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番外編その8『がんばれ佐々木雅彦(21)負けるな佐々木雅彦(21)』

久しぶりにウコンちゃんを出して見ました。今回は苦労人、佐々木雅彦(21)視点です。

彼女はかわいい。

「・・・おい、そこのウンコッコ、じっとしてないでコーヒーだせ、コーヒー。あと、苦くしたらコロス」

彼女はかわいい、そしてまだ幼い。

「・・・おい、そこのウンコッコ、暇だ、なんか面白い芸見せろ。つまんねーモン見せたらブチコロス」

彼女はかわいい、そしてまだ幼い、んでもって有名人。

「・・・おい、そこのウンコッコ、腹減った、なんかつくれ。まずかったらもちツブした上、ブチコロス」

彼女はかわいい、そしてまだ幼い、んでもって有名人・・・・・だけど悪魔っ子。






僕の名前は佐々木雅彦ささきまさひこ(21)。容姿はストレートな髪型でメガネを着用している。

僕の仕事はいわゆる「マネージャー」。誰のマネージャだって?それはもちろん・・・・・

「おい、ウンコッコ、今日のスケジュールを一秒以内に全部言え、言えなかったら、シメアゲテプチコロス」

このように無茶を平気で堂々と言うこの子、ウコンちゃんのマネージャーだ、僕は。

「無茶言わないでくださいよ・・・・・あと何遍も言いますけど僕の名前は「ウンコッコ」じゃなくて「佐々木雅彦」です・・・・・いい加減覚えてくださいよ・・・・・」

「いいだろ、別に・・・お前だってなんか顔が『僕、ウンコッコしてます♪ぷりぷり♪』みたいな顔してんだもん。そう呼ばれてもおかしくないじゃないか」

「いや、おかしいですよ・・・最悪な顔じゃないですか・・・・・ソレ・・・・・(汗)『セ○ムしてます』みたいなノリで言うの止めてください・・・・・(汗)」

「ったく・・・・・このウンコッコはしかたねぇ〜な・・・・・よし、じゃあこんなあだ名はどうだ?『我慢限界超絶ウンコッコ!!!うひっ!!!1cm出たっ!!!』」

「ますます酷いですからね・・・・・ソレ。ていうか僕、確実に引かれますね、ソレ(汗)」

「ったく・・・・・じゃあこれでいいだろ!?『怪奇!!!はみ出しウンコッコ!!!小さな農村で起こる便意の罠!!!便意の謎を解け!!!』」

「・・・もうワケがわからないですね・・・(汗)というか、二時間ドラマみたいな台詞になってるし・・・

・・あと、いい加減ウンコから離れてください(汗)」

「なんだよ〜・・・お前からウンコを取ったらなにが残るんだヨ。メガネしかねーじゃん」

「・・・あれ?僕は?メガネは残るんだ?メガネは残るんですね?(泣)」

・・・というようにまあ、こんな子なんです、ウコンちゃんは(汗)






そして今は『ウコンちゃんのオールナイトトーキング』の放送本番5分前。

普通、リハーサル前というのはどんな有名人でも緊張するもの。・・・・・なのに彼女は堂々と佇んでいます。すごいよね、まだ中学生なんだよ?この子。まだちっちゃいんだよ?この子。

「・・・おい、そこのウンコッコ、今『まだちっちゃいんだよ?この子』って考えただろ?」

「う・・・なぜ、それを」

「お前、給料減給な」

「うわあああああ」

「あと、今度から『スペシャルThe”ウンコッコ”』って呼ぶ」

「うわあああああ〜〜〜〜〜なんか強調されててやだ〜〜〜〜〜(泣)」

「・・・ふん!」

あ・・・あ〜あ、すねちゃった・・・・・僕のせいなのかな・・・・・?コレ?

