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第46話『よくある一般設定だよね?コレ?』

まあ、鈴奈ルートってとこでしょうか?

『・・・ねえ、こんなところでなにしてるの?』

『・・・・・ぶらんこ』

キー・・・キー・・・

ブランコを動かす音が空しく響く・・・・・

『・・・ねえ、誰かと遊ばないの?』

『・・・・・いない』

『・・・ねえ、だったら僕と遊ばない?』

『・・・・・え?』

『僕の名前はむらかみこうじ。君の名前はなに?』

『・・・・・いちかわすずな』

『ん、じゃあすずちゃん!向こうで砂遊びしよ!』

『わっ・・・・・』






チュンチュン・・・チュンチュン・・・

「・・・・・」

・・・・・現在の時刻、AM7:00・・・・・

「・・・まごうことなき朝だな・・・・・」

今日は早く起きすぎたようだ。・・・しかし、いつもこんな時間で起きられたらどれだけいいことか・・・・

つまり、いつもはギリギリィ!!!(B○’z風)

「・・・こうじっとしてるのもなんだし、早速起きてアクションするか・・・・・」

余裕こいて二度寝して遅刻とかなったら嫌だかんな・・・・・さて、そうと決まったらさっそく1階で朝飯でも食うか・・・・・






寮の廊下

「うほ〜・・・外はさみ〜な!」

部屋の中はそこそこ暖かかったのに外を出るとめちゃくちゃ寒かった。・・・ちなみに一軒家よりもこういう

寮やマンションや住宅の方が部屋の中、暖かいらしいぜ?

「・・・・・ん?」

廊下の窓から外を覗くと乾布摩擦している原田のおっさんの姿が見えた・・・・・

「うわ〜・・・・・めっちゃさむそ〜・・・・・よくやるよ・・・・・」

というか、すんごい笑顔でやってるよ・・・・・というかあのおっさん常に毎日をエンジョイしてやがんな・

・・・・・どうでもいいが胸毛多っ!きもっ!

「・・・って、そんなことよりメシ!メシ!」

腹が減りすぎて皮と骨になりそうだ。

「・・・・・ん?あれは・・・・・」

今度は前に百合ちゃんの姿があった。向こうを向いているため俺には気付いていないご様子。

・・・・・ちょっとイタズラしてみるか。






1.後ろから胸を鷲づかみ


2.押し倒す


3.剥ぐ剥ぐ






・・・・・うん、死亡フラグだ、コレ♪・・・・・・・・・・やめよう。

「百合ちゃん、おはようさん」

「あ・・・・・耕司さ・・・!!!???」

ん、百合ちゃんは俺を見るやいなや驚愕した顔を見せてきた。・・・焦ってる百合たん、萌え萌えぇ〜・・・

「?ん、どしたの?百合ちゃん?俺の顔になんかついてる?」

「は・・・・はわわわ・・・・・え?え?あ・・・・・・あの?」

「?」

「・・・・・誰ですか?(汗)」

「?何を言ってるんだい?百合ちゃん?朝からイッパイオッパイ元気イッパイ耕司君だよ?あっ!やっべ!今の俺、絶好調!今、下見ないでね!百合ちゃん!なんとか落ち着かせるから・・・・・落ち着けぇ〜・・・俺のマグナム〜!ハア〜元気良すぎだぞ!?俺のマグちゃん!?」

もぞもぞ

ん・・・・・?あ・・・あれ〜?俺のマグちゃん?

「・・・・・はあ?何を言ってるの?『夏ちゃん』」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?

「ふあああ・・・うぅ〜ん・・・・みなはん、おふぁよ〜ございまふぅ〜・・・・・むにゃむにゃ・・・・」

・・・・・

今度は部屋から誰かが出てきた・・・・・・

・・・・・あれれれれ〜?・・・・・お、『俺』が出てきたよ?どゆこと?(汗)






「・・・・・で?夏美と耕司の心が入れ替わった・・・・・と?」(アリス)

「・・・・・はい(汗)」(夏美(中身は耕司))

「むぐむぐ・・・・・お兄ちゃん!お兄ちゃん!このマンゴージャムおいしいよ〜♪」(耕司(中身は夏美)

「そう・・・・・・・・・・って!そんな漫画みたいな話信じられるわけないでしょうがあああああああああ

あ!!!!!!!!!!ふざけんじゃあないわよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

どぎゃあああああん!!!!!(ちゃぶ台をひっくり返す音)

「あ・・・あぁ〜せっかくのおいしそうな半熟の目玉焼きが・・・・・ひどいよ!アリスちゃん!」

「うるさい!和やかなムードで食してんじゃないわよ!!!!!」

ぽかっ!

「あイタ!ひ・・・ひどいよぅ・・・・・アリスちゃん・・・・・ひっく!ひっく!」

・・・・・俺の目の前に赤くなって泣いている『俺』がいた・・・・・

・・・・・マジ、その情けない顔止めてくれ・・・・・・夏美・・・・・・(泣)

「あぁ〜もぅ!大の男がぴぃぴぃ泣いてんじゃあないわよ!あぁ〜イライラするぅ!!!!!」

「・・・いや、アリスさん?そいつ外見は俺でも心は夏美だからな」

「・・・・・(汗)にわかに信じがたい話だけど・・・・・言動から見て間違いなさそうね・・・・・」

・・・・・なんの因果でこんな目に・・・・・(泣)

「夏・・・じゃなくて・・・・耕司さん・・・・・私、イケナイ子になっちゃいそうです♪キャッ(///)」

「止めてください・・・・・(汗)」

百合ちゃん?本当に名前どおりの行動はしないでね?(汗)

「なんや〜自分らいっつも面白い事すんな〜あんたら見てて飽きひんわ〜あはははは♪」

「笑い事じゃないです・・・・・・麗奈サン(泣)」

「フフフ・・・耕司さんの心が入れ替わろうとも外見は僕の耕司さんですよね・・・・・うふふふ・・・・」

「・・・え?ちょっと?今、君なんて言った?ねえ?(汗)」






朝の登校

「・・・・・正直、学校行きたくないんだが?アリスさん?(汗)」

「あんた、夏美を欠席にさせる気?男なら覚悟を決めなさい、甲斐性無し」

「・・・・・足がスースーして気持ち悪いんだが?アリスさん?(汗)」

「スカート着てるからでしょ、それとあんたその口調直しなさいよ?まあ・・・適当に『もん』とか『わふ〜』とか『だよもん』とかつけてなさい」

「そんなのヤダもんっ!!!!!」

「・・・さっそく適応してるじゃない・・・・・アンタ・・・・・」

そ・・・そんな恥ずかしい口調しなきゃーいけないのか!?俺!?

「お・・・お兄ちゃん!?ボク、そんな口調してないよ!?」

「・・・・・それと村上・・・じゃなくて夏美、あんたも口調治しなさいよ?そのなりでその口調は正直ヒクわよ?」

「うん!わかったよ!アリスちゃん!」

「全然、直ってないじゃないの!!!」

ぽかっ!

「あイタ!」

おいおい・・・・・頼むぜ?俺・・・じゃなくて、夏美・・・・・(汗)

「でもでも〜お兄ちゃんって普段の言動、こんなんじゃない?」

「どこがだよ!?」

「言われてみれば・・・・・そうね、コイツ変態じみたわけわかんないこと言うからまあ・・・・・そのまま

でいいか・・・・・」

「おい!!!納得するなよ!!!おい!!!」






今日も騒がしい1日が始まる・・・・・





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