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番外編その9『カップリングはお好き?』

※今回は『濃い』です。『恋』ではありません、『濃い』です。ご注意ください。

「いてて!目になんか入った!」

ごしごしっ!くそ〜目がいてぇ!!!ごしごしごしっ

「待て待て耕司、目をこするな。どれ、ちょっと見てやるからこっち向いてみろ」

「お・・・おう」

・・・サル、お前ってそんな優しい奴だったっけ?

「・・・・・ん〜っ?ああ・・・まつ毛が目ん玉に入ったんだな・・・・・よし、動くなよ?」

「お・・・おう」

・・・・・なんか顔ちけぇ・・・・・いや、そっちの気はねぇけどよ・・・・・

「・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・?ん?なんか誰かの視線を感じる・・・・・ぞくっ、うぅなんだ!?この寒気は!?

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・(汗)」

・・・・・・・・・・誰だ?気になる・・・・・(汗)

「・・・・・・・・・・よっし、もぅ大丈夫だろ!!どうだ!?耕司!?」

「・・・・・・・・・・おぉ、ありがとよ、サル」

「おうよ!今度、目玉関係の事ならなんでも相談しろよ!?なっ♪」

どんな相談だよ・・・(汗)っていうか!さっきの視線は誰だっ!?後ろを振り返ると・・・

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

ダッ!!!

「お、おい!?」

ダダダダダダダダダダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・

・・・・・

そいつと目が合うといきなりそいつ・・・ミントは脱兎のごとく逃げていった。・・・なんだあいつ?(汗)

「おい、耕司。今の幼女誰だよ?」

「幼女っていうな・・・(汗)あいつは俺と同じ寮に住んでいるミントっていう子だよ」

「ほぅ・・・・・おいしそうだな」

「どっちの意味でだ(汗)」

しかし・・・あいつ、人の顔を見るなり逃げていきやがるなんて・・・・・っていうか、なんかあいつ若干嬉しそうな顔してたよな・・・・・なんでだ?

「・・・・・ん?なんだこの本?」

サルが何か発見したらしい・・・・・

「おい、耕司なんかあの子、本落としていったぞ?」

・・・・・???






『こうじ×じょういちろう』






・・・本の表紙にはそう記されていた・・・・・

「「・・・・・・・・・・」」

・・・・・・・・・・いや、もぅなんと言ったらいいのか・・・・・

「・・・・・・・・・・お前の世界、開けてみようゼ」

「ま・・・まてっ!!!や、やめろっ!!!サルッ!!!ものすごく嫌な予感?いや!!悪寒がするっ!!」

「いやいや・・・もしかしたらそのまんまの意味かもしれないぞ?『こうじ×じょういちろう=ひでおちゃん』みたいな」

「ねえよっ!!!どんな計算だっ!!!それっ!?というか、チョー不快だよ!!!その計算っ!!!」

「しかしな・・・人間というものは1度気になりだしたらいてもたっていられなくなるものだよ、堂本君」

「誰が堂本君だっ!!!とにかく・・・やめっ・・・!ってああああああああああ!!!!!!!!!!」

ぺらり・・・(本を開く音)






愛の逃避行 第1愛『こうして僕らは恋をした』presented by Minnto Aida

(※ジョウイチロウクン視点)

僕は高宮条一郎。恋する乙女(?)です。最近、気になる人・・・いや、憧れている人がいます。

今は授業中・・・僕はその人の席のななめ後ろの席なのでいつもその人の後ろ姿を見ています・・・・・

あぁ・・・この胸の高鳴りはなんだろう・・・・・その人の顔を見ると・・・・この胸の辺りがキュンとするんです・・・・・コレって・・・恋?なんでしょうか・・・・・?いけない恋だとわかってるのに・・・・・

