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第3話『嫌なことは忘れちまおう。だってつらいよ?きっと』

テンションアゲアゲデス・・・

「・・・・・」

・・・あれ・・・?・・・俺の目の前に・・・誰か・・・いる?

「・・・・・」

・・・おい・・・誰・・だよ・・・お前・・・

「・・・・・」

・・・おい・・・返事・・・くらい・・・しろよな・・・

「・・・・ん」

・・・聞こえねぇ・・・・・でも・・・・・なんか・・・こいつ・・・知っている・・・

「コー・・ん」

・・・おい・・・もっと大きな声で言ってくれ・・・・・

・・・そして・・・そいつは・・・俺のーーー・・・

「コージくん・・・」



「・・・・・ここ・・・どこだ・・・?」

チュンチュンチュンチュン

・・・朝か・・・あ〜頭がぼ〜っとする・・・

「あ・・・そうか・・・俺・・・引越ししたんだったっけ・・・」

・・・う〜む・・・どうも俺は朝に弱いらしい・・・

「・・・しかし・・・あいつ誰だったんだ・・・?」

そう・・・あいつとは・・俺の夢の中で俺の名前を呼んでいたやつのことだ・・・

「・・・でも・・・悲しそうだったな・・・あいつ・・・」

はっきりとした実像は分からなかった・・・けど・・・

「・・・・・」

あれが俺に対しての悲痛な叫び・・・だということは・・・なんとなく・・・わかった・・・

「あ〜〜やめやめ!!何で朝からこんな暗いテンションになってんだヨ!!俺!!

しっかりしなさい!!俺!!ファイッとぉ!!俺!!がんばれ?O!RE!」

そーだ!!そーだ!!コメディ小説なのになんで初っ端からシリアスモードになってんだよ!!

テンション上げ上げEVERY NIGHT・・・

「ん・・・?なんだ?・・・この・・・いいかほり・・・」

くんくんくんくんくんくんくんくんくんくん・・・・・・

はふはふはふはふはふはふはふはふはふはふ・・・・・・

はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・・・

・・・おい・・・勘違いするなヨ・・・別に不審者じゃねーゾ・・・

しかし・・いい匂いだな・・・俺はよくしらねーが・・・なんかの花の匂い?ラベンダーってやつか?

しかし・・・あいにく俺にはそんな部屋に花を育てるよーな乙女ちっくな趣味はねぇ・・・

(まぁ、例外もいると思うが・・・)

じゃあ?なんだ?この匂い?

そして・・・なんとなく寝返って横を向くと・・・

「・・・ぐ〜・・・」

スピースピー・・・



「ぎょ!!ぎょ!!ぎょらっぺぇえええええええええええええええええええええええええええええええ!!」

どちゅううううううううううううううううううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!

Why!?なぜ!?なじぇ!?

きゃつ(奴)がここに・・・!!ここにいるんだああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?

「・・・ん〜〜〜・・・」

ごそごそ・・・

・・・俺の叫び声できゃつ(奴)が起きた・・・

「ふあああああ・・・ん・・・?・・・あっーーー!!コーちゃん!!ぐっも〜に〜ん!!」

ぺらり(布団がめくれた音)

ポロリ(ナニかがみえちゃった音)

「こっ・・・コラーーーーー!!き・・・!!きさまぁーーーーー!!

その姿で堂々と起き上がるんじゃあない!!は・・・恥をしれえええええええええええい!!」

そう・・・そいつは初日と全く変わらぬ姿で・・・・!!

おおおおおお・・・俺の!!俺の!!俺の隣でグーグースリーピングかましていやがったのだ!!

・・・胸・・・かわいいな・・・うひひひひ・・・

・・・ってちげーちげー!!ソンナコト考えてる場合じゃあないっ!!

「て・・てめぇ!!な・・なんで貴様がここにいるっ!!た・・・確かおめえの部屋、

下の階の203号室だっただろうが!!」

そう・・コイツは確か俺の部屋の真下だったよーな気がする・・・

・・・なんで俺の部屋、4444号室なんだよ・・・(泣)・・・いじめだ〜・・・

「し・・・しかも!!は・・・はだかでっ!!えええええ!?どうなんだっ!?

お・・!!パパはゆるさんぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!答えなさい!!つーか!!答えろおおおおお!!好子〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

「は・・はう〜〜〜私・・・好子じゃないヨ〜〜〜・・・夏美だヨ〜〜〜(汗)

しかも・・・コ〜ちゃん私のお父さんじゃないヨ〜〜〜(汗)」

「えええ〜〜〜い!!それくらいのツッコミ軽くトイレに流せ!!は・・早く答えろおおおおおおおお!!」

・・・一分後・・・

「・・・(汗)たぶん・・・寝返りだヨ!!えへ!!(汗)」

「・・・・・」

「・・・・・えへ(汗)」

「・・・・・」

ぎゅううううう〜〜〜〜〜!!!

