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第13話『ラブコメの主人公はほとんどが不幸体質』

今回は恋する女の子、百合ちゃん視点です

「まったく!・・・朝からほんとっ!余計な体力消費しちゃったわ・・・

これもどれもみんなコイツのせいだわっ!!」

ずるずるずるずる・・・

「ああああぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!!イライラするっ!!ムラムラするっ!!」

ずるずるずるずる・・・

「・・・・・(汗)・・・・・(擦れてる・・・)」

「・・・・・(汗)・・・・・(ペットプレイ?)」

ずるずるずるずる・・・バキっ!!




あ・・・今、耕司さんの首が変な方向に曲がったんじゃ・・・(汗)




私は村田百合(17)です。クラスの友達から「高校生にみえないよ〜」とか「多く見積もっても小学生にしかみえないよね〜」とか「はあはあ・・・(汗)ねぇねぇ・・・この赤ブルマ着てみてよぉ・・・ぷぴぃい」

とかさりげにひどい事言われてますが、れっきとした花の高校生です(はあと)

今私は恋をしています(はあと)私は今まで誰かに告白されたことはあっても(もちろんしつこく迫ってきた人もいましたが、思わずつぶしちゃいました(はあと)えへ(はあと))特定の誰かを好きになったことはありません。これが『初恋』・・・というものでしょうか?理由?理由ってないといけないんですか?

・・・しいて言うならば・・・その人といっしょにいると『あたたかい』気持ちになれるから・・・でしょうか?こんな気持ち初めてです・・・その人を初めて見たときからこんな気持ちが芽生えたのです・・・

ずっとその人のそばにいたい・・・!もっとその人といっぱいいっぱいおしゃべりしたい・・・!・・・・・・・・・・・・・

・・・でも・・・こんな気持ち・・・私のわがままですよね?・・・相手の人がどう思っているのかもわからないのに・・・こんな気持ち!・・・こんな気持ち!・・・でも・・・止められないんです・・・この気持ち

・・・こんなわがままな私を許してくれますか?・・・・・耕司さん・・・・・ごめんなさい・・・・・



今日は私となっちゃん(夏美)とアリスちゃんと・・・耕司さんの4人で朝の登校をしています。

・・・アリスさんは耕司さんの首にペット用の首輪をつけてずるずる引っ張っていますけど・・・(汗)

アリスさんはご機嫌が悪いようです・・・そうですよね・・・まあ、あんなことがあった後だから・・・

なっちゃんはまだ寝ぼけているようです。しきりに私の耳元で「たこキムチ食べたいよ〜」とか唸っています

・・・正直ウザイです・・・(汗)・・・でも・・・耕司さん・・・早く元に戻って欲しいです・・・

・・・ぶるっ・・・急になんか寒気がしてきました・・・・・これは風邪の寒気じゃないです・・・・・・・

・・・・・・・・・・嫌な予感です・・・ぶるっ・・・・・

「う〜〜〜ん今日は気候も気分もにほいもスガスガシイヨネ!!諸君!!すーはあすーはあ・・・」

・・・ガチっガチっ(何かに掴まれた音)・・・

・・・ひっ!!急に後ろから誰かに羽交い絞めされました!!横を見ると夏美も羽交い絞めされています!!

「ふむ(はあと)ところで君たちの体もにほいもスガスガシイヨネ!!今夜あいてるかな?うひひ!!」

「き・・・きゃああああああーーーーーー!!!!!!いやあ!!変態っ!!放してくださいっ!!」

「でも今日は天気予報で曇りっていってたよ?ね、百合ちゃん」

今はソンナコト、旧来のアナログ放送が地上波デジタル放送になるのと同じくらいどうでもいいことですっ!なっちゃん!!

あっ!そんなこともないですねっ!何年か後に地上波デジタルのテレビ買い換えないといけませんからねっ!

