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約束と誓い

私はいつも持って行っている物だけでなく、メモ帳を持って行った。私が記憶を無くした時にも他の人に悟らせないためだ。

私は出かけようとした時、チャイムが鳴った。私はいつものように、いつものようにと自分に言い聞かせてドアを開けた。


「はーい、どちら様ってそうたじゃん!おはよう!」


「あぁ、おはよう!じゃ、行くか」


「うん!」


私は気合を入れて外に出た。


そう言えば、そうたのことは全部覚えてるんだよね、や、やっぱり1番好きな人だからかな?私は1人で考えていた。


「おい、かすみ!」


そうたが私の顔をのぞき込むように見てきた。近い近い近い!


「ひゃい!な、何?」


「顔が真っ赤だぞ?どうした?風邪か?」


「いや!なんでもないよ!本当!なんでもない!!」


「そ、そうか。ならいいんだけど」


そうたがかなり驚いた顔をした。だって……好きな人の事を考えてる時に近くにその人がみてくるなんてずるいよ……。私は恥ずかしさで顔を真っ赤にしなが登校した。


学校でクラスのみんなの好きな物とか、特徴を書いていたらあっという間に学校が終わった。放課後にはすみれちゃんとつくしちゃんと話していた。


「かすみ!前に約束したやつ覚えてるよね?」


「うん!私が奢るってやつだよね!」


「そうそう!覚えてるとはいい事じゃないか!明日空いてる?」


「空いてるよ!奢るよ!何がいい?」


「えーじゃあ、駅前のスイーツ店のパフェで!」


「分かった!いいよ!」


「えー。つくしちゃんだけ?ずるい!私にも奢ってよ!かすみちゃん!」


「しょうがないなー。いいよ!」


「やったぁ!ありがとう!」


「じゃあ明日駅に全員集合!かすみも忘れないでね!」


「うん!」


友達との2度目の約束。私はこの約束は忘れてなるものかと、持ってきたメモ帳に書いたあと、赤ペンで印を付けた。


私はその日の夜、【イリミネイト】が来ないことを必死に願った。明日は明日だけはお願いしますと。友達と元の関係に戻れるチャンスなのだと。私は願った。


私は目を覚ますと絶望をした。目の前はあの世界へと変わっていたのだ。目の前にはアヤメちゃんとシルビアちゃんがもう着いていた。


「あ!かすみさん!こんばんわ!」


アヤメちゃんが私に気付いて挨拶をした。私は今ある絶望感を隠しながら答えた。


「こ、こんばんわアヤメちゃん」


「じゃあそろそろ【イリミネイト】が来るよー」


ユーカリの言葉から私はあの誓を思い出した。アヤメちゃんとシルビアちゃんに【限界突破】を使わせない。それなら、いきなり全力で倒しに行く!


「【限界突破】!!」


「え?かすみさん?」 「いきなりですか!?」


私は【イリミネイト】が見えてくる前に使って、全力で走った。目の前に出てきた時には大剣で真っ二つにしていた。


「はぁ……はぁ……はぁ……終わった……」


「かすみさん!」「大丈夫ですか!?」


アヤメちゃんとシルビアちゃんが私の所まで走ってきた。


「えへへ……大丈夫、大丈夫、明日遊ぶ予定があるから……早く終わらせたかっただけだから……」


私はその場で意識を失った。次に目を覚ました時には目の前が自分の部屋になっていた時だった。


どうもです!学校が始まり、更新が遅くりました。頑張らないと!!という事でまたまたつまらない後書きです。

この話は何処まで続く、と言うのは決めてるわけでは無いので、出来るだけ続けられたらと思っております。やっとローファンタジー展開へとなって来たので、次回の日常回もよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン

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