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第62話『コードネームは大切に』

この声は……ま、まさか………

「あ…あなたは……か、会長!?」

「んっふっふっふ……♪」

…この子供っぽい声……絶対そうだ、間違いない!

「……ふぅ〜〜〜」

「おほぉ!?」

目隠しされた状態でいきなり俺の耳の穴にと、吐息が……(///)

「ま、麻里さん……(///)や、やめてください。い、いきなりこんな……変態プレイ……(///)」

「……ふ〜ん♪何?耕司君はこんなのがお好きなのかな?ふ〜………」

「あ、あふぅ!?(///)」

や、やばい!!!こ、こんなん……いつまでも耐えられへんぞ!?ってなんで俺、関西弁になってんだ!?

「ほら……お姉さんの……生暖かい吐息は………気持ち良いかね?ふ〜………」

「あ…く……ぁ………ぁ(///)」

も、もう……もう………だ、だめ………

「ふふふ♪じゃあ、トドメに甘噛……」

「はーい、ストップ。そこまで」

バキッ!

「にゃふ!?」

ドガス!!!メタァ!!!

「ほげ!?」

いきなりアリスさんに会長と俺は殴られた………なんで俺まで。

というか、あきらかに今の擬音からして俺のほうがひとつ多めに殴られてるよね?ね?なんで?






「え〜…なんだ、色々と待たせて悪かったな〜おまいら!ちょっと、アリスちゃんとニャンニャンしてて遅くなってたんだにゃ〜♪ま♪私はこのクラスの実行委員長になった八尾麻里だ!よろしくシコシコ♪」

コノヒト、姉(麻美)と同類だ……(汗)いきなり挨拶が下ネタから入るところ……しかし、あの体系で俺より1つ年上だもんな……畏れ入ったぜ、会長。

「………耕司君、あとでしばくから」

………やだ、ウソん。

「はぁはぁ………か、会長とアリスちゃんが真昼間からにゃ、ニャンニャン……はぁはぁ(///)」

「真に受けてんじゃあねぇよタコ」

このメガネの主成分のほとんどはエロでできてんじゃあねぇのか?あと、お塩とみりんと醤油が少々。

「あ〜……質問は後で受け付けるとしてだな……まずはこのクラスの実行委員は5人しかいんないからさ、とりあえずコードネームとか一人一人つけようかなと思うんだオネェサンは、うん」

…いきなり何を言い出すんだ……コノヒトは。

「じゃあ、直々に会長の私、自らコードネームを付けてあげよう!じゃあ、まずは……え〜っと……あ〜そこの前衛的な髪型してるおとこ!君の本名を言いたまへ♪」

「へ?俺すっか?」

麻里さんはサルに本名を求める。

「麻里さん、コイツは赤神サルっていう奴だ。ヨロシクしてやってくれ」

「いや…耕司君?それ本名じゃないんですけど……(汗)」

まぁ、細かい事は気にすんな。サル君。

「ふむ………サル……サル……サル……あ!思いついたぞ!これなんてんどうかにゃ?」

「どんなのですか?麻里さん」

「プロゴ○ファー猿」

「あんた、それ、言ってみたかっただけでしょ?」

そして、サルを横目で見ると……

「か、かっこいい……(///)」

なんか悶えてた。

「バカだろお前」

「ぷー♪なんだよ〜……文句あるのかよ〜……耕司君〜?」

「いや…別にサルが決める事だから良いけどよ……もうちょいひねってみたらどうだ?」

「そうかにゃ?う〜〜〜〜〜ん………それじゃあ………」

「プロゴ○ファーになりきれなかった猿」

「あなたの頭がひねくれてますね」

「えへ♪誉めるなよ〜♪誉めても何も出てこないもんね♪あ、ちなみに今日の私のぱんてぃはウサギね♪」

「誉めてません。あと、誰も求めてない余計な情報は入りませんから。早く、しまってください。はしたない」

「なんだよ〜〜〜少しくらいコーフンしろよ〜〜〜なんか耕司君のためにスカート上げてる私、バカみたいじゃんかよ〜〜〜〜〜」

いや、確実にあなたはバカだと思いますよ。真性の。

そして、また横目でサルを見ると……

「さ、最高だ………コレ(///)」

なんかクネクネしていた。

「バカだろお前バカだろお前」

結局、『やっぱ長すぎるからボーツ』とか言いながら結局『サルサル』になりました。

……二回言う必要性があるのか?






