第64話『口が軽い女は嫌われる、でもそんなの気にしない。だってこれ小説だもん』
岩陰から覗くとそこにいた人物は………
「………って、お前かい!!!おっさん!!!」
大浴場に入ってきたのは原田のおっさんだった!!!!!
「おや?そこにいるのは………耕司君じゃあないか………奇遇だね」
っていうか前回(※第63話参照)の話の流れからしてここはいやんばかんあふぅ〜ん♪的な展開が来るんじゃあないのか!?なんで!?
「なんで貴様がここにいる!?(汗)」
「なんでって……体中に溜まった汚れを落とすために風呂に入りに来るのはおかしな事なのかい?」
………確かに。
「ところで……ここで会ったのも何かの縁だし、今日は久しぶりにオジサンと流し合いっこしないかい☆」
「全力で断るッ!!!っていうか、前した事あるみたいな言い方するなっ!!!あと、少し赤くなってんじゃあねぇよ!!!!!すげぇきもいからな!!!!!」
「い…いいじゃあないか……お、おじさんどれくらい耕司君が成長したか気になって気になって……はぁーはぁー(///)」
なぜか、息を荒げながらジリジリと俺との距離を詰めるオッサン。な、なんだこのシチュエーション?(汗)
今から●されるのか?俺?(滝汗)
「く、来るなぁあああああああああ!!!!!(汗)」
「あはははははははははははははははははははは★」
全力で逃げる俺。追いかけるオッサン。やべぇムチャコワイ。
つるっ!!!!!
「んぎっ!?」
や、やばい!!!浴場の床にあったセッケンを踏んづけて……ってああああああああああ!!!!!!!!!す、すべるぁあああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
「うわっ!?」
し、しまったぁあああああああああ!!!!!!!!!!俺が今から倒れる方向にちょうどオッサンのすが………のぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
ズテーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!
ガラッ………
「やったーーーーー♪今日はお風呂ボクが一番乗……り………」
ウキウキしながらバスタオル1枚纏った姿で大浴場に入ってきた夏美が見た光景とは………
「あいててて………」
「あいたたた………」
裸の村上君が裸の原田のおっちゃんを押し倒している光景だった………さながらその光景は今から行為を及ぼそうとしている野獣VS野獣!!!まさしく、阿鼻叫喚!!!地獄絵図!!!
「………」
「……ん?夏美………どう………!?」
村上君、状況把握に10秒経過。
「ち、ちがう!!!コレは違うぞ!?夏美!?誤解だ!!!ここは五階じゃないけどゴカイナンダァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)」
「………」
パタン………
「こ、コラ!待て!無言で去るな!?(汗)ちがうんだぁあああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!ぐあああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)」
そして翌日………一階リビング。
「村上君♪オハヨウゴザイマス♪」
「お、おはようございます………(汗)」
…なんで千里さんちょっと嬉しそうなんだ………(汗)
そしてリビングのイスに座ると………珍しくミントがいた。コイツいつも起きるの遅いのにな……
「………」
そして、俺の顔を見るやいなや………
「グー」
「………(汗)」
俺に向けて親指を立てた。それはど、どういう意味かな?カナ?(汗)
「………」
「………グー♪」
千里さんも俺に向けて親指を立てた……なんだコレ?(汗)
「………あ(///)」
「………ゆ、百合ちゃん。お、おはよう」
百合ちゃんは俺の顔を見ると赤くなった………ナンデ?発情期なのか?百合ちゃん?(汗)
「こ、耕司さん!わ、わたし……耕司さんが特殊な性癖をお、お持ちでも………わ、私!が、ががが頑張りますから!!!!!(///)」
………ワーオ。
「あ、あんの………ちびぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!ちくりやがったなぁあああああああああああ!!!!!!!!!!」
そして学校ーーー。
「よう!耕司!お前ついに男にまで手を出したんだって?すげぇな!!!オイ!!!さすがの俺でもちょっと引いちゃうぜ☆今度からお前の事、ゲイ村上って呼ぶな!いや……ハードゲイ村上って呼ぶな!」
サルがいきなりとんでもない事をぶちまけてくれました。
「誰がハードゲイだゴラァ!!!押し倒してねぇ!!!!!っていうかなんでんな事てめぇが知ってンダヨ!!!!!」
「いや……今朝、上野が泣きそうな声で『お兄ちゃんがホモになっちゃった!どうしよう!サル君!どうしよう〜〜〜〜(泣)』って俺に電話してきたんだけどよ………」
……あのチビ絶対いつか泣かす。
「それよりお前アレか?……え〜っと………『お前のケツにゲイボルグ!!!』って奴やったのか!?………うまっ!俺うまっ!やばくねぇ!?」
「全然うまくねぇんだよ!!!!!しょうもない事をぬかすな!!!!!キモイ!!!!!」
あ〜〜〜なんかイライラすんなぁ〜〜〜〜〜………あ〜………
バキッ!!!
パリーン!!!(←メガネ粉砕)
「あぷぷッ!」
メガネがにやにやしながら俺に近づいてきたのでとりあえず殴っておいた。
そして放課後……実行委員会活動二日目。そろそろ学園祭で何をすべきか決めなくてはならない。
「さ〜て!今日も張り切っていくかにゃ〜〜〜♪なっ♪ヤ○マン♪」
「誰がヤ○マンだっ!?」
っていうかなんで会長までそのことを……どこまで変な噂広がってんだ?(汗)もぅ〜最悪……(泣)
「っていうか………なんで今日は俺と会長しかいないんすか………」
「んふふ………あちしと耕司でこの密閉空間で2人きり………コーフンするかい?」
「さようなら」
「コラコラぁ〜帰るなよぅ〜〜〜〜!!!夜はまだ長いんだぞぉ〜〜〜〜!!!!!」
「今はまだおやつの時間です」
「じゃあ、あちしをた・べ・て☆てへ☆」
「さようなら!!!!!」
「あっ、冗談!冗談だってぇ〜〜〜〜!!!!!帰るなぁ〜〜〜〜〜!!!!!」
「…で?なんで俺と会長しかいないんすか?詳細な説明を要求します」
「ん〜〜っとねぇ………まずサルサルは『お腹が痛いので帰ります』でゴキちゃん(※メガネ)は『今日は処理日なので帰ります』ってさ」
大丈夫か………この委員会(汗)
「で?アリスさんは?」
「んっと……大事な用があるらしい………今日はあの子の命日だもんね………」
「『あの子の命日』………?」
「…はっ!なんでもない!なんでもないにゃ〜〜〜〜〜!!!!!!」
会長は慌てていきなり教室内を走り回る会長……なんだ?いきなり?
「ちょ…暴れないで下さいよ会長……はぁ〜……とりあえず俺等2人だけでも学園祭で何するか決めましょうよ………」
「まぁまぁ、んな慌てなくてもいいじゃん♪よっし!今日はあちしと王様げーむをやろうじゃないか!耕司!」
「嫌です」
こうして今日も何も決まらず終了……学園祭まで後13日……本当に大丈夫か?オイ?(汗)