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第65話『ストレスが溜まりやすい人はハゲやすい。ヘアケアーには注意しましょう』

高宮学園生徒会会長、八尾麻里の手によって急遽勝手に学園祭クラス実行委員会なるものが結成されて早3日……とりあえず、先日ボイコットをかましたエテ公とメガネを捕まえようとしたが、メガネは『12人の妹がボクを待っている!!!ひゃほーーーーーう!!!!!』とかワケのわからん奇声を放ちながら全力疾走で逃げられたので捕まえられなかった。しかしサルは捕獲。捕まえた際、『俺に惚れてんのか?キャッ♪村キャミ君のえっち♪すけっち♪ワンタッチ♪』とか気持ち悪い台詞を吐いたのでとりあえず殴っておいた。そして、第3回目学園祭クラス実行委員会が始まった………






「あぁ〜〜〜〜〜………暇だねぇ………ねぇねぇ?耕司君、サルサル、マジカ○バナナやんない?」

教卓で横になりながらいきなり会長らしからぬ発言をする麻里さん。変な所で器用な人だな……

「あのね……あんたんな事してる場合じゃねえでしょ?早くうちのクラスの出し物決めなきゃまずいでしょ?学園祭まで今日いれて後12日しかねぇんですよ?そこんところ分かってんのかな?このロリロリ娘は?」

さすがの俺でも不安になる……出し物って言っても様々あるが用意するのに結構手間もかかるし時間もかかる。大掛かりなものをやるのならなおさらだ。しょぼい出し物をやって全然お客さんが入らんのも悲しすぎる………ってなんで俺が一人でんなめんどい事を考えにゃならんのだ?っていうかよく考えたらこんな真面目な俺、キャラ的におかしいよね?おかしいよね?ね?

「なつかしいっすねぇ〜やりましょ!やりましょ!じゃあ、俺からいきますね!!!マジカ○バナナ!バナナといったら!?」

「おい……」

「逞しい!!!逞しいといったら!?」

「息子!!!息子といったら!?」

「おち「やめろっ!!!」」

ポカッ!!!

「あイタ!!!お、女の子の頭をどつくなんて!耕司君!野蛮!ケダモノ!ゲテモノ!パイ○ン!(泣)」

パイ○ンってなんだ……(汗)

「何言ってんですか……ハナから俺は貴方の事を『女の子』なんて認識はしていませんからね」

「な、なにぃ!?そ、それじゃあ……あちしの事……ダッ○ワイ○って思ってたのかぁ!?」

なぜ、そうなる……(汗)

「とりあえず、ちゃちゃっと決めましょ……」

ガラッ……

「その会議、ちょっと待ちたまへ」






「……誰?」

教室にいきなり入ってきた人物は俺より背が高くメガネを着用し金髪のさらさらヘアーの好青年的な印象を持たせる男だった。あぁ、漫画でこんな奴が出てきたら『キラキラ…』みたいな擬音が出てくんだろうな……

「まったく…こんな所で油を売っていたのですか八尾会長。しっかり我ら高宮学園生徒会代表として仕事をしてもらわなければ困ります。我ら生徒会役員はまさに生徒の見本となるのですよ?その辺を自覚して行動もらわねば全生徒の示しがつきませんよ?八尾会長」

何だいきなり入ってきてこの男は……まるで姑が嫁に言うネチネチとしたイヤラシイ言いまわしは……

「あっ!おひさ〜♪マル○メ君♪元気してる?」

「だ、誰がマル○メ君だっ!?ど、どの辺がマル○メだぁああああ!!!!!!!!!!い、言ってみろぉおおおおお!!!!!ぼ、僕はハゲてない………!僕はハゲてない……!僕はハゲてない!!!毛根チェック!毛根チェック!毛根ちぇっーーーーーーーーーーくぅううううう!!!!!!!!!!(汗)」(←※必死)

ナニこの人、ちょっと面白い。

「だって、マル○メ君、赤味噌好きじゃん」

「あぁ……そうか!…って!!!うん?あれ?だからどうしたぁああああああああああ!!!!!!!!!」

「麻里さん、このちょっとイッチャってる人誰です?」

「だからマル○メ君だよ」

「僕は禿げてないぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






「…おっと、これはお見苦しい所を失礼。君達は初めてだったね、僕の名前は……」

禿毛手益男はげてますお君だにゃ〜〜〜♪」

「違うっ!!!」

どうやらコノヒトにとって『ハゲ』は禁句らしい。過去に何か嫌な思い出でもあったのか?

