第60話『基本的に時間軸とか無視しちゃってます、この小説』
学園祭編スタートです…サブタイでも言ってますが基本的に時間軸無視してます。
「さて!んじゃあ、そろそろ2週間後に差し迫った毎年恒例の我が校の学園祭について話し合ってもらおかにゃあ〜♪」
いつものHRで我が自称担任である麻美様からそんな発言が飛び出した。
「学園祭ねぇ……」
普通はそこで誰もがひゃっほーーーーーう!とか奇声を上げながら悦ぶところなんだが……どうも、あまり学園祭にはいい思い出がねぇんだよな……俺。
「お兄ちゃん?どうしたの?あんまり浮かない顔してるね?学園祭だよ?ウキウキするねっ!!!」
「……なぁ、学園祭って具体的には何すんの?うちの学校?」
「え〜っと……1クラスにひとつ出し物をするの!それと、部活の人達は学園の中庭で屋台を出してるの!」
へぇ………意外と普通じゃん。
「きゃっほーーーーーう!!!!!」
ぬぎぬぎ
するとなぜかいきなり服を脱ぎだすメガネ(バカ)………
「何…やってんの!!!!!」
バキッ
「あへぁ!!!!!」
そしてアリスさんの蹴りを急所に喰らうメガネ………色々とときめきすぎだろ………メガネ。
「なんだ耕司、お前テンションあがらねぇのか?」
そして、エテ公(慎也)が声を掛けてきた。
「別に………勝手にやってくれって感じ?」
「なんだよ、お前そんなに消極的な奴だったか?甘ちゃんだなーオイ。そんなこと言う奴には今度から『ストロベリー村上』って呼ぶぞ?コラァ?」
「そんなワケの分からないあだ名で呼ぶのは止めてくれ……」
「うるせぇ、ストロベリー」
プッツン
「黙れ、『パイナップル赤神』」
「なんだと!ストロベリー」
「貴様っ、パイナップル!」
「ストロベリー!」
「パイナップル!」
「ストちゃん」
「パイちゃん」
「ストちゃん………(///)」
「パイちゃん………(///)」
「何キモイ会話してんのよ……あんたら」
変な気分になりかけた頃、いきなりアリスさんが俺達に声を掛けてきた………
「まぁまぁ……アリスちゃん……僕はストちゃんもパイちゃんも甘くて好きだがどちらかというと赤く熟れたかわいらしい実がプリップリとしたストちゃんの方が断然お勧めだなぁ………じゅるり、くひひ(///)」
そしてメガネも降☆臨。なぜかすんげぇ寒気がするのは俺の気のせいか?
「私に近づくなキモイ」
ドガス!
「ぐへ」
そしてアリスさんに一蹴されたメガネ君。すげえ……過去最高に早い攻撃だ……アリスさん。
「…で?アリスちゃんが俺達に声かけるなんて珍しいな。何か用?」
サルがアリスさんに尋ねる。すると、アリスさんはなぜかぶすっとした顔で……
「あんたら、このクラスの学園祭の実行委員になってもらうわよ」
「「へ?」」
なんですと?
「「なんで?なんでなんで?」」
「いちいちハモらないで。キモイわ」
「「ちょっ…待って?待って待って?」」
「次、それやったらコロスわよ?」
「「ゴミンナサイ……(汗)」」
いや……だからなんでいきなりんなことを?
「私だって……本当はあんたらにも協力してもらうなんて気が滅入ってんのよ………はぁ〜…なんであの子はこんな社会のゴミみたいな奴らに……はぁ〜〜〜〜〜」
いや……すんごい言われようだな……俺達(汗)
「……?その言い方だとアリスちゃんも実行委員なのか?」
「そうよ、無理矢理だけどね」
……無理矢理?
「とりあえず、今日の放課後さっそく学園祭の企画会議するからこの教室に2人とも残ってて」
「…本当にいいのか?アリスちゃん?実行委員はお前と俺ら2人の計3人……つまり比率で言えば女:男=1:2ってわけだ………この密室の教室でだ……へへ、これが何を意味するかわかってんのかよ」
パチン!!!
「じゃあ、放課後」
そしてアリスさんはそそくさと教室を出て行く………
「………」
「お前、命知らずな」
サルの紅葉形に腫れ上がった頬を見て思う………あぁ、こいつもあのメガネと同類項だなぁ……と。
「イインダヨ……これで。いつかこの傷が男の勲章となる日が必ずやってくると俺は……そう信じているんだ」
「いや、言ってる意味わかんねぇから」
そしてーーーーー放課後。
「………あれ?なんで君もいるの?めっがーね君?」
「そうだよ?アリスさんに呼ばれたのは俺とストロベリー君だけダヨ?ダヨ?」
「いやサル君、いい加減そのあだ名やめてヨ」
教室でじっと獲物を狙うかの用にギラギラした眼(?)で待っているとなぜかメガネ様英男も教室に残っていた。
「ふむ……どうやら君達はアリスたんに呼ばれたみたいだね……」
?
「お前、アリスさんじゃくて他の奴に呼ばれたのか?」
「あぁ………アレは綺麗な子だったね……思わず食べちゃいそうだったよ……でも残念……僕は12歳以上は対象外なんだよ……あれが幼女だったら、まずトイレに連れ込んでこう……ガブッと……もみもみっと…」
「スットーーーーープ、めっがーね君、そろそろ止めよう変態談話」
危ない危ない………
「じゃあ、実行委員つーのはまだいんのか?」
「そうみたいだな。とりあえず、めっがーね君の話から推測するに女の子みたいだがな」
「へぇ〜………じゃあ、期待………してていいんだよな?耕司………(///)」
「そこでなぜ俺に熱い視線を送る……(汗)」
そして俺達は期待と不安と欲望(?)を胸に抱き他の実行委員が来るのを教室でじっと待っていた………
……でも、なんで俺達がこのクラスの実行委員に選ばれたんだろうな?
ワケワカメ………