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空っぽじゃない私たちに捧ぐ

作者: h

世界は空っぽじゃなかった

彼にとって私は特別じゃなかった

明日からも未来は続いて

今になって過去になっていく


嫌になることばかりだね

奇跡なんて起こらないし

彼のSNSなんて

もう見たくないかも


似合わない服ばかり目につく

似合わない幸せばかり追いかけて

似合わないものを誰より欲しがっていたのかも


ちぐはぐのままでもいいよ

そう言われた気がしたし

そう言って欲しかった気がするの

いつもそうなの

泣きそうになるほど

投げ出しそうになるときほど

あなたは夢に出てきてくれる

大丈夫だよって言ってるみたいに


当たり前のことに気がつく

私のそばにはいつもあなたがいること

だから


私は空っぽじゃなかった

彼にとって私は特別じゃなかったけれど

明日からも未来は続いて

今になって過去になって


どんなときだって

私は特別

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