でも・・・でも・・・伝えたい・・・・・あの人に・・・・・僕の『想い』をーーーーー

・・・そして授業が終わり僕が席でじっと座っているとその人がふいに後ろを振り返り・・・・・

『条一郎君?今日は顔色が悪いね?大丈夫かい?』

・・・どきゅん・・・・・あぁ・・・・・僕は今、どんな顔をしているんだろう・・・・・

『念の為に保健室で休んでおいたほうがいいな。僕が連れて行ってあげるよ』

ひょい・・・

え・・・・えええ〜〜〜〜(///)こ・・・これって・・・お・・・お・・・お姫様だっこ!?(///)

『おーっ♪ひゅ〜♪ひゅ〜♪やるねぇ〜♪村上君やっさしぃ〜♪』(男子J)

『お似合いだよ〜♪お二人さん!!!あたし応援してるよ〜♪』(女子M)

あぁ・・・こんな教室でこんなこと・・・・・は、恥ずかしい・・・・・(///)

『こ・・・耕司さん・・・・・(///)』

『?ん?どうしたい?条一郎君?顔が赤いよ?いけない、風邪かもしれないね。どれ・・・』

ぴと・・・

『〜〜〜〜〜(///)』

『ん・・・』

僕のおでこに耕司さんのおでこが触れる・・・・・か、耕司さんの顔が目の前に・・・・・(///)

『・・・熱あるね・・・・・さっそく保健室にいこうか』

にこ・・・・・

・・・・・ハァハァ耕司さん・・・・・僕、あなたの事がーーーーー






保健室は薄暗かった・・・

『・・・うーん、保健室の先生はどうやら留守のようだね?・・・・よし、条一郎君、とりあえずベットで横になっておいた方がいいね』

『・・・・・あ』

保健室のベットに寝かされる僕・・・

『先生からは僕が言っておいてあげるからゆっくり休んでおくんだよ?』

にこ・・・

あ、アァ・・・・・もぅ・・・・・・ダメ・・・・・・ダメです・・・・・・耕司さん・・・・・・・

『こ・・・耕司さん!』

『?なんだい?条一郎君?』






『僕・・・・・すごくさみしいです・・・・・だから・・・・・傍に・・・・・傍にいてください・・・・』






・・・・・

耕司さんは僕のすぐ横にいる・・・・・

・・・・・あったかい・・・・・耕司さんってこんなに体おっきかったんですね・・・・・

『・・・条一郎君?眠れるかい?』

耕司さんは天使のような笑顔で僕を見つめる・・・・・

『ーーーーー』

僕は幸せすぎて声が出ませんでした・・・・・

『・・・・・ん』

え・・・・・?

