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第61話『性質の悪い妄想はダメ、絶対』

そして、教室という名の密閉空間でソワソワドキドキしながら他の実行委員が来るのを待つ俺とサル(慎也)とメガネ(英男)……なんか嫌な構図だ…(汗)

「……で?その実行委員の女の子ってどんな子だったんだ?メガネ」

そして、サルはメガネに問う。コイツ……落とす気満々だな。

「ふむ……か、かぁいいぞ(///)」

なぜ、そこで照れる……(汗)

「イヤ……もっと具体的な特徴とかねぇのかよ……例えば胸がでけぇとか尻がでけぇとか胸がでけぇとか胸がでけぇとか胸がでけぇとか胸がでけぇとか」

サル、てめぇは胸フェチか。

「ふむ……そうだな、彼女の事を一言で表すならば『ワオ!ハト豆ズッキューーーーン!』ってな感じだな」

ますます意味不明だメガネ。

「ほう、なるほどザワールド」

今ので通じたのか……サル。

「うむ、彼女と会えばここもズッキューーーーーン!とくるのも間違い無しだ」

ギュッ

「とか言いながらブツを握るな、メガネ。そして、何、興奮してんだメガネ」

そこをモコモコさせるな、コラ。






「遅いな……」

「忘れてんじゃあねぇのか?アリスさん」

もう、すでにあれから1時間待っている俺とサルとメガネ……この状況が続くのは何気に嫌なんだが。

「なぁ……耕司?俺達、もしかして気ぃ遣って貰ってんじゃあねぇのか?」

「何にだよ」

「いや……ほら?こんなに待たされているとなんか変な気分になるじゃん?」

「ならねぇよ」

どんなプレイだそれは。

「ふむ……サル君の言いたい事もよく分かる。何だかついここがズッキューーーーーン!と来ちゃうよね、うんうん」

「何故」

「いや……ほら!アリスちゃんって普段ツンツンしてるじゃん?でも、あれがエロゲーの攻略キャラだと仮定して見ろよ!そしてアリスちゃんルートのクライマックス………ベットの上でだな……」

………











(※これは全てサル君とメガネ君の妄想です。真に受けないでね)

『アリス………本当に俺なんかで………いいのか?』

『ふ……ふん!いいって言ってるでしょ!?普段、ヘタレのあ、あんたなんかに心配される謂れなんか無いわよ!そ、その元気なブツを早く私に入れちゃいなさいよ!(///)』

『アリス………』

『な、何よ……その顔は……い、良いっていってるでしょ!?そ、それとも何?あんたここまで来てやっぱり止めるとか言い出すんじゃあないでしょうね………』

『………』

『………な、何とか言いなさいよ(///)』

『………』

『………こ、こらぁ……は、早くい、言えよぅ……(///)』

『俺に焦らされ焦って赤くなるアリスかぁいい(///)』

『なーーーーー!(///)』

『ははっ、照れてるアリスは本当にかぁいいなぁ……』

『〜〜〜〜〜!(///)』

『ははは………もちろん……最初はキス……からだよね?アリス?』

『あ………う、うん(///)』

『………ん』

(※素敵な妄想終了)











「「くぁーーーーー!!!!!たまんねーーーーーー!!!!!」」

「……お前らの想像力は神並みだよな」

本当に色んな意味で畏れ入ったよ、サル、メガネ、お前ら天才。

そして、服を脱ごうとするな、コラ。

「まぁ、ハッピーな気分に浸っているところ悪いんだが、実は本人がお前らの真後ろにいるわけなんだが」

鬼のような形相をしたアリスさんがメガネとサルの真後ろに仁王立ちしていた。

な〜む〜






「じゃあ、始めるわよ」

こうしてようやく始まったクラス実行委員会……おいおい素敵なメイクだな、サル、メガネ。

「こ、今回はマジでし、死ぬかと思ったよ………」

あれだけボコボコに殴られて死ななかったお前に既に俺はびっくらこんだよ。

「し、しかしだな……色々と得たモンがあったよなぁ………なぁ?メガネ?」

「あぁ…そうだな、サル君」

「はぁ?何を?」

「………痛みを通り越したその先に素敵な楽園………そう、シスターが我々に『苦痛』という名の悦びを与えてくださったのさ」

「………」

「………あぁ〜、今、思い出しただけでもゾクゾクするぜぇ〜〜〜〜〜くぅ〜〜〜〜〜はぁ〜〜〜〜〜」

………ダメだぜ、コイツラ!ますます変態に磨きがかかっているぜ!

「そこ!うるさい!」

ひゅん!

グサ!

グサ!

グサ!

……額にアリスさんが投げたチョークが突き刺さる………なんで俺まで。

……てか、チョークって突き刺さるものなのか。






「そういえばアリスタン。もう1人のかぁいい実行委員タンはどこにいるのだ?」

メガネがアリスさんに問う……

「そうだ!そうだー!早くもう1人の実行委員の女の子をだせー!早くしないと喰っちゃうぞ〜コラ〜」

バキッ

「あふぅ!」

サル……お前だけはまだましな男友達だと思ったんだが……ついに正真正銘メガネと同属に……

仕方ない、俺が普通に聞いてみるか。

「おい、アリス。そこのメガネから聞いた話だがもう1人、うちのクラスに実行委員いるんだろ?」

「………」

……おい、なぜそこで急に不機嫌な顔になる……アリス。

「……さっきからあんたの後ろにいるわよ」

…後ろ?

振り返ろうとすると……

「だーれだ♪」

いきなり目の前が真っ暗に………この声はまさか………






………って、もう終わりかよ。






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