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第77話 カレーライス

 その後、40分くらい経って、綾香は昼ご飯を作り終えた。そして、

「一輝くん、どうぞ」

 綾香はそう言って、一輝の座っている席の前の机の上に皿を置いた。そして、それを見た一輝は、

「カレーライスですか」

 一輝がそう答えると。

「はい、そうです、えっと、もしかして嫌いでしたか?」

 綾香は少しだけ不安そうな口調でそう言ったので。

「あっ、いえ、そんな事はありません、僕はカレーが大好きなのでとても嬉しいです!!」

 一輝が慌ててそう答えると。

「そうですか、それなら良かったです」

 綾香は安心した様子でそう言った。すると、

「因みに一輝くんは、カレー以外だとどういった食べ物が好きなのですか? 今後の参考のために教えて欲しいです」

 綾香はそんな事を聞いて来たので。

「僕の好きな料理ですか? そうですね……前回綾香さんが作ってくれたオムライスも好きですし、カレーも好きですが、それ以外だとそうですね、親子丼とか焼肉とかラーメンとか、一般的な男子が好きそうな食べ物なら大体好きですよ」

 一輝がそう答えると。

「そうですか、分かりました、それなら次の機会にも一輝くんのために普通の男の人が好きそうな料理を作って上げますね」

 綾香は笑顔でそう言ったので。

「ありがとうございます、綾香さん」

 一輝がそうお礼を言うと。

「いえ、気にしないで下さい、それより一輝くん、早速お昼ご飯を食べましょう」

 綾香はそう言ったので。

「ええ、そうしましょう」

 一輝はそう答えた。そして、

「それでは、頂きます」

 一輝がそう言うと。

「ええ、どうぞ」

 綾香はそう返事をしたので、一輝はスプーンでカレーを一口サイズすくって、それを口に含んだ。そして、

「……どうですか?」

 一輝が一口食べ終わると、綾香は少し心配そうな表情を浮かべてそんな事を聞いて来たので。

「とても美味しいですよ、ただ、いつも家で食べているカレーライスに比べるとかなり甘めの味付けですね」

 一輝はそう答えた。すると、

「そうなのですね、私の家だと私と母がかなりの甘党なので、いつもこれくらいの味付けなのですが、もしかしてお口に合いませんでしたか?」

 綾香は少し心配そうな口調でそう聞いて来たので。

「いえ、そんなことはないですよ、確かにこのカレーは家で出て来るカレーよりもかなり甘いですが、僕はそんなに辛いカレーが好きというわけではありませんし、綾香さんの作ったカレーの方が味付けもしっかりしていて、家の母が作ったカレーよりも美味しいと思います!!」

 一輝はそう答えた。すると、

「もう、一輝くん、そんな事を言ったら一輝くんのお母さんに失礼ですよ、でも、一輝くんにそんな風に思ってもらえたのならカレーを作ってよかったです、ありがとうございます」

 綾香はそうお礼を言ったので。

「いえ、気にしないで下さい、寧ろ僕の方こそこんなに美味しいカレーを作ってくれてありがとうございます」

 一輝もそう言葉を返した。そして、

「それより、綾香さんもそろそろカレーを食べて下さい、とても美味しいですよ」

 一輝はそう言ったので。

「分かりました、そうしますね」

 綾香もそう答えて、二人はカレーを食べ始めた。そして、暫くの間二人が静かにカレーを食べていた。そして……



「ご馳走様、綾香さんカレーとても美味しかったですよ」

 一輝がそう言うと。

「そうですか、それなら良かったです、因みにお代わりもありますがどうしますか?」

 綾香がそんな事を聞いて来たので。

「いえ、今はいいですがそんなに多くカレーを作ってくれたのですか?」

 一輝がそう質問をすると。

「ええ、一輝くんのご両親は晩御飯を食べてから帰って来るということだったので、一輝くんさえ良かったら、残りを今日の夜ご飯にしてもらえたら思ったのですが、もしかしてご迷惑でしたか?」

 綾香はそんなことを聞いて来たので。

「いえ、そんな事は無いです、そういうことなら夜ご飯も綾香さんが作ったカレーにさせてもらいます」

 一輝はそう言ったので。

「そうですか、それなら少し多めに作ってよかったです、ありがとうございます、一輝くん」

 綾香はそう言ったので。

「いえ、こちらこそ色々と気を遣ってくれてありがとうございます……それより、この後は何をして過ごしますか? 綾香さんが決めていいですよ」

 一輝がそう言うと。

「私が決めていいのですか?」

 綾香はそんな事を聞いて来たので。

「ええ、勿論です、たいしたことではありませんが、これは綾香さんがカレーを作ってくれたことに対してのせめてものお返しです」

 一輝がそう答えると。

「分かりました、そうですね……」

 綾香はそう言って、少しの間、その場で考え始めた。そして、

「えっと、それではこの後は一輝くんの部屋でのんびり過ごすという事でいいですか?」

 綾香はそう聞いて来たので。

「ええ、勿論です、それなら皿洗いは僕がやっておくので、綾香さんは先に僕の部屋に行って待っていて下さい」

 一輝がそう答えると。

「分かりました、それでは私は一輝くんの部屋で待っていますね」

 綾香はそう答えると、リビングを出て階段を昇って行ったので。

「さて、それじゃあ早いところ洗い物を済ませますか」

 一輝はそう言って、皿洗いを始めた。

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