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番外編その3『メイドさんはお好き?(前編)』

番外編その3です。

「・・・・・う〜む・・・・・やばいな(汗)」

今月の俺の所持金、50円ナ〜リ〜♪・・・・・うまい棒5本しか買えねーじゃねーかっ!!!

うむ、これは真剣にやばい(汗)食事は寮で困らないからいいけどいくらなんでもこれは心細い。

毎月、決まった日に実家から仕送りがあるんだが・・・まだ先だしなあ・・・・どうしよう?(笑)

「あれれ〜?どしたの?耕司君?」

いきなり、宮子が声をかけてきた。

「君には関係ない」

「え〜昨日の夜は優しくしてくれたのにぃ〜ひどい〜耕司君〜」

周りから冷ややかな目線が突き刺さる・・・・・

「な・・・なんだ!!!その意味深な台詞は!?してねえよ!!!んなこと!!!」

「え〜・・・私、ちょっと痛かったのに・・・・・」

何故か涙目で赤くなりながらいきなりワケのわからんことを語りだす宮子さん。

さらに周りからの冷ややかな目線が強くなる・・・・・ってこの雰囲気はやばいって!!!!!

俺のイメージ的にもこれからの俺の人生的にもやばいって!!!おいっ!!!

「ちょっとおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!スト〜〜〜〜〜ップ!!!!!!!!!!」

「むぐぐっ!??」

俺はとっさに宮子の口をふさいで誰にも見つからない屋上へと逃げていった。

教室を出るとき、「学校でもヤルのか・・・」とか聞かなかったことにする。






「こ・・・こんなところに連れ出して・・・・ナニをするのかな?耕司君・・・えへへ・・・♪」

俺は深呼吸をし・・・・・

「オメーは悪魔かああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

「うひゃあ♪耕司君、激しい♪」

「激しいとか言うなっ!!!どういうつもりだっ!!!貴様っ!!!」

「耕司君、お金無いんでしょ?」

「えらい唐突だなっ!!オイっ!!しかも何故それを貴様が知っている!?」

「ついでにこれも♪」

小指を立てる宮子さん。

「やかましい!!!悪かったな!!!って、んなことはどうでもいい!!!貴様がソレを知ってどうする!?

「うん、そこなんだけどね。良かったら今、私の働いているとこでバイトしない?」

「は・・・・・?」

えっ・・・?まさか、コイツがこんなこと言い出すとは・・・・・やべえ、一瞬固まっちまった・・・

・・・・・はっ!でも・・・・コイツのことだから・・・・・怪しいバイトとかじゃねえだろうな・・(汗)

「ど・・・どんなバイトだ?」

「メイド喫茶」

「は?なんて?」

「メイド喫茶」

「は?なんて?」

「メイド喫茶」

「は?なんて?」

「メイド喫茶」

「は?なんて?」

「メイド喫茶」

「は?なんて?」

「メイド喫茶」

・・

・・・

・・・・

・・・・・(るーぷ中)・・・・・






「で?どうする?」

「お前な・・・(汗)俺、男だぞ?メイドさんになれってか?貴様は・・・あ・・・そうか、調理担当なら男でもバイトできるわな・・・・・でも、俺料理なんぞできないぞ?」

「ううん、耕司君はウェイトレスさんのバイトをやってもらうから安心していいよ♪」

「ああ、そうなのか・・・・・よかった・・・・・って!!!つまり、それはメイドさんじゃねえか!!!

安心できねえよ!!!男だぞ!?俺!?」

「でも、時給1000円だよ?」

「なぬっ!?」

時・・・時給1000YENだとおおおお・・・・・!う・・・うまい棒100本買えるじゃねえかっ!!!

いやいや!!!じゃなくて!!!今、少しでも金が欲しい俺にとっては願ってもない金額だっ!!!

「しかも、日給だよ♪」

「よっしゃああああああああああ!!!!!!!!!!俺に任せなさい♪♪♪♪♪」

「へ?ほんと!?よかった〜♪じゃあ、今日、放課後校門のところで待ち合わせね!!!じゃあ、ばいば〜い♪」

・・・・・

結局、マネーの力に負けちゃいました・・・・・






「こ・・・ここか・・・・・(汗)」

「うん、そだよ♪」

俺は放課後、宮子に連れられた今日からバイト先となるかもしれぬメイド喫茶はなんとも・・・ファンシーな

お店だった・・・・・大丈夫なのか?俺・・・・・(汗)

「おい・・・宮子・・・(汗)本当に俺ここで働いて大丈夫なのか?おい?」

「大丈夫だよ〜♪耕司君結構、異性だけでなく同姓からももてそうな顔だし〜・・・・・それに私も色々と楽しめ・・・・・んじゃあ、早速入ろうよ♪」

「おい、今なんかぽろっと本音が出たような気がするが・・・・・(汗)」

「れっつご〜♪」

「聞けよ!!!人の話!!!しかも、なんか店の看板よく見ると『冥土喫茶』になっとるんですけど!?

これは、どういう意味だ!?ごらあ!!!」

「ああ、多分それは工事現場のおっちゃんが間違えたんだよ〜♪」

「ねえよ!!!こんな間違い!!!仮にそうだとしても何かを狙っているようにしか見えねえよ!!これ!」

なんか・・・・・ますます不安になってきた・・・・・(汗)






「「「「「こぉの、チンカスがあ!!!」」」」」

「うおっ!?何の事かわからないけど、とりあえずごめんなさい!?」

いきなり、店を入るとなんか大勢のメイドさん達からの罵声が飛んできた!!!なんだよ!?これ!?