「いひゃっ!!いひゃっ!!いひゃイヨ〜〜〜!!こ〜〜〜ひゃン!!!(泣)」

「ふざけるな!!なにが・・・!!『エヘ』だっ!!かわいくごまかせりゃあなんでも許してくれるとでも

思ったか!?このチンゲンサイ!!淡々と見え透いた嘘をつくな!!こいつ!!

一分間猶予与えてやったんだからどーせ嘘をつくならまともな嘘をつけ!!

しかも・・!!なんだその誤魔化しかた!!小学生か!!オメーは!!・・・・・いや・・・・・

小学生だったなオメーは・・・・ぎゃははははははははははははははははははははははははは!!!」

「コ〜ひゃ〜〜〜ん・・・ひ・・・ひほい〜〜〜!!(コーちゃんひどい〜〜〜!!)」

・・・・・

いかん・・・これ以上イジメたら俺、悪の親玉みたいじゃねーか・・・

主人公なのに・・・・一応・・・

でも・・・やわらけ〜〜〜な・・・この・・・ほっぺ・・・うふふふふ・・・

「ら・・・らってぇ〜〜〜!!ほーからコーひゃンほほなひひょうひょうひ

ひほうはらほほひひひはんらろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!(泣)」

「日本語をしゃべれ!!異国人か!!きさまは!!」

「ひゃあほほへほははひへほ〜〜〜!!(じゃあコノ手を離してヨ〜〜〜!!)」



「ああ〜〜痛かった・・・まだヒリヒリするヨ〜〜(泣)」

心優しいおいらは解放してやった。

「・・・さー・・・気が緩んだところで・・・・・・・・

おおう!?ワケ話さんかい!!おんどれああああああああああ!!」

バキっ!!(瓦を砕く音)

「ひっ!!だ・・だってぇ・・・今日から同じ高校に通うから起こしにきたんだヨ〜〜〜!!

で・・・つ・・つい・・・気持ちよさそうだったから・・・その・・・」

「・・・『寝ちゃったヨ』・・・と・・・?」

「・・・エヘ(汗)」

・・・あは・・・ぷっつん!!

「ふんがああああああああああああああああああああああああ!!」

ボキっ!!(瓦を砕く音)

「きゃあああああああああああああああああああああああああ!!」

「はだかで起こしにくる奴がこの世のどこにいる!?エロゲーでもそんなうらやましいシーン

めったにナイゾ!?いや!?あるかな!?あったらいいなぁ!!うれしいなぁ!!」

「な・・・ナニを言ってるの・・・?コーちゃん・・・・(汗)

な・・・ナニを言ってるのか全然分からないヨ・・・・・(汗)」

じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・

「う・・・うわああああああああああああああああああああああああああああ!!

そ・・・そんな・・・そんな・・・かわいそうな羊を見るような目で俺を見るなああああああああああ!!」

「きゃあああああああああああああああああああああああああ!!」



どたばたどたばたどたばたどたばたどたばた

バ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!(ドアが開く音)

「村上君!?どうしました!?今変な奇声が聞こえてきたんですけど!?・・・」

・・・あれれれ〜〜〜?な〜〜〜んでこんなところに千里さんが〜〜〜?

「こ・・・耕司さん・・・!どどどうしました・・・?・・・」

・・・あれれれ〜〜〜?百合ちゃんもいるヨ〜〜およよ〜〜?

・・・あはは〜〜〜・・・たぶんコレは幻覚だぎゃ〜〜〜〜・・・

・・・・・

って!!そんなわけないじゃん!!

や・・・!やばい!!この構図はやばすぎる!!!というか!!タイミング悪すぎる!!

おれは寝巻きなんぞ着ないからトランクス一丁なわけで・・・

そしてコノ馬鹿(夏美)はなじぇかはだかなわけで・・・

んでもって、トドメの一発にコノ現場・・・

俺から見ればただこいつに説教しているだけなわけで・・・

でも・・・客観的に見れば・・・

「やぁああ〜ん・・・」

あほ〜〜〜!!このタイミングできさまはそんな色っぽい声をあげるんじゃあない!!

・・・つーか!!こいつ!!確信犯か!?ち・・ちきしょ〜〜〜!!(泣)

「・・・」

「・・・」

「・・・(汗)」

「・・・」

「・・・」

「・・・(汗)」

「村上君・・」

「耕司さん・・」

「・・・ナンデスカ(泣)」

「・・・おねがいですから豚箱行きは勘弁してくださいネ」

「・・・(泣)」

Oh〜No〜俺の青春を返してくれ〜〜い・・・かみさまん・・・

汚れちまった俺のじんせ〜い・・・・〜〜〜



「・・・は・・・はげしい運動だったんですネ・・・」(百合)

かあああ!!


う・・うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!(泣)





次回は学園編です。

どんどん変態さんが増えてきます

・・・

でもラブコメです。

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