・・・でも、ちょっと拗ねているこの子・・・・・かぁいい〜な〜♪てへ♪

「・・・お前、さらに減給な」

「いやあああああ!!!!!」






「がはははは!!!!!ウコンちゃん!!!!!今日もいっちょ、きっついの頼むよ〜〜〜!!!!!がっははははは!!!!!」

この豪快に笑う人はプロデューサーの荒井芳光あらいよしみつさん(37)。あっ、別にコノヒトの名前覚えなくていいからね。多分この先これ以外に登場しないと思うからさ。・・・えっほ、えほ・・・・・というのも僕はコノヒトがなんか苦手だ・・・・・だって、タバコ臭いもの・・・・・むせるよ・・・・・・・・

せめて香水つけてよ・・・・・香水臭いのもやだけどさ。

「えへへへへへ〜♪今日もヨロシクね!!!泥棒ひげ!!!!!」

うわ〜・・・出たよ!猫かぶり!!!僕と普段喋っているときはこんなんじゃないのに!!!でも毒舌は変わらないんだね・・・ウコンチャン(汗)

「くひゅぅぅうううん(///)ヒィヒィ・・ハアハアし、しびれるねえ(///)も、もう一回おじさんに言って?ねっ?ねっ?いいだろぉ?ねっ?」

変態だった!!!!!(汗)

「死ね♪青ヒゲ三太夫♪」

「うっひょ〜はぃい♪僕、死にますぅ♪ばったんきゅ〜♪」

・・・おい、お前の人生そんなんでいいのか・・・・・?おっさん・・・(汗)






・・・・・

「〜〜〜〜〜!!!!!」

「〜〜〜〜〜?????」

・・・今は本番リハーサル最中・・・・・違う部屋で放送しているためココからじゃあ彼女の声は聞こえない・・・でもガラスごしで姿だけは見える・・・・・楽しそうだな・・・・・

「・・・・・(汗)」

・・・うわあ〜〜〜今回のゲストの人顔青ざめてるな〜・・・きっとウコンちゃんにひどい事言われたんだろな〜・・・・・かわいそうに・・・(汗)・・・でも、ウコンちゃん・・・・・君は本当にいつも一生懸命だ

。君は笑顔はすんごくいい。かわいい。・・・でも、悪魔的な笑い方はちょっと・・・(汗)・・・・・・・

でもそんな、彼女の一生懸命さに僕は引かれたのかもしれない。そんな笑顔を見たいから僕は彼女のマネージャーになったのかもしれない。僕は・・・僕は彼女の事がきっと・・・・・






「何してんのよ、起きなさい、ウンコッコ。とっくに終わったわよ。帰るわよ」

・・・・・

「・・・・・はっ!ご、ごめんよ、ウコンちゃん。ぼ・・・僕、もしかして今まで寝てたかな?(汗)」

「ったく・・・・・まぁ、今日は特に忙しかったから疲れてるのはわかるけど・・・あんた私のマネージャーなんだからしゃきっとしなさい!しゃきっと!!!」

・・・中2の女の子に説教される僕(21)っていったい・・・・・(汗)

「・・・罰として焼肉おごれ、ウンコッコ」

「・・・・・はい(泣)」






「ふぅ・・・食った♪食った♪ここでいいわよ、今日はありがと♪ウンコッコ」

・・・ふぅ、僕の財布の中身も食われた♪食われた♪(泣)

・・・あれから僕はウコンちゃんに焼肉をおごらされて彼女の家まで車で送っていった。・・・っていうか、

君の胃は底なし沼かあ〜(泣)やせてるくせにその食べた分は体のどこにいくんだあ〜(泣)

「・・・今、あんた私に対して失礼な事考えていたわね、はい減給」

「い、いやあああああああああ!!!!!!!!!!」

「ふん!」

あ、あんまりだあ・・・・・(汗)

「ふん!じゃあね!ウンコッコ!」

「くそっ!!!おちびのくせに生意気だぞっ!!!犯すぞ!!!コノヤロー(泣)」

おやすみね、ウコンチャン。また明日。

「・・・・・・・・・・はあ?」

・・・・・げえ!!!!!しまった!!!!!

口に出す台詞と考えている事が逆になっちゃった!!!!!

「・・・・・・・・・・死にたいようね・・・・・ウンコッコ♪」

にっこり♪

「・・・・・(汗)え、エヘへ♪許して♪(汗)」

「飛んでいけええええええええええ!!!!!!!!!!」

「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

そして、僕は星になった。






「・・・・・ウンコッコのばか」











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