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シルビアの過去(上)

今回はシルビアの話です

「おはようございますお母様」


私は起きて、リビングに居るお母様に挨拶をした。


「おはようシルビア。昨日はよく眠れた?」


「はい。お母様。ぐっすり寝れましたわ」


「良かった。シルビア、ごめんなさいね……あなたには迷惑ばっかり掛けて……」


「いいんですよお母様。お母様は悪くありません。むしろ私の方がお母様を心配しております。」


今、お母様が私を心配して、謝っているのは理由がある。それは、私達は今、お父様と別居している。

別居した理由は、お父様がある日から、お母様に暴力を振るうようになったのだ。だから 私達は家を出て、別の場所で暮らしている。 別の場所で暮らすため、私は学校を転校することになったのだ。その事に対しても、お母様は心配してくれているのだろう。


「大丈夫ですよ、お母様。転校しても、友達って言ってくれた方が沢山いました。最近、新しく友達が2人も出来ましたし……」


「そう?なら良かったのだけど……でも、シルビアはお父さんのところに残って、学校を続けることも出来たのよ?」


「何言ってるのですか、お母様。私はお母様の方が心配です。お父様も時間が経って、しっかり反省すると思います。だって、前はあんなに仲が良かったじゃないですか」


「そうねぇ……そうだといいのだけれど……」


「時間が経っても無理なら、私が直々にお父様に説得しにいきますわ!」


「あらあら。前は自分の意見を言えなかったのに……成長したのね〜いいお友達に出会えたのかしら?」


「そ、そうですわね。とてもいいお友達です。毎回私の近くに来て、笑顔で話しかけるのです。元気で、ちょっとおっちょこちょいだけど、自分に正直な方ですわ。」


「いい友達に出会えたのね。その友達を大切にしなさいね?シルビア」


「もちろんですわ、お母様」


「くしゅん!?」


「風邪か?かすみ?」


「風邪なのかな?季節の変わり目のせいかな?」


「もしかしたら、かすみのこと噂してるかもだぞ〜」


えっ?それって……私とそうたのこと?かすみは想像して、嬉しくなって頬が赤くなった。


「かすみは馬鹿だからこの季節に風邪なんて引かないよね〜なんて」


「こらぁぁ!!誰がバカで風邪なんて引かないだぁ〜!!」


かすみはあー!!嬉しくなって損した!と思った。


「まぁ、なんだ……かすみが風邪ひいたら俺が看病してやるから……な?」


そうたが照れながら言った。


「そ、そう……あ、ありがとう?」


「おう」


2人とも、目を合わせないで会話をしながら通学路を歩いた。


じりりりりりとアラームをセットした時計が8時を告げた。


「もう時間ですわ。それではお母様、学校に行ってきますわ!」


「えぇ、行ってらっしゃい」


私は今日から転校生となり、新しい学校に入るのだ。


「どんな人がいるのかな〜」


私は少しわくわくしながら家を出た。

アヤメの話から、今回はシルビアの話です!

今回も2話構成で行きたいと思います。

最近読んで頂いている方が多くて嬉しいです(*´ω`*)次回は少しシリアスになるかと思いますが読んで頂けたら嬉しいです

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