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キミの左側を

作者: Soraきた

窓を開けてみたら

予想よりもはるかに温かな風が入ってきた


キミの左側の席から

最近は見ることが多くて

キミの髪がなびく風に絡まり

利き手ではない手で

髪をかき上げる

ときどき、僕の肩に触れるたび

ゴメンね、と言いながら笑ってた


キミが運転免許を取ったとき

いちばん始めに連絡をくれた

友達の僕としては

とても嬉しかった


そして、車を探しに行くときも

友達としての僕に

いちばん最初に声をかけてくれた


初めて助手席に乗ったのは

残念ながら、

僕じゃなかったみたいだけど

最近では

僕はキミの左側の席にお邪魔している


まだ運転には慣れてないから

あえて話しかけないでいる

沈黙があって

キミからの言葉を

僕はずっと待っている

不思議と一瞬だけ

恋人同士の気分でいられる


なびく髪をかきあげるキミのしぐさは

どんなときでも素敵で

それ以外の素敵なところを

キミに黙って探している


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