第12話『ツンデレもいいがツンツンもよい。YES!ツンツン!』
ツンツンしているアリスさん視点デス・・・
「BEEEEEE−−−−−−!!!!!バナナっ!!バナナっ!!ばななぁああああああーーーー!!!」
「い・・・いやあん!!!わ・・・私はバナナじゃないですうぅうううううう〜〜〜〜〜〜!!!!!!
む・・・剥かないでっ!!!やん!!剥かないで下さい〜〜〜!!!いやああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」
じたばたじたばた・・・
・・・なによ、これ?・・・(汗)・・・・・コスプレイ?
私はアリス・ブランドー(17)。最近は本当にムラムラするわ・・・。って!!作者ぁ!!なんつー事を言わせんのよっ!!(怒)ムラムラじゃないわよっ!!イライラよっ!!イライラするのよっ!!
このイライラの原因は、あの男・・・そう『村上耕司』よっ!!あの変態野郎のせいよっ!!
・・・といっても別にあの男『個人』にはなんの恨みもないわ・・・そう、・・・なんで私があいつを嫌っているかというと・・・『男』だからよっ・・・!!私がこの世でもっとも嫌いなものはふたつある・・・
それはピーマンと・・・『男』よっ!!!ピーマンは見るだけでもいやだし、『男』なんて・・・『男』なんて・・・所詮!!・・・・・あ〜・・・嫌な『過去』を思い出したわ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と、とにかく!!『男』なんて大嫌いよっ!!汚らわしいわっ!!・・・・・あ〜そこっ!!だからって私はそっち形の女の子じゃあないわよっ!!ナニ変な想像してんのよっ!!スケベっ!!
・・・で、今朝私は千里さんにあの男・・・村上を起こしてくれるよう頼まれたわけ・・・なんでも村上の目覚まし時計役の夏美がまだ起きてないらしいわ・・・無論、私は全力で拒否しまくったわ・・・・・あのヒトには無駄な抵抗だったけどね・・・んで、イヤイヤ村上の部屋に行ったわけ・・・
「まだあの野郎が惰眠を貪っていたら踏み潰してやるわ・・・」
がちゃ、きいい・・・(ドアを開ける音)・・・・・で、一行目に戻りなさい愚民共。
・・・・・奴はすでに人間としての理性を失っていた・・・
「BEEEEEEーーーーーー!!!!!BEEEEEE動詞ぃいいいいいい〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「いやああん!!!それは無理がありますぅううう〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
・・・すでに理性失ってるのにそんなしょーもないギャグを思いつく思考は残っているのね・・・コイツ・・
・・・百合はパジャマがボロボロになってほとんど下着姿の状態で涙目になっている・・・どきゅん!!・・
・・・・・か・・かわいいわね・・・・・って!!私はそんな危ない趣味持ってないわあああ!!!
「!あ・・・あああ!!・・・アリスしゃん!!助けて下さいいいいいい〜〜〜〜〜〜!!!!!!(泣)」
って!!こんなことしてる場合じゃないわねっ!!百合をこの悪の巣窟から助け出さなきゃっ!!!
「ごらぁあああ!!!ナニやってんのよっ!!あんたはっ!!」
ボキっ・・・(ナニかが折れちゃった音)
「BEぶぎゅえっ!!」
私はこいつの顔面にかかと落としを決めてやった。・・・理性を失っても弱かったわね・・・コイツ・・・
「百合っ!!大丈夫!?挿入はされなかったっ!?」
「・・・アリスちゃん〜〜〜・・・なんか表現がすごくえっちぃですぅううう〜〜〜(泣)」
よかった・・・何とか最後の砦は守れたみたいね・・・
「ところで・・・コラァ!!あんた!!百合にこんなことしてタダですむと思って・・・!!」
「BEEEEEEBYAAAAAAAAAA−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!」
・・・あれ?コイツ復活早いわ・・・それに・・・なんか・・さっきより興奮してるんだけど・・・(汗)
「こ・・・こーじさん?」
百合がおそるおそる声をかける・・・
「BE−!!BE−−!!BE−−−!!!BEHAAAAAAAAAAAAAAAA−−−−−!!!!」
ビリビリビリ・・・(服が破ける音)
・・・?・・・・・!!!!!?????
「き・・・きゃああああああ!!!!!!うそっ!?ナニよ!?これ〜〜〜!!!!!!」
私は自分の姿をみるといつの間にか下着姿になっていた!!な・・・なによこれっ!?
ま・・・まさか!!こいつ!!今の声の音波だけで私の制服をやぶったというの!?
こ・・・こんな奴、外に出したらとんでもないことになるじゃないっ!!もぅ危険物よっ!!危険物っ!!
「と・・・とりあえずっ!!に・・・逃げるわよっ!!百合っ!!」
「えっ?えっ?えっ?は・・・はいっ!!」
百合はおろおろしながら私の後についていった。
「BEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE−−−−−−−−−−−−−!!!!!」
「んふふぉふぉふふ〜ん♪」
奴から逃げていると寮の廊下でご機嫌そうにセーラー○ーンの主題歌を鼻歌で歌っているフリフリのハートフルエプロンを身に着けた原田と出会った。・・か・・・かなりきもいわね・・・(汗)
「ぬぅ!!アリスたん!!百合たん!!そ・・・その姿はどうしたのかなっ!?かなっ!?はあはあ・・・・
は・・・は・・・は・・・半裸っ!半裸っ!!半裸っ!!!は・ん・ら〜〜〜!!!うふぉ〜〜〜!!!」
「ひっ!!」
ビクっ!!
