ラクガキ
普通ってなんだろね
多様性ってなんだろね
ただのラクガキです。良かったら見てね。
わからない、と
何度言ったらわかってくれるのでしょう
どうせ誰にもわからないでしょう
ただの文字の羅列でしょう
筆舌に尽くし難い気持ちを、この詩に綴っているのです
10人に届けば十二分です
つまり
所詮は少数派だということです
身の丈はわきまえなければいけません
生まれてきたことは仕方がありません
生きたいと思うことには逆らえません
だから苦しいということを他人は知りません
荒原の心に生命は育ちません
その代わり地雷は埋めやすいのです
雨しか知らぬと太陽を恐れます
逆もしかりです
御託と語彙の蜜集合に意味はあるのでしょうか
それに意味を見出すのが人の感情なのでしょうか
それが所謂感動なのでしょうか
もし天と地がひっくり返っても
正と悪が逆さになっても
その感動はそのままでいてくれるでしょうか
神すら知りません
ましてや、私にわかるはずがありません
そうです
わからない、と言っているんです
染色体の数が違うんですよ
価値観の違い
立場の違い
歳の違い
みんな違ってみんないい?
ならばわかってくれるでしょう
このラクガキを
私のココロを
カミングアウトなどしなくとも
特別な名札などつけなくとも
理解してくれるでしょう
どうしてですか
私にはわかりません
そうです
私は他人がわかりません
どうせ
逆もしかりでしょう