大変ですっ!奥様っ!でもいまこんな事を考えているわたしくらいどうでもいいことですっ!!あっ!今、自分の存在を否定しちゃいました(泣)やっぱり、どうでもよくないですぅ!!(泣)

「はあはあ・・・(はあと)ところで君はなんのシャンプー使っているのかな?このにほい・・・(はあと)

おじさん、どきどきわくわくしちゃうなぁ(はあと)くふううう〜〜〜ん!!!はふはふ!!!(にやあ)」

い・・いやですう!!なんなんですかっ!?コノヒト〜〜〜!!!(泣)

「はあはあ・・・もう我慢でき〜〜〜ん!!!喰っちゃうじょ(はあと)てへ(はあと)

ひゃっほーーう・・・はなぷじゃぶああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

バッキーーーン!!(何かが折れた音)

ぱりーーーん!!(めがねが割れた音)

「あああ!!(怒)もうっ!!うるさいっ!!うるさいっ!!うるさーーーい!!ただでさえ今イライラしてるってのにあっつくるしい奇声あげてんじゃあないわよっ!!(怒)マザコン野郎っ!!ああああああ!!!

いらいらするっ!いらいらするっ!!いらいらするーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」

ばっきばっき

「ぐばぁ!!(はあと)はあはあ・・・!!おほぅう!!(はあと)はあはあ・・・!!きょ・・・今日のアリスたんはいつもに増して激しいなぁ〜〜〜!!!(はあと)あぁっ!!そこっき・・きもちいいっ!!!」

ばっきばっき

・・・(汗)・・・とりあえず、アリスちゃんのおかげでなんとか助かりました・・・

・・・・・(汗)・・・・・なんだか色々と複雑ですが・・・(汗)



きーんこーんかーんこーん・・・

昼休み。私はアレから耕司さんの状態が気になって食事も喉に通りません・・・だから、耕司さんのクラスに行ってみようと思います。あ、言ってませんでしたね・・・私は耕司さんと違うクラスなのです・・・

正直、なっちゃんやアリスちゃんがうらやましいです・・・妬けちゃいます・・・

「・・・・・?・・・百合・・・どこ・・・行くの?・・・」

「あ(汗)ちょっとトイレに行ってくるね。ミンちゃん」

「・・・・・そう・・・・・」

つい、ミンちゃん(ミント)には本当のことが言えなくてとっさに嘘をついてしまいました・・・・・

ごめんね・・・・・ミンちゃん・・・・・



「おっ!百合!あんたが私のクラスに来るなんて珍しいわねー何か用かしら?」

耕司さんのクラスに入ると弁当をつついていたアリスちゃんが声をかけてきました。

・・・ご機嫌はいいようです・・・つくづく人間って単純ですよね・・・食事の時は機嫌がいいものです・・

・・・もちろん、私も人間ですけど、えへ(笑)・・・・・にっこり

(生徒Z)「(・・・(汗)・・・つくづく笑えない冗談だ・・・)」

教室を見回しても耕司さんの姿が見当たりません・・・どこにいるのでしょうか?・・・

「アリスちゃん。耕司さんどこにいるんです?」

「さあ・・・?」

さあ・・・って・・・(汗)・・・・・ん?・・・・・なんか教室の隅に

赤○箱がふたつあるんですけど・・・・・(汗)・・・・なんか・・・・こわいです・・・(汗)

でも、思い切って私はアリスちゃんに聞いてみました・・・

「あの・・・?・・・あの教室の隅にある・・・赤○箱・・・・・なんですか・・・・・?(汗)」

「・・・・・・・・・・知りたい?」

「・・・・・・・・・・(汗)・・・・・・・・・・やっぱり、いいです(汗)」

・・・こわくてとてもじゃありませんが聞けません・・・(泣)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・ん?なんか、後ろの赤○箱が弱冠動いているような気がするんですが・・・(汗)

ずおおおおおおおおおお・・・・・・・・・・

・・・!!!こ・・・今度は何かあの箱から変なオーラが出ているような気がするんですが・・・!!(泣)

ぴき・・・ぴき・・・ぴき・・・

なんか『ぴきぴき』いってますよぉ!?『ぴきぴき』っ!!