『・・・・・ふ、ふむんぐ!?』

こ・・・この感触は・・・・・

『・・・条一郎君・・・・・』

『・・・耕司さん・・・・・』

・・・そうか・・・・わかった・・・・

耕司さんは僕を求めているんだ・・・・・僕が耕司さんを求めているように・・・・・

『・・・条一郎君・・・・・』

『・・・耕司さん・・・・・』

・・・・・

もぅ、2人の間に形だけの言葉なんていらなかった・・・・・

・・・・・心が通じ合っているんだから・・・・・

そう・・・・・

・・・・・・・・・・『好き』なんだということを・・・・・・・・・・・






『あ・・・・・』

耕司さんは僕のシャツに手をかける・・・・・

・・・・・シャツのボタンが一個ずつゆっくりと解かれていく・・・・・

せかすように・・・・・あせらすように・・・・・

『あ・・・・・あぁ・・・・・こ・・・耕司さん・・・・・』

『・・・・・僕に抱かれるのは嫌かい?条一郎君?』

耕司さんは不安そうな・・・・・寂しそうな顔で僕を見つめる・・・・・

『そ・・・そんな事ないです!耕司さん!で・・・でも・・・その・・・・・』

『・・・・・あ・・・・・そうだね・・・・・僕も・・・・・』

すると耕司さんは自分のシャツのボタンもゆっくり解いていく・・・・・

通じた・・・・・やっぱり、僕と耕司さんの心は通じ合っているんだ・・・・・

嬉しい・・・・・涙が止まらなかった・・・・・

『・・・・・耕司さん・・・・・』

『・・・・・条一郎君・・・・・』

2人の距離は縮まる・・・・・

『・・・・・耕司さん・・・・・』

『・・・・・条一郎君・・・・・』

さらに・・・・・さらに・・・・・そして・・・・・・

耕司さんは僕のあごを左手で添え、右手は・・・・・僕の・・・・・

『フフフ・・・・・・君の蜜・・・・・僕にくれるかい?』

『あ、アァ・・・・・・・・・・耕司さんの手・・・・・ほんのりあったかい・・・・・・』

『あぁ・・・・・その顔いいよ・・・・すごく・・・いぃです・・・・・ジョウイチロウクン・・・・・』

『あぁ・・・・・耕司さん・・・・・耕司さんが僕の中にはいって・・・・・』






ばたんっ!!!!!(本を閉じる音)

「・・・・・・・・・・(汗)」

「・・・・・・・・・・(汗)」

・・・・・・・・・・

「・・・・・・・・・・耕司」

「・・・・・・・・・・なんだよ」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・なんか言えよっ!!!ボス猿っ!!!!!だんまりかごらぁ!!!!!(泣)」

なんなんだっ!!!この・・・!何かを失ったような気分は!!!(泣)何か大事なものを失ったような気分は!!!(泣)嫌過ぎるっ!!!切ねえ!!!うおおおおおあああああ!!!!!(泣)

「ああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(泣)」

ガンっ!ガンっ!ガンっ!ガンっ!ガンっ!(壁に頭突きをする耕司)

「お・・・落ち着けっ!!!耕司っ!!!お前の気持ちはよく分かる!!!しかし自分自身を傷つけてもなにも解決しねえぞ!?と・・・とりあえず!!!落ち着けって!!!なんか血ぃ出てからな!!!オイ!!!」

「ふほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!(泣)」

ガンっ!ガンっ!ガンっ!ガンっ!ガンっ!






1時間後・・・・・

「・・・・・・・・・・」

「お・・・落ち着いたか?耕司?(汗)」

「あぁ・・・・・・とりあえず・・・・・探すぞ、グレイ」

「(グ、グレイ!?(汗))だ・・・誰を探すんだ?耕司?(汗)」

「決まってんだろ・・・・・ミントだよ・・・・・お前も手伝え」

「な・・・なんで?」

「・・・お前、悲劇を繰り返してもいいのか・・・・・?」

「・・・・・え?」





『こうじ×サルちゃん』






「い、いやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

「だろ?俺も嫌ああああああああああああああああああああああああああああ、だ。とりあえず校内を二手に分かれて探すぞ?見つけたら、即捕まえろ!!!俺は東校舎を探す!!!お前は西校舎を探せ!!!」






(※サル視点)

「といっても・・・・・なあ」

俺はあの子とは全然喋った事がないからもし見つけたとしても無理やり捕まえたらなんかただの変態みたいになりそうだしなあ・・・・・どうしよう?

「う〜ん・・・・・」

しかも・・・西校舎ってあんま来た事ないんだよな・・・・・俺。

「・・・・・とりあえず、探しますか」

第2の惨劇が起きる前になんとかせねば。

・・・とりあえず・・・・・情報収集が必要だな、おっしあのかわいらしい1年生の子に聞いてみるか・・・

「お〜い、ちょっと!そこのかぁいい君!ちょっといいかい?」

「ひっ!なんでしょうか・・・・・?」

・・・しまった(汗)いきなり怖がらせてしまった・・・落ち着け、サル。冷静に冷静に・・・・・

「き・・・君ぃ・・・・・あのね・・・その・・・ちょっと・・・・・」

「ひ・・・ひぃ・・・・・(汗)」

し、しまった!緊張しすぎてなんかめちゃくちゃ低い声になってしまった!

