第6話『若い頃は思いっきり遊んでおいた方がよい』
僕は弁等派デス・・・
「・・・ふぃ〜〜〜・・・ようやく解放された・・・」
初日からいきなり勉強という名の拷問に耐えてようやく昼休みとなった。
・・・まあ、耐えるも何も先公の授業なんざ聞かずにずうっと折り鶴作ってたがな・・・(ヒマだから)
おかげで一万羽もつくっちゃったヨ僕。すごくね?エッヘン。作っている途中で右隣のアリスさんから
「・・・ああ、きもいわ・・・」とか言われたけどね。さすがに傷ついたけど。
・・・ぐぎゅるるる〜〜〜・・・どうでもいいが腹へったな・・・
「さーメシメシ!!今日は学食だ〜〜〜い!!」
・・・と・・・
半笑いでメガネマンが俺に近づいてきやがりました。腰をクネらせるな。きもいわー(^^)
「AHA〜〜〜N!!耕司きゅん!!喰いにいこうヨ!!」
・・・ナニを喰う気だ・・オメーは・・・というか『きゅん』とかつけるな。きしょいわー(^^)
「・・・」
・・・シカトシカト・・・
「・・・もう〜〜〜き・い・て・る・の・?こ・う・じ・きゅ・ん?
聞いてくれなきゃ、英男こまっちんぐ。てへ」
・・・英男とは俺の目の前に沸いて出てきたコノ、変態かつホモ野郎こと
三上英男のことだ・・・『英男こまっちんぐ』とか言うな。恋する乙女かオメーは。
「もう〜〜〜こ・う・じ・きゅ・ん・・・んふー・・・」
すうぅぅぅ〜〜〜・・・ぞくぞくっ!!
「おぶぎゃあああああ〜〜〜〜〜!!!な、ナニしやがる!!きさまぁ!!」
こ・・・こいつ!!今、俺の耳の穴に息吹きかけおったゾ!?鳥肌立ったわ!!ぞーっ・・・
「ナニって・・・ラブ吐息?てへ」
「・・・・・」
どごぉぉおおん!!
「おぷぎゃっ!!」
・・・英男君のぽんぽんにタイキックを入れてやりました(^^)
「コーちゃ〜〜ん!!学食一緒にいこうヨ〜〜〜!!」
おーおー向こうから最近出現率の高い、まな板娘さんがやって来ましたよ。
「・・・コーちゃん?・・・今へんなこと考えてなかった?」
「いや・・・別に・・・オッパイちっちゃいな〜とか考えてないゼ。全然」
「・・・コ〜ちゃんの・・・鬼畜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
ぺし!ぺし!ぺぎゃぁぁぁぁん!!
「ぎゃべじっ!!」
「うわあああああ〜〜〜〜〜ん!!(泣)」
・・・夏美サンは俺に往復ビンタをかました後、泣きながらどこかに行ってしまった・・・
泣きたいのは僕ちゃんだよ・・・いててて・・・
さすがに今のは露骨過ぎたかな・・・後で謝っておこう・・・
手土産にドラ焼きでも持っていったらすぐ許してくれるだろう・・・
根が単純そうだからな・・・アイツ・・・
この学園の学食はちょっと変わっている。まあ、食券がねーというのもそのひとつだが
それよりももっとびっくらこんなのは・・・めにゅ〜が存在せんのだ!!ここには!!
じゃあ食堂でもなんでもねーじゃんソコ・・・だって?ち、ち、ち、甘いな!!
ちんすこうよりも甘ちゃんだぞぉ〜〜〜!!君たち!!・・・びみょ〜とか思うなよ・・・
そう・・・自分が食べたいものを言えばすぐ作ってくれるのだ〜〜〜!!すごくない!?