「僕は新城流留しんじょうるる、生徒会副会長を務めている。ちなみに会長同様、君達の1つ年上だ。敬語を使うんだな」

変わった名前だな……

「はぁい♪わかった♪流留ちゃん♪」

「ちゃん付けをするなぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「あ〜……会長ぉ〜〜〜流留ちゃんと夫婦漫才してないでちゃっちゃと進めていきましょうよ、会議ぃ〜」

暇なのかサルは欠伸をしながらだるそうに言う。

「これのどこが夫婦漫才だね!?(汗)あと流留ちゃんは止めろっ!!!ていうか貴様っ!!!目上の人に向かってなんだその口の利き方は!!!敬語を使え!!!敬語を!!!」

えらく上下関係に拘るタイプの人だな。ていうかコノヒト麻里さんと性格正反対だな。

「はーっ……はーっ……はーっ……はーっ……」

「流留ちゃん……俺の身体を見つめながら興奮しないで下さいよ……はっ!まさか、俺の身体目当てでここに……!?だ、だが!既に尻の穴は固めた!!!く、来るなら来い!!!」

「誰が貴様の尻の穴なんぞ狙うかっ!!!気持ち悪い!!!」

………






『ア○ル大作戦(1978年上映)』

主演(受け):サル吉(赤神慎也)

脇役(攻め):マル○メ君(新城流留)

脚本兼総監督:ロリロリ娘(八尾麻里)

音響兼雑用etc:ロリコン斎藤(村上耕司)

ナレーション:金島さん(CV.花岡さん)






20XX年……世界はある危機に直面していた。

そう……大気圏上空にあるア○ルホールがついに覚醒してしまったのだ!!!

10年前のア○ルホール形成から徐々に広がり……そしてついには半径約1万Km(※当社比)のア○ルホールが形成されてしまったのだ!!!コレによって世界各国各地でオ○ニーをせずには入られないという恐ろしい怪現象が多発してしまったのだ!!!ちなみにその症状を『オ○ニー症候群』と考古学者スルメ・タベターナさんが名付けた!!!ちなみに症状はなぜか男限定だ!!!ひゃっほーーーーーう!!!!!






これはそんな荒れる世の中……そんな世を生きた2人の男を描いた壮絶かつ筆舌に尽くしがたいめくるめくふるーてぃでかつ生々しい魚のような物語………












『だ、だめだ……!も、もぅ!俺、我慢できねぇ!!!はぁはぁ……!!!』

『だ、ダメだ!!!サル吉!!!僕達はあの日あの夜あの場所で誓ったじゃないか!!!例え、地球が滅亡しようともオ○ニーは絶対しないと約束したじゃないか!!!あの約束は忘れたのか!?サル吉!?』

『あぁ……忘れてないぜ……マル○メ……でもな…だめなんだ……もぅ…俺……溢れそうなんだ………お前の愛で……あはは…はは………なんて様だ………こんな……こんなことって………』

『あぁ………止めてくれ……やめてくれぇえええ………約束したじゃないか………もしこの世界の危機が去ったらいつか僕の中で尽きてくれるって約束したじゃないかぁぁぁ……ぁ……うぁぁぁ………』

『あぁ……泣かないでくれ……マル○メ………お、俺は……最期にお前の顔を見れて嬉しいんだぜ………?だから……そんな顔を俺に向けないでくれ……萎えちゃうよ俺………』

『サル吉ぃぃぃぃ〜〜〜………』

『……はぁはぁ……そんな俺の最期の頼み……聞いてくれるか?マル○メ………?』

『……あぁ!なんでもするよ僕……竿をしゃぶるのか?それともなでなでムニムニじゅるじゅるするのか?』

『……手を……手を握ってくれ……俺のさっきトイレ行って洗っていない薄汚い手を握ってくれるか………?』

『も、もちろん!お安い御用だわさ!』

ギュ………

『あ…ぁぁ………お前の温かみが俺に伝わって………』

ガクッ!