「え〜っと……次はそこの……あ〜……ゴキブリ君!君の本名教えてくり♪」

ゴキブリ君……(汗)あぁ、そこのアホ毛が触覚みたいってか。確かに。

「ご、ゴキブリ………」

さすがにメガネ君もこれにはへこむよな、人間として。

「え、えへへ……ゴキブリ………えへへ(///)」

全然、へこんでなかった!!!むしろ、変な属性ついちゃった!

「………はて?むしろもう、ゴキブリでいいんじゃないかと思う今日この頃……いや、待てよ……ちょっとかわいらしく『ゴキちゃん』でいいんじゃないか……よっし!OK!君、『ゴキちゃん』で決定!」

……全然かわいくない………(汗)

「じゃあ、今度はアリスちゃんね♪」

「私はいいわよ。つーか、止めなさい。たとえ、小さくても許さないわよ」

「ふぇ!?」

アリスさんが麻里さんをギロッと睨む………こう、見ているとなんか麻里さんは俺達よりひとつ年上には見えんな。

「アリスちゃんがいじめる〜(泣)」

「いじめてないわよ!躾けてんのよ!」

聞き様によっちゃあ、それはそれで結構ひどいぞ?アリスさん?(汗)

「し、躾ける……はぁはぁ………S、SM(///)」

「お前はそんなんばっかだな」

君は溜まっているのかい?メガネ君。

「じゃ……じゃあ、アリスちゃんはまともなコードネームにするから……殴らない?」

「会長の返答しだいですね」

「うぅ〜………じゃあ………『俺の嫁』で♪」

全然懲りてなかった!!!

「か〜い〜ちょ〜?(怒)」

ぎゅう〜〜〜〜〜

アリスさんに頬を抓られる会長………威厳もクソもあったもんじゃないわな(汗)

「いはいいはい〜!アヒフはんいはい〜〜〜〜〜!!!!!(泣)」

……今、少し会長がかわいいと思ってしまった自分はちょっと病んでいるのか?……いや、違うと信じたい。

「はぁはぁはぁ………あ、アリスたんにいじめられている会長………か、かぁいい(///)ぼ、僕もいじめられたいなぁ………会長とアリスたんに同時に攻められたい………ふーふーふー………うふふふ(///)」(メガネ)

少なくともこいつとは同類と思われたくない。

ちなみに結局、アリスさんのコードネームはまんまの『アリス』でした。






「んじゃあ、最後は耕司君だけだね♪何にしよっかな〜♪」

マジかよ………(汗)

「あたしゃあ、耕司君には散々、お世話になったからねぇ……主に下の穴」

「してませんから」

頼むから危険な発言しないで下さい……会長。

「じゃあ、耕司君は特別カッコいいコードネームにしてあげるぜ♪」

「………もう、なんでもいいですよ(汗)」

「ん〜、じゃあ『仮面ラ○ダー耕鬼』で♪」

「やめてください………(汗)」

「なんだよぅーーーーーじゃあ、これでいいだろ!?『仮面ラ○ダーになりきれなかった耕鬼』」

「もう、それはいいですから」

だいたい、それなら仮面ラ○ダーのくだり全くイラネェじゃねぇですか。

「む〜〜〜〜〜!じゃあ『ロリコン耕司』でいい!?」

「いいわけないだろチビ」

「ムッキーーーーー!!!!!言ったな!!!!!私が1番気にしている事を!!!!!……んっふふふ……いいだろう、そろそろ私に対して挑戦的な態度をとったらどんな目に合うか耕司君に教えてあげないとね………」