「B・・・・・・・・・・BEEEEEEEEEEEEEBAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!」

ばっきょーーーん(赤○箱が粉々になった音)

き・・・きゃああああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!中からなんか変なのでてきましたああああああああああ!!!!!!!!!!って耕司さんっ!?やっぱりそこにいたんですかっ!?

「・・・・・(汗)まずいわね・・・このままだと大惨事に発展するわ・・・」

キャーキャーキャーキャーキャーキャー!!!!!!!!!!

・・・それはまさに地獄絵図でした・・・とびかう悲鳴・・・とびかう奇声・・・とびかう制服やら下着・・

・・・・・不運にも私の顔に誰かのふんどしがとんできてかかりました・・・・・うぅ・・・(泣)

「夏美っ!!百合っ!!ひとまずココから離れるわよ!!!(つーか逃げるわよっ!!!)」

アリスちゃんが指示します・・・ええっ!?逃げちゃうんですかっ!?

ぴき・・・ぴき・・・ぴき・・・

えっ?『ぴきぴき』?

とっさに振り返ってみると・・・



「女体大好き!!!うふぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

ばっきょーーーん(赤○箱が粉々になった音)

きゃああああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!また、変なの1匹生まれましたああああああああああーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!(泣)って!!!げっ!!!しかも今朝のあほ毛のメガネ男ですうううううーーーーー!!!!!いやあああああ!!!!!事態は最悪ですううううう!!!

「ん・・・?下着・・・(きょろきょろ)・・・・・・・・・・・・・ふんはあはあ・・・くんくん・・・」

う・・・うわ〜・・・サイテーです・・・(汗)こいつ・・・(汗)

「・・・むっ!!!こ・・・こらあ!!!村上っ!!!ナニしている!!!やめないかっ!!」

はきはき(装・着!!!)

・・・お前も何してるんですか・・・そのブツ(下着)かぶるのやめてください・・・きもいですぅ

「貴様ぁ!!!手当たりしだいに女子を生まれたままの姿にしていくとは!!この外道めっ!!!

貴様はヒトとして恥ずかしくないのかねっ!?んんっ!?恥をしれい!!!ばか者がああ!!!!!」

「(・・・英男・・・決してあんたは見直したくなかったんだけど・・・・・今、ほんの0.000005ミリぐらい見直してしまったわ・・・くっ・・・!不覚!・・・男はきらいなのにっ・・・!)」(アリス)

「(・・・その姿で言われても全然説得力ないですぅ・・・)」(百合)

「(・・・明日の晩御飯、エビフライがいいな〜・・・)」(夏美)

「女と遊ぶのは僕の専売特許だああああああああああ!!!!!!!!!!神聖なる我が行いを土足でふみこむんじゃあない!!ばか者があああ!!!恥をしれい!!!!!」

「(・・・恥を・・・知れ?・・・お前もだよおおおおぉおお!!!おまえもおおおおお!!!(怒))」

「ひいいい!!!アリスちゃんが般若みたいな顔になってるううう!!!」

「こ・・・こわいですぅーーー!!!目がっ!!!」



「ほあああああちょおおおおお〜〜〜〜〜!!!!!くらえいっ!!!!!村上っ!!!!!」

「びBEEEEEEEEEEBAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

・・・いつの間にか対決が始まっていました・・・なんですか?この展開?・・・(汗)

「びBEEEEEEEEEEHAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

「うきゃあああ〜〜〜ん(はあと)」

びりびりっ(制服がやぶける音)

・・・しかも一瞬で負けてますし・・・(汗)

「・・・ふっ・・・それでこそ僕のライバル・・・『村上耕司』だ・・・うふふ・・・なかなかやるな(はあと)次にやるときはこうはいかないゼ(はあと)」

にっこり

「(〜〜〜ナ〜〜〜ニ満足げな顔してんのよおおおおおーーーーー!!!!!駄目駄目だろおおおお!!!!

