初勝利
「はぁ……」
私はかすみさんが襲われた時に私はなにも出来なかった……アヤメはシルビアがかすみを助けたことに安堵をしつつ、私自身が動けないことに怒りを感じていた。今目の前ではシルビアとかすみが【イリミネイト】と戦ってる。
「私はまた……守られてる。行かないといけない…でも足が動かない……」
私はこの前の記憶を思い出した。私が守られたあの日を。そして絶対にやっては行けないことをしてしまったあの日を。守られてばかりじゃダメと決めたあの日の決意をした日を。しかし私は足が石のように重く動かない。私はそんな自分に怒りを感じながらその場でうずくまった。
◇
「はぁぁぁぁぁ!!!」
私は2本の剣を使い【イリミネイト】の蔦を斬っていった。さっきまでは怖かったものの今はシルビアちゃんがいて、危ない所はカバーしてくれている。私は怖さが振り切れたかのように走っていた。陸上をしていたあの日のように。楽しかったあの日が蘇ったようで興奮している。
「さっきから蔦斬ってるのに減らないじゃん!しおんちゃん!」
私は攻撃はしないが近くで攻撃や相手の動きを教えてくれていたしおんちゃんに声をかけた。
「はい。なんでしょうかすみ様。」
「だからぁ〜様は要らないって言ってんのに……【イリミネイト】を倒すにはどうすればいいの?」
「それは、【イリミネイト】には構成する核があります。そこを壊せばいいと私はユーカリさまから聞いております。」
「分かった!ありがとう!……でもその核どこ!?」
私は【イリミネイト】の周りを走りながら核に見えるところを探す。
「しおんちゃん!こいつに核があるらしいんだけどどこあるか分かる?」
「んー見たところ顔の上にある丸い所だと私は思うのですが……」
「あ、本当だ。それっぽいね!シルビアちゃんあそこまで弓を飛ばせる?」
「やってみますわ!」
シルビアは思いっきり弓を引き飛ばした。しかし【イリミネイト】はその弓を弾いた。
「あっおしい!でも守ったってことはあそこっぽいよね」
「そうですわね、じゃあ私が弓で牽制するのでかすみさんお願いしてもいいですか?」
「分かった!じゃあよろしく!」
私は【イリミネイト】の後ろまで走り攻撃を始めた。時々シルビアちゃんが弓で核を攻撃し、そのスキをついて私が攻撃をして行く。
連携がだんだん上手くなっていき遂にその時は訪れる。
「ぐおおおおぉぉぉぉ!!」
遂に【イリミネイト】が倒れて光の粒子となって消えた。
「や〜や〜君たち初めて出会ったにしては連携良かったね〜おめでとうぱちぱちぱち〜」
ユーカリがアヤメちゃんを連れて私達を褒めた。
「シルビアちゃんいえーい!しおんちゃんいえーい!アヤメちゃんもいえーい!」
私は倒した嬉しさのあまりみんなにハイタッチをしに行った。
「あの、何も出来なくて……ごめんなさい……」
アヤメちゃんが私達の前で泣きそうになりながら謝った。
「ううん、いいんだよ……怖かったね、よしよしもう大丈夫だから」
私は落ち込んでいるあやめちゃんを抱きしめた。アヤメちゃんにもういいです!恥ずかしいですよ〜といわれるまで抱きしめ続けた。
みなさんやっはろー(=゜ω゜)ノ!てことでどうもこじーです(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ前回23時45分に更新したんですがたった15分で12名の方に見てらってました(´;ω;`)嬉しすぎます笑笑さらにユニーク数も300を越えようとしてます!こんなに沢山の方に読んでもらっていてとても嬉しいです(*´ω`*)これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします(´・ω・`)(´-ω-`)) ペコリ