「は・・・はははちょっと?なんで?なんで君ちょっと引いてるの?べ・・・別に俺さ?君に下心なんて抱いてないよ?おっぱい柔らかそうだな〜とか、さわってみてぇ〜とか、ふとももすりすりしてぇ〜とか、おぱんちゅ何色かな〜とか、脱がせてぇ〜とかそんなことこれっぽちも考えてないよ!うん!全然!」

「し・・・失礼します!」

がしっ(腕を掴む)

「ま・・・待ってよ!まだ俺、何も聞いてないよ?ははは・・・」

「は・・・離してください・・・・先輩・・・・・」

「いいからさ、ちょっとここだとうるさいから表出て話そうよ!僕と」

ぐいっぐいっ

「い・・・嫌っ!は・・・離して・・・・・」

「な・・・なんでそんな嫌がるのカナ?ぼ・・・僕、結構こう見えてもナイーブなんだよ?き・・・傷つくな

ぁ・・・そういう露骨な反応・・・・・良心的な僕でもしまいに怒るよ?しかし」

ぎゅう

「い・・・いた・・・・・・は・・・離して・・・・・」

「いいから!こっち来いよ!別に痛くないからさ!すぐ済むよっ!・・・まだ抵抗するつもり?よ〜し・・・

そっちがそういうつもりなら・・・・・僕も考えるよ?・・・・・おらあ!!!親には内緒だぞ!?無理やりにでも連れて行くからな!!!!!さあ!!!!!こっち来い!!!!!」

ぐいっぐいっ

「いい加減に・・・・・しなさいっ!!!!!」

ばっきーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!(タイキック炸裂!!!)

「ぐえ!!!!!」

ばったんきゅ〜〜〜〜〜

い・・・いでえ・・・・・だ・・・誰だっ!?いきなり、後ろからムエタイかましてくるやつは!?

・・・・・って、アリスさん!?なんでここに!?(汗)

「ごめんね、大丈夫?怪我はない?トラウマになるかもしれないけど今、起こった事は忘れてね」

「は・・・はい、ありがとうございます、先輩」

たたたたた・・・・・

「あ・・・アリス!いきなりなにすんだヨ!!!!!あの子、逃げちゃったじゃないか!!!!!どーしてくれるんですか!?ちょっと!!!」

「黙りなさい!!!この変態!!!」

ばきっ

「ぐ・・・ぐへ!!!いつつ・・・・・なんで俺の邪魔すんだよぅ!ただ、あの子にミントっていう子見たか聞こうとしてただけなのに!!!」

「あんためちゃくちゃ危ない人になってたじゃない!!!あの子泣いてたのよ!?このスケベ!!!」

ばきっ

「ぶ・・ぶほっ!!!ち・・・ちくしょう!!!もうちょっとで聞けたのに!!!この代償はお前の体では払ってもら・・・・・アウチ!なにすん・・・・あう!!!ちょっ・・・いた!あいて!うひっ!ごめんなさい

!ごめんなさい!もうしません!すごくいたいです!」

ばっきばっき






(※耕司視点に切り替わります)

「・・・・・・・・・・」

灯台下暗し・・・・とはよく言ったものだ。ミントは東校舎の窓から良く見える中庭のベンチに座っていた。

「・・・・・・・ミント」

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・お〜い、ミント〜?ミンちゃ〜ん?」

「・・・・・・・・・・」

・・・返事がない、ただの屍のようだ。じゃなくて・・・寝ているようだ・・・・・

・・・やだ、この子寝顔・・・・・かぁいいじゃない・・・・・

「・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

うむ、これじゃあただの変態だ。・・・ん、横にある本は・・・






『こうじ×はらだみえはる』






・・・・・えー(^^)なんでだっ!?(汗)

ますます、酷くなっていた!!!!!おっさんとか最悪!!!(汗)

「・・・・・・・・・・(汗)」

・・・これは、やばい・・・回収せねば・・・・・(汗)

そして、本を取ろうとすると・・・・・

「う・・・・・」

「!」

や、やばい!起きたかっ!?

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・(汗)」

・・・ほっ・・・

「・・・・・・・・・・・こうじ」

「・・・・・・・・・・・はい?」

「・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・」

・・・・・・・・・・まぁ、いっか。

俺は本の回収はあきらめた。






・・・・・こうして、結局第2の惨劇は起こったのだ・・・・・






・・・・・久しぶりにかま○たちの夜、プレイしようかな・・・・・






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