僕と彼女
語学力がないので、かなりお粗末なできとなっていますが、ご了承ください。
どこかで聞いた事のある話かも知れませんが、何となく書きたくなったのでかきました。
あとがきにネタばれしてます。
僕と彼女が付き合い出したのは、桜咲く春の頃だ────
初めて彼女を見かけた時、あまりの儚さに、僕の心は彼女の虜になった。
毎日の様に僕は彼女と一緒に帰る。
木々が並ぶ公園を彼女と一緒に歩き、僕は家の前まで彼女を送る。
風にゆれる彼女の黒くて長い髪は、とても美しく、今でも印象に残っている。
前に彼女と遊園地に遊びに行ったことがある。
中を一緒に回り、彼女は子供の様に笑う。
彼女の誕生日に、家に遊びに行った。
ピンクのカーテンに、ふかふかのベット、整えられた部屋には沢山のぬいぐるみが置かれている。
僕はその日に熊の縫いぐる身をプレゼントした。
この縫いぐる身をだき、にっこりと微笑む彼女の顔が目に浮かぶ。
最近、彼女の様子がおかしい。
唇をびくびくと震わせ、何かにおびえている。
最近誰かに見られている────彼女はそう言った。
何時もの様に一緒に歩いていると、彼女は突然後ろを振り返る。
僕が後ろを振り返ってもそこには誰もいない。
でも彼女の顔は、恐怖で歪み、怯えている。
ストーカー
それが彼女を怯えさしている者の正体だった。
僕は激しい怒りを覚えた、他の男が彼女に近づこうとしている。それと同時に絶対に彼女を守ってやらなければならないという責任感にかられる。
その日から僕は、彼女を家まで送り、辺に誰かいないか必至で探す。
そしてある日、彼女の部屋の窓から怪しい人影を目撃する。
嫌な予感がした僕は、彼女の住んでいるアパートの階段を駆け上がり、ドアを叩いて彼女に呼びかける。
「どうしたのッ!? 何があったの!!」
そう言うとドアの向こうから、「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」と言う叫び声が聞こえた。
それを聞いた僕は確信した、何者かが彼女の部屋の中にいる。
ドアを開けて家に入ろうとしたのだが、鍵がかかっていて、ドアがあかない。
しかたなく家のドアを蹴破ろとすると……
ふと、ドアが開き、中から金髪の男が顔を出した。
男は鬼の様な形相を浮かべ僕に襲いかかってくる。
僕は必至で抵抗した、殴りかかって来た男の懐に飛び込み、押し倒す。
彼女を守ろうと無我夢中だった、男の上に馬乗りになり顔面を何度も何度も殴った。
始めは激しく抵抗していた男だったが、次第に抵抗がうすれ、気を失う。
部屋の中へと目を向ける。
そこには肩を丸くしながら、ぶるぶると震える彼女の姿。
僕はそんな彼女をそっと抱きしめ囁く。
「もう大丈夫だよ、僕が付いてる」
この小説は、『ストーカー』の視点で書いています。
ぬいぐるみには盗聴器がしかけられていた。
彼氏なのに彼女の家の鍵を持ってないのはおかしい。
後ろを振り向いてもそこには誰もいない。自分がストーカーだから。
素直に見たら、普通の話です。