完結
パンッといい音がする。その場にマゾゴッドは、倒れこんだ。黄色い鳥が金髪のロングの髪型の女性の姿に変わり、その女性はマゾゴッドに
駆け寄った。
「気絶しているわ。あなた達の勝利ね」
こうして、蒼太と星流は、無事制服を取り戻したのだった。
めでたし めでたし
蒼太と星流は、お互い制服を着て元黄色い鳥の女性の案内で、元の世界に戻った。
「星流、約束覚えてる?」
「えっ、何のこと?」
星流は、とぼけた顔して言った。
「元の世界戻ったら、僕と付き合うって」
「あっ、あれ?勘違いだったみたい」
「えっ」
少し、しょげる蒼太だった。
「冗談だよ、冗談。蒼太の『恋は、愛だろ』って言葉良かったよ」
星流は、人差し指を立てながら熱弁した。
「まあ、まあな」
ちょっと、照れる蒼太だった。
「愛、愛、愛。キャー。照れちゃう」
星流は、目を閉じて頬を緩ませながらふざけた感じではしゃぎだした。
「何ふざけてんの」
蒼太は、ふくれっ面な顔をしたが、嬉しそうだった。
「いや、へへっ嬉しがってるだけ」
星流は、最高の満足そうな優しい笑顔で微笑んだ。
「私ら、付き合おっか。蒼太と愛を育みたい」
星流は、蒼太を見つめながら返事を待っているようだった。
「なんか上からだな」
嬉しいけど言い方に不服そうな蒼太だった。
「じゃあ、やめとく?」
蒼太は、星流に再度見つめ質問され、なんか結局可愛いなと思うのだった。
「いや、僕も星流と愛育みたいです」
蒼太と星流は、黄昏の空の下で手を繋いだ。
ふいに風が吹く。星流の制服のスカートが翻り、パンツが見えそうになる。あわてて星流は右手でスカートを抑えた。恥ずかしそうにする星流を見て、蒼太はこの世界のこういう日常が最高だよなと幸せを噛みしめるのだった。
完
蒼太と星流の未来に幸あれ!最後までお読み頂きありがとうございました。