いきなり初日から職場のイジメか!?なんか、思わず正座して誤っちゃったよ!!!僕!!!(泣)

「やっほ〜♪みんな〜ちぃーっす♪」

なにさわやかにあいさつなんぞかましてんだ!!!宮子おおおおお!!!!!

これは、あきらかにいじめだぞ!?いじめ!!!とりあえず、謝っとけって!!!お金渡しとけばとりあえず

殴られずに済むから!!!あれっ!?俺、ひょっとしてヘタレキャラ!?あれれれれ〜〜〜〜〜?????

「あっ、宮子先輩ちわっす♪」(メイドさんA)

「今日は遅かったですね。何かしていたんですか?」(メイドさんB)

「あれ?横で正座してる男の人、ひょっとして宮子先輩の彼氏ですかあ?」(メイドさんC)

すると、宮子の周りにいじめっ子(?)が寄って集ってくる・・・ひいいい〜〜〜!!!!!

「ん?耕司君・・・・・なにしてんの?」

「へ・・・・・?えっといやその・・・・・謝ってんだけど・・・・・?(汗)」

「なんで謝る必要があるの?・・・・・あ〜!!!ひょっとしてぇ〜・・・私のリコーダーの笛ぺろぺろなめたとか!?耕司君のえっちぃ〜♪」

「してねえよ!!!んなこと!!!勝手に俺をんな、根暗な変態キャラにすんじゃねえ!!!」

「じゃあ、なんで謝ってるの?」

「そ・・・・それは・・・・・その・・・・・」






「あはははははははははは〜〜〜〜〜♪なに!?それ〜〜〜!?面白〜い♪っていうか、情けねー♪あははは

ははははははひいいいはははははははは!!!!!はあはあ・・・もう・・・耕司君私を笑い殺す気!?

笑いすぎて涙が出ちゃったよ〜♪おなかイタイ〜♪あはははははは!!!!!」

「な・・・ナニがおかしい!!!わ・・・笑ってんじゃねえ!!!!!どちくしょう!!!!!」

な・・・なんか急に恥ずかしくなってきたんだが・・・・・

「あははは・・・じゃあ、一応説明しとくね♪今のは我がメイド喫茶のお客様が入って来たときに使う『あいさつ』だよ♪」

な・・・なにっ!?い・・・今のが挨拶だとお!?あの暴言言うのか!?おかしいだろ!!!絶対!!!

「あっ、ちなみに月曜日〜日曜日で1日ごとに挨拶違うからね♪月曜日が『こぉの、ド低脳が!!!』火曜日が『こぉのビチクソがあ!!!』水曜日が『こぉのチンカスがあ!!!』木曜日が『尻の穴に手ぇつっこむぞわれえ!!!』金曜日が『こぉのロリコンがあ!!!親のスネかじってん生きてんじゃねえぞ!!!少しは働け!!!クズ郎!!!』で土曜日が・・・・・」

「もう、いいです(汗)」

・・・・・ツッコミどころが満載だがね(汗)

「あははは、お兄さん面白いね♪」(メイドさんA)

「この喫茶店もいろんな意味で面白いけどね」

「ところで宮子先輩〜この人先輩の彼氏ですかあ?ちょ〜かっこいい〜♪」(メイドさんB)

「うんうん!特にまゆげがいいですよねえ〜♪まゆげ〜♪」(メイドさんC)

・・・・・まゆげってなんだよ!!!おい!!!まゆげって!!!

「ううん、違うよ〜♪耕司君は私の『ひも』だよお〜♪えへへへ〜♪」

「おいっ!!!待てコラ!!!てめっ!!!アマ!!!」

こいつはどこまで人を陥れたら気が済むんだ!!!

「お兄さん・・・頑張って・・・・」(メイドさんA)

「頼むから真に受けないでくれ!!!!!そして、その哀れむような目で見るのやめてくれ!!!(泣)」

・・・・・

変な人ばっかだよ・・・・・(泣)






「お〜し!んじゃあ、さっそくこれに着替えてにゃり」

・・・いきなり、宮子が紙袋を俺に渡す・・・っていうか、なにキャラ立てしてんの?この子。

「って、おい!!!面接はいいのかよ!?面接は!?」

「あっ・・・そっか〜・・・んじゃあ、店長呼んでくるね〜」

そして宮子は店の奥へ入っていく・・・・・

「・・・で?お兄さん、実のところ宮子さんとどんな関係なんですか?」(メイドさんA)

「・・・・・もしかして本当に『ひも』?」(メイドさんB)

「ち・・・違うからね!?どんな関係って・・・ただのクラスメイトだよ!!クラスメイト!!!」

「え〜つまんないの〜・・・愛人とかじゃないの?」(メイドさんC)

「あ・・・愛人!?ナニそれえええええ〜〜〜〜〜!?どっから浮上したの!?そんな話!?」

「えっと・・・宮子先輩が毎日のように言ってたんだヨ」(メイドさんA)

あの・・・あまぁ〜〜〜なんつーことを言いふらしてんだああああ!!!!!

「え〜〜〜でも私は宮子先輩とオニイサン、お似合いのカップルになりそうだと思うんだけどな〜・・・・・

」(メイドさんB)

「うんうん!宮子先輩は天真爛漫でかぁいいし♪」(メイドさんA)

「うんうん!お兄さんはまゆげがいけてるし♪」(メイドさんC)

・・・・・だからさ、まゆげってなに?(汗)

そんな他愛も無い話をしていると宮子が奥から出てきた。

「耕司君!!!店長連れてきたよ〜♪」






「やあ♪僕はこのメイド喫茶の店長!!!原田見栄春だよ!!!よろしく!!!」





・・・・・なんで、おっさんがここに?(→番外編その4へつづく・・・(と思う))








そろそろ本編の続きを書こうかなと思っております。

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