前章
よっ俺は親が嫌いな17歳。みんなと一緒よ一緒。お高く止まらずさ、本音で語ろうぜ。みんなも親が嫌いだろ。俺もその口だからさ、まぁよろしくな。
そんでこの話はさ、だいたいクソ親の悪口垂れる話なの。パパもママも大好きなのって乙女チャンは違うの読みな。まっそんな娘可愛くてたまんねぇけど。日曜あたり一回どうよ。
あれ?
みんなもそうだろ?こういう娘たまんねぇよな。俺は大好きだぜ。
でもさ、それ以上にそんな乙女チャン達は俺が大好きなんだ。
ホントごめん。
ほら、10代って不良がモテるじゃん。俺もいわゆる不良なんだ。親父がクソじゃしょうがないよな。なぁわかるだろ。みんなも同じだろ。貧乏人な10代なんてみんな悪さかエロいことしかないだろやっぱ。10代過ぎた大人達は思い出せよ勝手にさ。やんちゃしてたんだろ。隠すなよ。
あっでもイジメはよくねぇぜ。これまたクソ親父のせいだけどイジメは絶対ダーメ。叩き込まれたんだよガキの頃。たった1つの内藤家のいつのまにか増えてくルールってやつをさ。
で、あれだな、俺はみんなの憧れ。モテちゃう訳よ、正義の不良だからさ。ほんっとにゴメンな。
あれ?これって形容矛盾ってやつ?
難しいのはわかんねぇや。そこらへんはみんな頼む。だってさここまで読んでくれてんじゃん。お袋言ってたぜ。優しい子は頭もいいって。
でなんだっけ?バカはすぐ忘れる。クソ親父にゃ負けないけど。あっそうか、クソ親父の話だったな。じゃあそろそろ始めるか。こんなバカ丸出しだけど、気長に頼むわ。
でもさ、ほんっと親ってなっちゃねぇよな。