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15話『メガネ君とハロウィン』

「ハッピーハロウィーーン!!」


「・・・何だ?藪から棒に」


「何だって、今日はハロウィンでしょ!盛り上がっていこうよメガネ君!トリック・アンド・トリート!」


「・・・お菓子くれても悪戯するとか、どんだけ悪質なんだ、君は?トリック・オア・トリートだ。せめて選択の自由くらい与えてくれ」


「てへ☆美花ちゃんうっかり!」


「だから、自分を名前で呼ぶな。イラっとする。合法なら四回殴ってる」


「・・・具体的な数字ださないでよ、本気度合いが判るから。てかさー、メガネ君」


「ん?」


「ハロウィンって何?いつの間にかコスプレしてお菓子もらう日って認識が出来たけど、何の日なのか知らないのよね」


「ハロウィンの起源はケルト人の祭だ。古代ケルト歴では十月三十一日が一年の終わりの日とされ、その日に死者の霊が家族の元に還ってくるといわれていた」


「日本のお盆みたいなもん?」


「そうだな。死者の霊と同時に悪い精霊や悪霊も着いてやってくるとされ、その悪霊達を驚かせて家に入れないように、人々は仮装をし、魔除けの薪を焚くという」


「へぇ、コスプレで悪霊を追い払うんだ!?」


「また、秋なので収穫祭の意味もあるな。このケルトの祭が後にカトリックの信仰と混じり、十一月一日がカトリックの諸聖人の日にあたる事から、聖人=Hallows、諸聖人=All Hallows、諸聖人の日の前夜=All Hallows Eve、これが訛ってHalloweenというようになった」


「へぇ」


「子供達が仮装して“Trick or Treat”と唱えながら家を回る風習の由来は諸説あるが、ただの語呂の良い言葉遊びのようだ」


「お祭りなんだし、何も考えずに楽しめばいいのね!あ、でもよく見かけるカボチャの提灯の由来は知りたいな」


「ジャック・オー・ランタンだな。あれは仮装と同じで、カボチャに怖い顔を彫って悪霊を追い払う役目と、死者への道標の意味がある」


「厄除けと迎え火が一緒になってるのね」


「このジャック・オー・ランタンにはモデルがいる」


「モデル?人なの?」


「そう。昔、鍛冶職人のウィルという男がいた。ウィルは素行の悪い男だったのだが、死んで死者の門に着いた時、門番の聖ぺテロを騙して生き返ってしまう」


「えぇ!?聖人騙しちゃうの?」


「で、生き返っても悪行を繰り返し、二度目に死んだ時、聖ぺテロに罰として天国にも地獄にも入れてもらえず、永遠に闇の中を彷徨う事になった」


「うゎ~・・・聖人をガチギレさせちゃったのね・・・」


「そんなウィルを憐れんだ悪魔が、地獄の業火から石炭をひとつ取り出し、灯りとしてウィルに渡した」


「悪魔に同情されるって・・・相当悲惨なシチュね」


「その石炭のぼんやりとした灯りが“ジャック・オー・ランタン”の由来だ。“ウィル・オー・ザ・ウィスプ(火種のウィル)”とも呼ばれている」


「あ、そのウィルオー何とかって聞いたことある!」


「鬼火の事だな。よくファンタジー小説やゲームなんかで光の妖精の名前や魔法名で使われる」


「ジャック・オー・ランタンとウィル・オー・ザ・ウィスプっておんなじなんだ!?あれ、でも何でカボチャはジャックなの?ウィルじゃないじゃん」


「当時はウィルよりジャックの方が一般的な名前だったから、自然にそう呼ばれるようになったとか何とか」


「適当!由来って結構適当!!」


「そういうもんだよ、由来って」


「あはは。よし、今日も一つ賢くなったぞ。じゃあまたね、メガネ君」


「もう来なくていいぞ」


「いつも冷たいなぁ。あ、今日は私、ケーキ屋さんのバイトでミニスカ魔女のコスプレで試食のクッキー配るんだ!後でメガネ君にも写メ送ってあげるね。乞うご期待!」


「は!?そんなもん、別にいらな・・・ちっ、また言い逃げされたか」


・・・・・・。


「店名教えてくれれば直接見に行っ・・・かないけどなっ」

前回から大分期間が空きました(^_^;)

もうサザ○さん方式で年を取らずに話を続けていこうと思います。時節のイベント話も入れやすいしw

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