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第8話 辛辣!?涼真の思い

 その日を堺に、口狩は自主退社として施設を去っていった。



 残る6名・・・。

 次はどんな手を使うことになるのか。

 我自身、行き当たりばったりであるため少々困っている。


 ネタ切れにならないか不安でいっぱいなのだ。

 そこはうまくやってくれ、作者よ。



 それに、いくら魔贋があるからといって、使いすぎると体に負担がくる。

 しかしながら、行き過ぎたぐらいにやらないと、ここの者どもは理解しないだろう。


 やはり我が身を持って教えねばなるまい。

 いかに自身が傲慢で怠惰な存在であるか。

 死する前に必ずわからせてやる。

 そうでないと、「自分が良き人間でみなから好かれ、恵まれた存在として人生を全うした」「自分は天国にいけるような行いをしてきた慈悲深い人」・・・などと勘違いされても気分が悪い。


 全く持って虫唾が走る。


 客観的に自分を見れない浅はかな人間には、灸くらいえて気づかせねば思い上がりも甚だしい。

 調子に乗っている者に自身の愚かさを見せつけ、立場をわからせてやるのだ。




コンコン ガラッ




「我久様・・・?起きてますか?」


「(む、なんだ?わざわざ直接来たのか。改まってどうしたのだ?)」


 涼真が我が城(居室)にやってきた。



 神妙な面持ちで考え込んでいるが、暫くしてから話し始めた。


「口狩さんの件なんですけど・・・やっぱりちょっとやりすぎだったのかなって改めて思いまして・・・」


 なんだ。

 やはりヤツの肩を持とうというのか。

 当初、お前自身も勧善懲悪をうたってヒーロー気取りであったではないか。

 解雇に加担したと思って責任を感じているのか?


「いや、そういうわけじゃないですよ・・・。口は悪いし軽いし、家族から貰ったお土産なんかも図々しくゴッソリ持って帰るし、基本ケチだし・・・休憩の時間もちょろまかして少しでも多くとろうとするし、入居者の食べなかったおかずを持って帰ろうとするし・・・」


最早、良いところはないではないか!

 辞めて清々したであろう。


「それでも!・・・それでも一部の入居者には人気があって・・・。文句は多かったけど、それなりにやってたのかなって」


 ・・・。


「ああ見えて口狩さんは、フランクだけど入居者と楽しく話してるんですよ。だから・・・」


 ・・・何が言いたい?

 つまり我のやり方が間違っていたと?

 もう一度やり直させたほうがいいと、そう思うのか?


「それは・・・わかりません。ですが、口狩さんが辞めたって知った入居者が泣いてたってことだけ伝えたかっただけです!それでは失礼しました!!」


ガラッ・・・バタン




 ・・・ふん。

 無能な者を切って何が悪いのだ。


 本来なら我の部下が無能であったら即、断首後に獄楽炎ごくらくえんで灰まで残さんがな。



 ・・・そうだった、()()火属ひぞくを消されて火は使えなくなっていたのだった。

 そして今は爺の身・・・、以前のような力はない。

 過去の栄光・・・、武勇伝・・・。

 力を持たぬ者がいくら出張っても、それは虚勢でしかない。

 人間だけでなく、我にも言えることだ。


 やはりこのは力こそが全て・・・!

 力無き者は何も許されない。




 ・・・涼真はああ言っていたが、たとえ口狩の辞職を惜しむ者がいても所詮は数名程度・・・。

 安堵する者の方が多ければ取るに足りない事案である。




 我はここで歩みを止めるわけにはいかない。

 立ち止まっていては決断も鈍るというもの。

 今は突き進むのみである。

 我が野望のために・・・。

いやー、正直困ってますね。

今後の展開は全く思い描いてないッス・・・。


最後はこうしたいっていうのはありますが

それにたどり着く過程が・・・ぼんやりしすぎて不安です。

さすがの魔王も、それを気にされてるようですね。


どうにかしますw


R4.9.15

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