第68話『ウコンちゃんのオールナイトトーキング第2回目』
今回は……まぁ、とりあえず本編ドウゾ。
今日は色々な事が立て続けにあってかなり疲れた……
目先の学園祭のクラス出し物の事……(まともに話し合ってすらいないような気が……)
突如、俺達の目の前から姿を消したアリスさんの事……(千里さん達は何か隠しているようだったが……)
そしてアリスさんの事を聞いた時の麻里さんのあの反応……(やっぱり麻里さんも俺に何か隠している……)
「はぁ〜〜〜………」
何かもう肉体的にも精神的にも疲れた……皆も話してくれたらいいのに……隠し事なんて………いやいや、俺が知るべきでないことかもしれないな……それに……冷静になって考えたら仮にソレを知ったとして俺に何が出来る?何をすべき?……簡単に『答え』が見つかる訳が無い……その人にとって明確な『答え』などそれが正しい道かどうかも分からないしましてや他人から教えられるものでもないだろう(アドバイスはできるかもしれないが)……それほど『答え』とは未知の選択……つまり、人が都合の良い様に解釈した『言い包め』の単語なのだ。だから正確な『答え』など存在しない。(数学的な観点から見れば存在するかもしれないが…)だから人生は楽しいのだ。あらゆるフラグ…じゃなくて『選択肢』があってこそ人は迷う、考える、悩む、そして生きていく。あらかじめ決められたレールを走るより先が見えない暗闇のレールを走ることに意味があると思う。だから……生きるのが楽しいと思う。その先にどんな『結末』が待ち構えようとも……一生後悔しないように今を精一杯生きていけばいい……と俺は思う。
「ふぁああ〜〜〜………」
とりあえず、明日も学校だし寝るとするか……そして俺は布団に潜り込む……はずだった。
視界にある物が飛び込んでくるまでは……
「……ラジオ」
……このところ色々とゴタゴタがあって随分しばらく聴いていなかったな……ラディオ。
……まだ寝るには早いような気がするし……久しぶりに聴いてみるか……
「……ウコンちゃん」
あのSっ子ロリちゃんの肉声が聴きたい……あの子に罵られて……そいで、色んなところを踏まれたり……な、舐め舐めしたり……そいでこう…『良い声で泣きなさいよ!ほらっ!ほら!ほらぁ!うひゃひゃひゃひゃ!!!』とか言われながら鞭でペンペンされたり……舐めたってこれじゃあ俺、ただの変態じゃねぇか!!!(汗)実際、変態ですけどねっ!!!……一種の病気だ俺……(汗)……とりあえずこの今の鬱々な気分を晴らしたいだけかもしれないが……とにかく聴いてみるか。
『ハーイ!ぐっどいぶにんぐ!今宵もガンガン飛ばしていくんで最後までヨロシク〜〜〜!!!んじゃあ、今夜も若きまともな青春をロクに味わったことが無いちょいと腐りかけたオヤジ共々に送る〜〜〜『ウコンちゃんのオールナイトトーキング』!!!はっじまるよぉ〜〜〜!!!ぱちぱちぱちぱち〜〜〜!!!』
ウコンちゃん……毒舌にさらに磨きがかかっているな………(汗)
『じゃあ、今夜もゲストを紹介すっるよぉ〜〜〜!!!今夜のチンカス(※ゲストです)はこの野郎!!!』
『世界の市本勇輝です☆どうぞよろしくお願いします……といいたいところだがとりあえず本日発売の書籍、市本勇輝作『世界はオッパイに救われた』定価:本体2100円+税をよろしくな。ふっ…なんなら閲覧用、保存用、実用(?)に3冊購入する事をお勧めする、これも同時によろしくな』
ぶっーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
勇輝!?何やってんだコイツ!?っていうかてめぇ!就活(大学はもちのロン出ていないので働いているはず……ですよね〜〜〜♪)はどうしたぁあああああ!?
