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第70話『そんなのぶっちゃけありえない』

200X/○/● 6:09

From:ロリっ子ロリロリかいちょ〜(麻里さん)

Subject:無題

〜明日のあちしと耕司君のラブラブデェト♪大作戦♪決行日時♪〜

決行日:明日

集合時間:AM5:00

集合場所:とらのア●ル前

☆注意事項☆

・おやつは300YENまで♪(あっ、でも例外としてチョコバナナとウインナーはおやつとしてカウントしないのでヨロシコ〜♪)

・お昼の用意は無しって方向で♪

・当日までに出すもの出してから出席する事♪(あっ、意味分かるよね?よね?にゃふふふ……)

・当日はぜ〜〜〜ったい!1人で来る事!

以上!






「……はぁ〜〜〜………」

昨日、麻里さんから送られてきた携帯のメールを眺める俺。というのも少し早めに来てしまったので単に手持ち無沙汰になったからだ。

「ふぁ〜〜〜……ねむっ………ていうか、さむっ!」

現在の時刻、AM4:45。

いくら夏といえどこの時間帯はまだ少し肌寒い。ていうか、嫌がらせにも程があるぞ麻里さん……(汗)

…てか律儀に早めに来る俺って一体……(汗)まぁ、でもそのおかげで夏美や百合ちゃんの目を盗んで外出できたわけだが。

「集合場所……とらのア●ル………」

とらのあ○の間違いだ馬鹿野郎。

「おやつは300YENまで………チョコバナナとウインナーはおやつにカウントしない………」

わざわざ注意事項に挙げるな馬鹿野郎。

「お昼は用意不要……?外食でもすんのか?いや……まさ……か…な………」

手作り弁当………






『ハイ♪耕司君♪あ〜〜〜んってして♪あ〜〜〜ん♪にゃふふ♪』

『うん♪あ〜〜〜ん♪』

ぱくっ

『どう……?耕司君?おいちぃかにゃ?(///)』

もっきゅもきゅ……

『……うん♪めっさおいちぃぜっ!会長!主にこのポークピッツがサイコーーー!うっはぁーーー!!!おいち過ぎて僕ちゃん手が止まらないぜぇ〜〜〜!ひゃっほーーーーーう!!!!!』

ガツガツガツガツ!!!!!

『にゃはは♪もぅ、そんな焦らなくてもいっぱいつくってきたからどんどん食べて♪』

ガツガツガツがツ!!!!!

『……ふぅ、ご馳走様でした。弁当おいちかったぜ、会長。主にポークピッツ』

『にゃふふ♪オネェサンも耕司君がこんなに喜んで食べてくれてすんごい嬉しいにゃ〜〜〜♪』

『……弁当、おいちかったけど……俺……今度は会長を…………食べたいな☆』

『……耕司君……(///)』

『…だめ………かな?(///)』

『………いいけど……その……ちょっぴし……苦いかも……にゃあ〜(///)』

『………うほっ!会長!いただきます!!!』

『とんと召し上がるのにゃあ〜〜〜(///)』






「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

自分で想像しといてなんだけど妄想の中の俺、キモッ!!!(汗)

ありえないありえない………あのめんどくさがりの麻里さんが早起きして自分から弁当作ってくるなんてノストラダムスの予言が的中するのと同じくらいありえない。

「で……当日は出すもの出してから来る事………」

どういう意味だ………(汗)

「最後は……当日は絶対一人で来る事………」

ていうか、当たり前だろ。昨日の夜は色んな意味で危なかったけど………






(※昨夜の回想)

ピーンポーン

『……?こんな夜遅くに誰だ……?』

夏美か……?また、寝れないから来たのか?

百合ちゃん……?なんか開けたら色んな意味で危ないような気が………(汗)

ミント……ありえないな。

アリス……はいないんだったな。

麗奈さん……?てか最近登場回数少ないから出ないよね、多分。

千里さん……?いやいや……あの人も一応もう大人だしそんな非常識な………夜に美男子の部屋にこっそりと忍び込む熟女………なんかエロイ。

………あとは………

………あ………なんか今頃になって嫌な予感がヒシヒシとしてきた……(汗)

そしてドアノブに手をかけ………

ガチャリ(←そろりとドアを開ける)

『…はい?どなたさ……』

『こんばんわ♪耕司さん♪』

バタン(←咄嗟にドアを閉める)

………

今なんか……ネグリジェを纏ったジョウイチロウクンのすがt……

『うん♪見なかったことにしよう♪』(まきい○みさん声で)






「……それにしてもやっぱり会長遅いな………」

まぁ、ある程度、予想してたけど。

「てか、もう7時だぞ………(汗)」

あれから2時間以上待っていたことになる。てか、そろそろいい加減しばきたくなってきた。

もう……切れても……いいんだよね……?

「さて……パーでいくか?グーでいくか?」

そんなしょうも無いことを考えながらふと顔を上げると俺の目の前にいた人物は………






「………村……上?」






「………へ?」






ちょっと寝起き感、丸出しのアリスだった。






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