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Oedoshigusa 〜和風ではなく「ジャパン」を探せ。笑える『8番出口』〜

『8番出口』ライクゲームを自ら名乗っており、マップを観察して進むか戻るかを決めるシンプルなゲーム。

プレイヤーは大江戸城に忍び込んだくノ一となって最上階を目指します。

「ジャパン」を探すという目的が笑いどころ。

『8番出口』を意識した作品です。

 ご存知でない方のために説明しておくと『8番出口』はインディーズのPCゲームで、駅の短い地下通路を歩いて怪異を探し、“ある”と判断したならそのまま進み“ない”と判断したなら引き返すというシンプルな作品です。

 歩いて異変を探すだけという遊びやすいゲーム性とまちがいさがし的な爽快感から大ヒットしました。


 さて、そんな『8番出口』のフォロワーである『Oedoshigusa』ですが、あちらがホラーであったのに対してこちらはコメディーになっています。

 マップ上の異変を探すのは同じですが、ただ“ある”か“ない”かだけではなく、その異変が「ジャパン」かどうかを判定するのです。


 例えば灯篭(とうろう)鳥居(とりい)があったら「ジャパン」であり、ソファやベッドがあれば「ジャパンではない」といった具合です。

 おもしろいは「和風」ではなく「ジャパン」というところで、メイド喫茶やフリフリの衣装を着たくノ一は和風ではありませんが、日本の萌え文化ではあるため「ジャパン」の判定になります。

 クリスマスツリーを見つけると思わず引き返したくなりますが、よくみればテーブルにはフライドチキンのバーレルが置かれています。

 日本風クリスマスなのか欧米風クリスマスなのかを見極めるという引っかけ問題ですね。

 日本文化は海外の文化を取り入れすぎて節操がないと言われていますが、そこを笑いへと昇華しているわけです。


 難点として完成度はあまり高くありません。

 おすすめと言っても“無料にしてはおもしろい”ぐらいかと思います。

 まず酔います。

 ゲーム酔いには個人差があるものの、私の場合FPSは頻繁に遊び『portal』ぐらいしか酔った経験がないという人間ですが、それでも10分もちません。

 20分も遊ぶと吐き気と頭痛がしてきます。

 ここまで酔う作品は初めてかもしれないです。

 また、本家『8番出口』が一度歩けばすべての風景が目に入るようになっていたのに対して、このゲームは大江戸城のフロアを歩き回って風景すべてを見るという形になっているのでテンポが悪いです。

次回は『911operator』を掲載予定です。

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