『最高にムカつく自己紹介でしたね♪』
『ふっ……ほめるなよ。照れちゃうぜ☆』
『死ねばいいのに♪』
あぁ……今回も前回同様(※第16話参照)荒れるな……(汗)
『んじゃあ♪今夜も番組宛に送られてきた相談のメールをドンドン紹介しちゃうよぉ〜〜〜☆え〜っと、まずはペンネーム:S音様サイコー!!!さんからのご相談だよぉ〜〜〜☆我らがドS、輝く少女ウコンちゃんとホモ達募集中の勇輝様こんばんは〜〜〜♪』
『ちなみに俺はア○ルが大好きさ、老若男女しかりオカマしかりオナベしかり幼女しかり……ね☆』
チラリ(視線をウコンちゃんに向ける勇輝)
『黙れ♪チンカス♪え〜〜っと?中学生の僕は童顔のせいでクラスの皆からめっさいじられます、ごっそいじられます、めがっそいじられます。主に女子です(泣)もうみんなにバカにされたくないんです!!!どうすればいいですか!?教えてください!!!お願いします!!!』
『ホモの勇輝様、答えていただけますか?つーか、死ねバーカ♪』
『ふむ……童顔か……現在、需要が大きくなりつつあるジャンルだな』
何言ってんだ……この男は(汗)
『どうすればいいと思います?ホモの勇輝様?つーか、死ねバーカ♪』
『ずばり……泣き落としが効果的だな、童顔の君をからかう女子達は飢えているんだ、美少年に。あぁ、けれどそれは男に飢えているとは意味合いが違うからそこは注意な。つまり……彼女らは求めているんだ。美を汚れを花園を……その先に見えるのは一つ、『カップリング』さ。つまり彼女らは『腐女子』なんだ。良い響きだろう?そんな彼女らからいじりがいのある君を取るのは残酷だろう?きっとそれは結果的に君を破滅に追い込む……だからここはあえて『泣き落とし』。君を弄っているのはきっと女装させたりとかだろう?それはまだ第一段階だ、そしてそこから第二段階へと進める必要があるわけだが……その触媒作用となるのが『泣き落とし』だ。君の抵抗ではまだ第二段階へのエネルギーが足りない。だがそのエネルギーを超えるのはS音様→M音様になるのと同じぐらい至難な事だ。そこでエネルギーを超えるのではなくて彼女らからそのエネルギーを減らす……つまり俺が言いたい事は『泣き落とし』による精神的攻撃の弄られ緩和をしてみてはどうだっということさ。わかったかね?S音様サイコー!!!くん?』(この間約5秒)
お願いだから日本語を喋ってくれ勇輝……(汗)
『へぇ〜〜〜つまり、『泣き落とし』が効果的なわけですねっ!!!ホモの勇輝様ありがとうございました!!!つーか、死ねバーカ♪』
ウコンちゃん……さっきから『死ねバーカ』しか言って無いような気がするのは俺の気のせいか?(汗)
『じゃあ、二通目いっくよぉ〜〜〜!!!ペンネーム:死んじゃうツモ☆さんからでぇす♪こんばんは、僕は某高校に通うしがない高校1年生です。最近、彼女ができました。でも……その僕の彼女はその……『ツンデレ属性』と『ヤンデレ属性』の両方を持ち合わせた『ツンデレヤン属性』なんです……これから先の事が心配です。どうやって付き合っていけばいいと思いますか?P.S.なんか最近彼女の蹴りが快感になってきています。やっぱり『ツンデレ』は最高ですね、うへへへへ、痛いです(///)』
相談を受ける前にまずコイツの頭を治療してやった方がいいんじゃないのか……?(汗)
『ほう……『ツンデレヤン属性』か……珍しいな。そういえば先月、俺の近所の知り合いのお姉さんの妹さんの婿さんの従兄弟の弟の嫁さんの祖母の妹の息子の友達の祖父の経営している喫茶店のアルバイトの女性の彼氏の元彼の中学生時代のイジメ相手の二つ下の妹の同じそろばん教室に通う少年のお母さんの生き別れの二つ上の兄のヒモの女の通うエステのキム○ク似のイケメンのお兄さんの客のばばぁ(70)の愛人のキム○ク似のリーマンの正式な妻と実は浮気相手のぽっちゃり社長の知り合いのイケメン外人のボスのアラブの大金持ちと敵対するサウジアラビアの大金持ちの雇っている側近のじじぃのゲイビトのやっぱり油ギッシュのじじぃの所有する別荘を1億円で買い取ったけど実は騙された悲劇のヒロインを演じる声優のセクハラ上司の被害となった実は昔、整形していた事がばれてクビになってサーカス団の一員になろうと志したが半ばで諦めソレをみかねた御曹司の家庭教師の裏切りにより潰れた塾長の後継者の生徒…じゃくて未だに親離れが出来ない塾長のママのプリンを食べた次男はお腹を下し、搬送先の病院で恋仲となった医師(♂)の娘がそれにかかったな。いや…あれはなんとも形容しがたい症状だったな……だってあれだぜ?ツンデレモード化と思いきやいきなり誰かの名前を叫びながらわら人形を打ち付けているんだぜ?その直後『み、見ないでよね!!!ば、バカ!!!(///)』とか言い出すんだぜ……あれにはさすがに付いていけなかったな、俺は。そこで俺は彼女をじっと観察していた。するとある事実を知ったんだ。定期的にモードが変わるのではなくある法則にしたがってモードが変化していくんだ。そう、もう気付いたよな。なんと……彼女は1度見た男を忘れ、その後またまるで初めて出逢ったかのような振る舞いをするんだ。つまり……忘れた頃にヤンデレ発動、思い出す頃にツンデレ発動するわけだ。すごいだろう?まるで恋心をしらない悲劇の乙女みたいだろう?まさに彼女はそのお通りだった。見た目はおしとやかで清楚な女性だ。けど中身はそんな闇を抱えているわけなんだな……そこで彼女の性格を社会的窮地から視点を変えて説明……』
ピッ……
……もう、寝よう。