『………サル吉?』

『………』

『………』

『………』

『エンドウマメーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!』











『ア○ル大作戦』〜END〜











「エンドウマメーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(泣)」

「いきなり何言ってんの!?コノヒト!?(汗)」

「いや〜、ね♪もう、あちし感動しちゃってさ♪ア○ルホール……最高だねぇ(泣)」

「最低ですよ……(汗)」

どうせ変な妄想してたんだろうな麻里さん。ってかエンドウマメって何?

「はぁーはぁー……お前らと会話をしていると非常に疲れるぞ………(汗)」

「まぁまぁ♪コレでも飲んで落ち着きなよ♪」

麻里さんが流留ちゃんにお茶を手渡す。

ゴクリ

「む……これはフローラルな香りが口の中で踊り狂う………あぁ……天使のような優しい味……そぅ、まさしくこれは妖精さんが僕のために届けてくれた茶………よし、天使茶エンジェルティーと名付けよう……」

何を言っとるんだ……コノヒトは。

「八尾会長、これなんていうお茶ですか?」

「アバ茶♪」

「ぶっーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

我らが副会長は口に含んだお茶(?)を思いっきり霧状に吐き出した。

「うっわ!汚っ!!!」

「げほっ……げほっ!!!」

「あ〜あ〜も〜!教室の床汚しちゃってぇ〜〜〜掃除しろよな!マル○メ!」

悪魔か……コノヒトは。

「はぁはぁ……な、なんてモノをのませるんですかっ!?(汗)おえ…う、うぅ……急に気分が………吐き気をもよお………おぇぇ〜〜〜〜〜」

天使茶エンジェルティーじゃなくて悪魔茶デビルティーだったな………(汗)

グギュルグギュルギュルギュル〜〜〜〜〜

……腹の音?

「うっ………急に腹の調子が………うおぉぉぉぉ………ふぉぉぉぉ………」

急に副会長は苦しみだす………お茶のせいか?てかそのお茶なんなんだ?

「プッ……アハハハハーーーーー♪♪♪マル○メの足、めっさプルプルしてるーーーーー♪面白っ!」

悪魔か……コノヒトは。

「くっ……きょ、きょうはコレくらいにしておいてあげるんだからね!!!」

バタン……

捨て台詞を残して教室を去る副会長……なんでちょっとツンデレ入ってるんだ……(汗)

キィィ……

いきなり教室のドアが半分くらい開きそして………

「こ、コレで勝ったと思うなよーーーーー!!!!!」

バタン……

どこかで聞いた事あるような台詞を残して去る副会長……言いたかったのだろうか?

そして数分後、廊下から『アッーーーーちょっと漏れたーーーーー!!!!!』という声が聞こえてきた。

「……さて、今日はのんびり寝るとしますか♪にゃふふ♪」

そして3日目も何も決まらず会議終了……本当にいいのかコレで(汗)











おまけ

「ところで麻里さん。あのお茶って一体なんだったんすか?ま、まさか本当に……あ、アバ……(汗)」

「もぅ〜♪サルサルのえっちぃ♪違うよ♪」

「じゃ、じゃあなんなんすか……あれ?(汗)」

「いや〜、ね?なんか生徒会室のロッカーにさぁ、ペットボトルがあってさぁ、なんかその中に入っていたお茶が何か変色しててさぁ〜♪」

……やっぱり悪魔だコノ人(汗)

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