したが、今は幻想創造を使える。


(ちょっと前まで、使うことに俺は躊躇ってたんだけどな・・・・)


間合いを詰めながら、俺は今までの自分を振り返る。


ほんのちょっと前まで、俺は出来る限り幻想創造を使おうとは思っていなかった。

でも今、こいつと戦って、そして友達にも出逢った



そう考えたら・・・


「・・・・・ほんのちょっとだけ、許せるかな・・・・・・・・」


再び奴の腹を殴り飛ばしながら、俺は苦笑した。


今の言葉は俺にしかわからない意味を持っているからだ。


戦いも終盤に入っていた。


銀狼も唯喰らい続けるつもりはないらしく、隙あらば爪や尾で反撃してくるが、俺はいとも簡単にそれを避ける。


そしてまた、弱い腹部に集中攻撃をかけていく俺。



もはや、完璧な俺のターン状態だった。


「そらよっと!!」


俺は動きが鈍くなった奴の顎めがけて思いっきり蹴りこんだ。


蹴りこまれた奴は、少し飛んで背中から地面に落下した。





「グ・・・・・・・グルル・・・」


だが奴はよろよろしながらも立ち上がり、俺を睨みつけてくる。

それ目にはまだ諦めると言う意思は感じられない。


だが、現に奴の身体は立っているのがやっとの状態だろう。


さすがに、同じ個所に何度も攻撃されれば、どんな相手であろうと限界がくるだろうと踏んでいたがどうやら正解だったらしい。


「しっかし、ホントにタフな奴だな・・・」


俺は奴の姿を見ながらそう言った。


自分で言うのもなんだが、ホントにタフな奴だと思う。


「でも、これで・・・・・」


俺は右手を上にあげる


「我望むは




それは天に響くかのごとき声で











天から降りし断罪の剣を求む。」



詠唱を唱え



「滅せ!!」


右手を振りおろした。



その刹那、空より白銀の光が奴にめがけて降り注いだ。



「グルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」




奴の悲鳴が辺りに響き渡る。


やがて光が収まると


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


身体のあちこちから血が流れ、それでも立っている奴がいた。


だがそれも一瞬だった。


そのまま奴は横に傾いて・・・・・



ズドオオオオオオオン!


地面に倒れ伏した





「・・・・・・」


それを確認した俺は・・・・






「いよっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


勝利の雄叫びをあげたのだった。













「ふぅ・・・・疲れた・・・」


奴が倒れたのを確認した俺は、その場にへたり込んだ。


もともと俺は体力がそれほどあるわけでもない。

幻想創造の力で、身体を疲れないようにしているだけなのだ。


だからこそ、今回の戦いは本当に疲れたのだ。


「しっかし、こんな奴がいたんじゃ、歩くたびに死地の旅になるなこれ・・・」


俺は奴を見ながら、これからどうするか考えてみた。




そんな時だった。



















奴の身体が輝き始めたのは・・・・



「は?」


俺は奴が生きていると思い、瞬時に立ちあがり臨戦態勢に入る。





やがて光が収まってくる。




















そして俺は






































「はぁ?!」
















素っ頓狂な声を上げた。


だってそこにいたのは








































































































傷だらけになった、銀色の髪を持った女の子が倒れていたからだ・・・・


「・・・・・・・・・・・・」


俺は無言になるしかなかった。




次回は少し遅くなります




ではまた!!

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