そして、俺は結局あれから野郎2匹(H.M.君とZ.T.君)に捕まってしまい
昼食を共にすることになった・・・なんの因果でこんな目に・・・(泣)
食堂は人であふれ返っている・・・
わいわいがやがやざわざわやんややんやはぁはぁもみもみびゅっびゅっ
「・・・気になる擬音が多々あったが・・・さて・・・ナニ食うかな?」
「HAHAHAHA!!耕司きゅん!!めにゅ〜はよりどりみどりだゾ!!はあはあ・・・
あの子はうまそうだな〜〜はあはあ・・・あっちの子はおかずになりそうだなぁ〜〜ぐふぇふぇ・・・」
「ナニを言っているんだ・・・君は・・・」
公の場でニヤニヤするな!!変質者みてーじゃねーか!!
「耕司さん。早く決めないと昼休み終わっちゃいますよ?」
条一郎君が焦らす・・・うお!!もう15分しかねーじゃねーかっ!!やばい!!やばい!!
「あの席とっときますから早く決めて来てくださいね」
・・・優しくていい子だな・・・条一郎君・・・その性的嗜好に問題がなければなほよかったのに・・・
「・・・よし!!僕ちゃんの大好きな激辛カレー!!君に決めたっ!!」
よし!!そうと決まればカウンターの前に立っている食堂のばあさんに言おう!!
・・・このばあさんさっきからぷるぷるぴくぴくシテイルゾ・・・だいじょーぶか?・・・(汗)
「激辛カレーひとつお願い」
「・・・・・」
・・・おいおい何の反応も示さねーゾ。このばあさん。もういっちょ言ってみるか・・・
「おおお〜〜〜い!!激辛カレーひとつお願い!!」
「・・・・・」
くそ〜〜〜なんかむかつくぜぇ〜〜〜コノばばあ・・・もしかしてこっくり逝っちゃってンじゃ
ねーだろうなこのばあさん!!おいおい、勘弁してくれよぉ!!マジで!!
今度は絶対聞こえるようにばばあの耳元で叫んでやる!!ちくしょおおお!!
「おおおぅうううい!!激辛カレー!!ひとつ!!」
「・・ぐ〜・・・・・・・・・・あ?なんじゃて」
あ!!今まで寝てたな!?クソばばあ!!そう考えると余計腹が立ってきた!!
「だから激辛カレーだってさっきから言ってんだろうがよおおおおおお!!」
「・・・あ?過激なカレー?ぐふぇふぇ・・・まだ、あんたにははやいじょ・・・そ・・そんなに・・・
わしゃの体をね・・・狙ってるんかいの・・・?・・・ぽ・・・なんじゃか・・・恥ずかしいのう・・・
・・・でもあんた男前じゃけんねぇ・・・・ぽ・・・そ・・・そんなに言うなら・・・ぽ・・・・・・・
や・・・優しくするんじゃ・・・ゾ?・・・ぽ・・・痛く・・・する・・んじゃにゃいぞ・・・ぽ・・・
ああ・・・わしゃもあんたみてーな頃はよく遊んだのぅ・・・武の時は激しかったのう・・・・ぽ・・・」
「な・・・何の話をしているっ!!激辛カレー!!だっ!!げきから!!誰がオメーみてなばばあの体なんぞ狙うか!!いきなり食欲失せるようなこというなっ!!クソばばあがあああ!!」
「な・・・なんじゃとおおおおお!?誰がばばあじゃっ!!わしゃあ、まだ
きゃぴきゃぴちゅぴちゅぴの花の18じゃぞおおおおお!!こんのクソがきゃあああああ〜〜〜〜〜!!!」
「そこだけはしっかり聞こえてんのかよ!!しかも一発でばれる嘘をつくんじゃあない!!くそばばあ!!」
こうして俺、村上耕司対食堂のばばあの決戦が始まった!!!
・・・あれ?・・・なんか忘れているような気がするが・・・
まあ、いっか・・・
・・・き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・
・・・き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・
・・・き〜んこ〜んか〜んこ〜ん・・・
・・・授業開始のベルが鳴っている・・・
・・・こうして俺は初日から昼メシと先生の好感を失うのであった・・・
頑張ります
色々と(^^)