「は・・・半裸じゃないわよっ!!(汗)こ・・この!!へ・・・変態っ!!」
「お・・おじさん襲っちゃおうカナ〜?襲っちゃおうカナ〜?げひひ!!」
う・・・うわああ!!は・・・原田っ!!さすがにそれはきも過ぎっ!!!!!だ・・・だから『男』なんて嫌いなのよっ!!そんなことばっかし考えてるしっ!!!
「さ・・・サカッてんじゃあないわよっ!!このっ・・・!!鬼畜カマっ!!!」
「は・・・原田さんなんだか怖いですぅううう〜〜〜〜〜!!!!!」
びくびく・・・
百合は怯えている・・・そりゃあそうだ。こんなのいきなり出てきたら私だって向こう十年くらいトラウマになるわっ!!!毎日夢にでてきそうっ!!あ・・悪夢よっ!!悪夢っ!!
「ち・・・ちーたん!!ゴメンナサイっ!!僕今からこの子達喰っちゃいマス!!は〜ああい・・・手を合わせて〜・・・・・・・・いただきまあすぅ!!!!!」
く・・・喰われてたまるかっ!!(汗)
「いやあああああ〜〜〜〜〜!!!!!原田さんまでが毒牙にいいいいいい〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「い・・いやっ!!百合!!多分コイツは元からこうよっ!!多分これは正常な反応だわ!!」
「げへへへへ〜〜〜〜待ってよおおお〜〜〜ん!!!待つだけでいいからさあああん!!!げひゃひゃっ!」
ま・・・待ってたまるかっ!!な・・・ナニをする気よっ!!ナニをっ!!
「BEEEEEEEEEE〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
げ、もう奴が追いついてきやがった!!
「・・・・・へ?」
びりびり(えぷろんが破ける音)
「・・・・・(汗)」(アリス)
「・・・・・(汗)」(百合)
・・・いつの間にかおっさんは下着姿になっていた・・・
・・・・・ハ−トフルTバックだった・・・うわ〜・・・なんか黒いのはみ出してる〜・・・おえぇ・・・
「いやああああああああああん!!みないでぇ!!」
モジモジ・・・
「誰が見るかそんなもんっ!!さっさとそのブツ隠しやがれっ!!(怒)」(アリス)
「そんな汚いの見ませんっ!!とっとと消えないと社会的に抹殺しますよっ!?この豚っ!!」(百合)
・・・(汗)百合・・・それは言い過ぎでは?・・・・・
「BEEE〜〜〜・・・」
今、ようやくコイツ・・・理性を失った村上を捕まえた・・・もちろん、私が捕まえたんじゃあなくて
千里さんが来て「えい(はあと)」とか言いながら村上の首筋に手刀を入れた・・・すさまじい速さで全然見えなかったわ・・・(汗)で・・・とりあえず動けないように縄で縛ったんだけど・・・・なぜ、亀甲縛り?
「私の趣味ですよ(はあと)」
にっこり
笑顔で答える千里さん。・・・コノヒトにはかなわない・・・色々な意味で・・・(汗)
「・・・しかし困りましたねぇ〜・・・村上君をどうやって連れて行きましょうかねぇ〜・・・」
「えええぇ!?このわいせつ物を学校に連れて行くんですか!?千里さん!!」
「ええ。その方が面白いですし(はあと)」
にっこり
〜〜〜(汗)こ・・・コノヒト・・・く・・・黒い・・・心が・・・(汗)
「・・・やっぱりこうなったのもこの間の『アレ』が原因でしょうかね〜〜〜・・・(もぅ、仕方ないですね
ぇ・・・麻美にはしっかり『教育』しなきゃあ・・・うふふふふふふふふふふふふふふふ〜〜〜〜〜〜♪)」
・・・(汗)・・・千里さん・・・ナニか悪い事企んでるわね・・・(汗)顔が般若になってるわ・・・・・
「・・・?ちーちゃん?『アレ』って何の事なの?ふあああ・・・」
・・・今頃起きてきたのね・・・夏美・・・・・あとで、しばいとこうかしら・・・
・・・たしかに『アレ』ってナニかしら・・・なんか気になるわね〜・・・
「『アレ』ってなんですかっ!?千里さんっ!!」
「なんだかものすごくいかがわしい匂いがしますっ!!!答えてくださいっ!!千里さん!!」
「(う〜ん・・・どうしましょう?・・・ここは村上君の名誉をのためにも誤魔化しときましょうか・・)」
(注:本編では語られていませんが村上君は9話の後、口では言えないような悲惨な目に合っています)
「え〜っとですね・・・昨日、実は夜2人で『密会』していて喧嘩になってエトセトラエトセトラ・・・」
(謎のナレーション:千里さんは火に油を1リットルほど注いだっ!!)
「『夜』っ!?『2人』でっ!?『密会』っ!?」
「み・・・『密会』・・・ですか・・・(かああ)・・・」
ばっきばっき
「この・・・!鬼畜マン!!許さないわよっ!!このっ!!」(アリス)
ばっきばっき
「耕司さんっ!!ひどいですっ!!僕というものがありながらっ!!二股かけるなんてっ・・・!!!
浮気は絶対許しませんよっ!?(泣)」(条一郎君)
「BEEEEEE−−−−−−!!!!!!」
ばっきばっき
「(あらあら・・・余計話をこじらせてしまいましたかね・・・うふふふふ・・・・・でも、この展開も私は
楽しいですからまぁ、よしとしましょうか・・・うふふふ・・・)」
そして・・・怒涛の1日が始まった・・・
まだ、続きマス(^^)