「既に酷い目に合ってます、会長」

「それは………」

「ムッシングですか」

「ホモになります。男が欲しくなります」

「それはすごく嫌ですね」

ならないですけどね。

それに近い男が目の前にいますけど。






「質問したい事が山ほどあるんですが」

「うむ、どんと来い。めがっそ来い。プリっと来い」

「まず……なぜうちのクラスの実行委員じゃないあなたがここにいるんですか?」

他にも聞きたい事があるが……まずこれだろ、やっぱり。

「ふむ………まぁ、なんと言うかノリで?」

「ちゃんと答えてください」

「結構、攻めるねぇ……耕司君、私ゃ君の未来に不安を感じるよ」

「誤解を招くようなこと言わんでください……で?なんでですか?」

「うん……まぁ、なんていうか………このクラスはある意味特殊だって噂はあちこちから聞いていたわけなのだよ。そこで……え〜っと、ちょっと言いにくいんだけど………」

…会長がちょっと気まずい顔をする……こんな会長の表情初めて見たな。

「遠慮なく言ってください」

「うん………まぁ、その………なんていうか……学園の教師も耕司君のクラスに目をつけてて………」

……なるほど。なんとなく話が見えてきた。

つまり、問題児の多いうちのクラスが学園祭でハメをはずし過ぎない様に釘を刺すためか。

さしずめ、会長は複数の教師……いや、つるっぱげ校長とかに圧力を受けてこのクラスの監視を命じられた、そんなところか。

「会長、もういいですよ」

「うん………ごめんね」

俺もこんな表情の会長を見るのはなんとなく嫌だ。

「かいちょ〜、質問いいすっか?どうしてそんなにチッチャイんですか?ちゃんとミルク飲んでます?」

「…サルサル、あとでシメルから」

気まずい空気をサルが一掃してくれたのか………発言には色々と問題が山積みだが。

「ええっと……じゃあ、なぜ俺らを実行委員に?」

それが1番聞きたかったことだ。

「ふむ………そりゃあ、君らは高宮学園の『3Kトリオ』って言われているぐらいの存在感だからね♪色々と学園祭を盛り上げてくれると思ったからさ♪あっ、ちなみにコレ、他にはナイショにしてるから♪」

さ、3Kトリオ………?初耳だぞ、そんなん(汗)

「3トリオって………なんすか?ソレ?」

「えっと………なんだったっけな〜〜〜〜〜………あっ、そうそう!思い出した!確か……『キモイ・汚い・汚らわしい』で3Kだったと思うぜ!」

何…その不名誉な栄光(汗)

「会長……かぶってます、ソレ」

サル…ツッコムべきところはそこじゃないだろ……

「う〜ん?『キモイ・汚い・口臭い』だったっけな?」

口臭いってなんだ………

「???『くらえ!俺の豆鉄砲!』だったっけな?」

もう、ワケが分からない………あと、すでに3Kじゃないし。

「……会長、もしかして会長が勝手に言ってるだけなんじゃあ………」

「あ、そうだった♪てへっ♪」

「一発、殴ってもいいですか?」

「イヤン♪」

「………」

その上目使いは卑怯だ………(汗)






「そう言えばなんでアリスさんも実行委員なんだ?」

俺はアリスさんに尋ねてみた。

「………」

無言……いや、目が言ってる。『そこのチビに聞きなさいよ』と………

「会長、なんでですか?」

「おっと、だいぶ時間が経ってしまった!皆、今日のところは解散ね!」

「あ、あの………?」

会長はそそくさと教室を出て行く………逃げられた(汗)

「………なぁ、耕司?」

「…あん?なんだ、サルサル」

「俺ら……今日、出し物の話全然してねぇよな………」

「………あ」






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