表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

名前と行き先

小説って擬音が難しい。

 

 名前。  剣と魔法の世界でそんなことどうでも良いと思う人もいるかもし知れない。だけど今までモブとして生きてきた僕としては、異世界で会う人達に前の変な名前で呼んで欲しくない

 せっかく名前を変えるチャンスがきたのだ、カッコイイ名前にしないと!

 でもどんな名前がいいかな?どうせなら向こうの世界に縁がある名前がいい。


 偉人の名前とか? マサムネ、リョウマ、ノブナガ、う〜んだめだ!もっと異世界風の名前がいい! 


 あ! 星座から取るのはどうだろう?確か1番綺麗な星座と言われているのはオリオン座だったような気がする。オリオン、なかなか良いな!

 じゃあ名前はオリオン?う〜ん、なんかこれだけだと寂しい気がする。外国の人みたいに、ファーストネームだけじゃなく、ラストネームもつけた方が良いかもしれない。

 ここまで綺麗系できたから、ラストネームも綺麗なやつでいきたい.....ダイヤモンド!もーオリオン・ダイヤモンドでいいや!(飽きて来た)


『名前をオリオン・ダイヤモンドで登録しますか?』


 頭の中に無機質な音声が流れる。なんだこれ?この声なに?返事すれば登録できるのかな?


「と、登録します。」


『名前の登録が完了しました。』


 登録できたようだ。まあ、害がある物のようじゃないし、別にいっか!それよりも最後の手紙を読もう!


『それじゃあ、最後に君がこれからどうすれば良いかボクが教えてあげよう!まず、この大空の草原を太陽の方角にしばらく進むとベルンの街とゆう場所がある。

 まずはそこで冒険者ギルドに登録する。それからしばらく冒険者として経験を積むことだなにしろここは異世界!命の危険は君のいた世界よりずっとみ身近にある、強過ぎて困る事はないからね?


 そこからは君の自由に生きると良い、何しろこれは君の第二の人生だ!モブだった男がどこまで行けるのか、ボクに見せておくれ。

 一ヶ月分の生活費は魔力箱に入れておいた、好きに使うといい。仮面はサービスだ!君の美貌じゃあ女の子とまともに話せないだろうからね?』


 神様からの手紙を読み終える。なんだかんだで僕を転生させてくれたし、こうして異世界の説明もしてくれた

 、変なひとだったけど良い人、いや、良い神だった。


 こうして僕はベルンの街に出かけた。



 〜〜〜〜〜〜〜〜30分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 ベルンの街にはまだ着いていない、だがそれらしき建造物が当目に見える。あと15分もすれば到着できるだろう、だがある問題がある。こいつと出会ってしまった!、、、、スライム


 初めてのモンスターに戸惑ったが所詮スライムだゲームでは雑魚の雑魚!最初に倒すような相手だ。だが、この青くて丸くてどこか憎めないやつを倒せないでいる。


 いや、だってスライムって一部の異世界転生ものじゃー最強だったりするんだもん!怖いよ!


 でも、神が言っていた。この世界で生きていくなら強くなれって!強くなるにはレベルを上げなければいけない、レベルを上げるにはモンスターを倒すのが効率がいいと!ならこの5%くらいの確率で最強かもしれない奴だって倒さなきゃ!


 そうと決まればまずは相手の情報を知ることが大切だ、スライムを鑑定しよう! 鑑定スキルが発動しデータとしてスライムの情報が表示される。


【種族 スライム  生態 魔力を帯びた草を体内で溶かして生活している。核に一定のダメージを受けると死滅する。】


 うん、多分だけどコイツは95%の方みたいだ。ビビってた自分が恥ずかしくなってきた。


 けどまぁ強くないなら丁度いい、コイツには実験代になってもらおう!


 そして、自分のスキルを鑑定してスキルの情報を得る。


【スキル 加速(アクセラレーション) 効果 自分の身体、またはは自分が接触しているものの動作を速くする。消費魔力10】


【スキル 結界魔法 効果 自分の周囲に30センチ程度の結界を張る。消費魔力10】


 とりあえず、自分の持っているスキルの中で戦闘に使えそうなものを鑑定してみた。


 両方とも消費魔力10だ、10回使ったら魔力が無くなっちゃう!やっぱり魔力が無くなると倒れたりするのかな?もしそうなら慎重に使わないと。


「とりあえず、加速(アクセラレーション)


 スキルを発動してスライムのところまで移動しようとしたその時 


「はぁ?!」


 スライムが目の前だった。


 スライムとの距離は10メートルほどだった!だけどスキルを発動し、一歩目を踏み出そうとした時に10メートル程あった距離が一気に1メートル程に縮まったのだ!

 別にスライムが近寄った訳ではない、僕が移動したのだ。いや、僕の歩みが加速したのだ!


 つまり、このスキルは歩くのをとんでもなく速くするスキルなのかな? 

 いや歩くのが加速したのは、僕がスライムの所まで移動しようとしたからか?

 と言うことは!


加速(アクセラレーション)


 目の前のスライムをおもいっきり蹴ろうとする


 ビュチャ!!


 意識した瞬間、僕は蹴り上げた体制のまま止まっていて、スライムはグチャグチャに四散している、見る影も無かった。


 どうやらこのスキルは発動後最初に考えた動作を一度だけ加速してくれるようだ!謎が解けた。


 それにしても初めてモンスターを倒してしまった!たかがスライムだけどメチャクチャ嬉しい!

 この蹴りを加速蹴りと名付けよう!そのまんまだけど。これで経験値もらえたかな〜。


 EXP 5/10


 おぉ〜経験値が5増えてる!スライム一匹で5なんだ〜、あと一体でレベルが上がる!


 ザザァ!


 そこでふと、物音がする。今何かが茂みの向こうに隠れた。


なんだ?モンスターかな?だったらレベルが上がるチャンスかも!


急いで茂みに入り跡を追った。









そろそろ主人公を人と合わせてあげたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