お前っ!?くそっ!!ムカつくわっ!!あの幸せそうな顔っ!!ムカつくっ!!腹立つっ!!あの顔腹立つ〜〜〜〜〜〜!!!!!むきいいいいいいいいいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!)」(アリス)

「(あ・・・アリスちゃん・・・(汗)・・・抑えて抑えて・・・邪鬼みたいな顔になっていますぅ・・・・

・・・本当にその顔怖いですからやめてくださいですぅ・・・(汗))」(百合)

「・・・・・」

「・・・あれ(はあと)お〜〜〜ぅい・・・?村上きゅ〜ん?どしたの?」

「・・・・・」

「お〜〜〜ぅい?どしたの〜〜〜?」

ぱたぱた・・・

「・・・・・」

あれ?あのメガネが耕司さんの目の前で手を振っても反応しません・・・どうしたんでしょう・・・?

・・・だが、次の瞬間・・・

「ボディがあめえゼっ!!!!!!!!!!」

「ぷぴいいいいい〜〜〜〜〜!!!!!そこは顔ダヨっ!?ぶぎゅじゅっし!!」

ばき・・・ばたんきゅー・・・

な・・・なんだったんだろう?今のは?(汗)




「・・・・・あれ?・・・・・俺・・・・・こんなとこで・・・・・ナニ・・・・・してんだ・・・?」

!!!!!!!!!!

「え・・・?あんた・・・元に・・・戻ったの・・・?い・・・今ので・・・嘘・・・(汗)」

「あん?ナニいってんだ?アリス?俺は俺だぞ?『元に戻った』ってのはどういうことだあ?(汗)

俺はスーパーサイ○人じゃねーんだぞ?・・・(汗)」

・・・・・!!!!!・・・こ・・・耕司さん・・・・・

「なになに?なんかあったの!?ボクお菓子のお城食べてる夢見てたヨ〜〜〜えへへへへ〜〜〜」

「・・・夏美・・・あんた・・・まさか・・・今起きて・・・」

「ふにゅ?」

ぽかっ!!

「ふにゅにゅっ!?痛いヨ〜!!なんで殴るのっ!?アリスちゃん!!(泣)」

「うるさいっ!!」

「・・・?(汗)俺には今この状況がなにがなにやらさっぱり・・・」

「・・・・・耕司さんっ!!!!!」

だきっ!!!!!(抱きつく音)

「!?」

「耕司さん・・・!!!よかったあ・・・よかったよぅ〜・・・ふえええ〜〜〜ん・・・(泣)」

「・・・!!!???(汗)ゆ・・・百合ちゃん?・・・ど・・・どーしたの?」

「うわあああん!!よかったよお!!よかったよお・・・(泣)」

「(???(汗)なんで泣いてるのかよくわかんないけど・・・?・・・まいっか・・・役得役得〜〜♪)」



じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・

「・・・?(汗)お・・・お前ら・・・?ドウシタヨ?(汗)」

じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・

「お・・・おい・・・・(汗)」

じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・・

「だああああああああああ!!!!!!!!!!おまいらあああああ!!!!!

そんな冷たい目で俺を見るなあああああ〜〜〜〜〜!!!!!」

こうして、村上君はしばらくクラスの大半の女子に冷たい目で見られる日が続きましたとさ・・・

めでたしめでたし・・・・・




(耕司)「全然っ!!!めでたくねええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!(泣)」







(百合ちゃん日記)

○月×日(△曜日)

今日思わず耕司さんの胸に飛び込んじゃいました(はあと)

・・・耕司さんの体・・・おっきかったなぁ〜・・・

・・・『あったかい』・・・

・・・耕司さん・・・

私・・・これからも・・・耕司さんのこと・・・・・

好きでいていいですよね・・・?・・・・・

よ〜し!!私決めちゃいましたっ!!

これからは耕司さんが振り向いてくれるように私、色々頑張っちゃいます!!(はあと)

そして・・・いつか・・・いつか・・・

耕司さんに『好き』っていうこの気持ち・・・・・

届くといいなっ!!(はあと)



















今回の話は恋愛系の話が多かったように思います・・

・・・・・えっ?そうでもない?

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