※ 人物概要(帝都編まで)
登場人物が増え過ぎたので、ここまでの人物を整理しました。
・登場人物名 (出身、登場時年齢、登場話)
・ダニエル (地球401、27歳、1話)
階級は中尉だったが、後に大尉。王国貴族でもあり、爵位は男爵。別に無限の魔力があるとか、すごい宝剣を持ってるとかそういうチートな能力があるわけではないが、魔女の奥さんがいるというだけで主人公に抜擢される。マデリーンがいなければ、ただのモブ。その自覚があるのか、結婚して1年以上経つのに、未だにマデリーンをさん付けで呼ぶ。地球401 遠征艦隊 駆逐艦6707号艦所属の哨戒機パイロットだが、パイロットとしてはかなり凡庸。強いて言えば、冷静さと多少の度胸と運で数々の実績を挙げる、ただそれだけの人。などと散々書いたけど、心優しいいい人。
・マデリーン (地球760、21歳、1話)
一等魔女。最大速力70キロ(後に90キロまで増速)、最大到達高度2000メートル、ハンバーグ一つで王都から帝都まで飛べる航続距離を誇る、王国最速の魔女。その速さから「雷光の魔女」と呼ばれる。ダニエルの妻。強気な性格ながら寂しがり屋で、夫が宇宙から帰ってくるたびに駆逐艦まで飛んで迎えにくる面倒で可愛い魔女。かつては王国最速を自慢げに語っていたが、最近はどうでもいいらしくて、そんなことよりもコンビニ限定商品のチェックに余念がない。ハンバーグと帝都チキンが大好き。自称、王都魔女会 会長。
・シェリフ (地球401、31歳、1話)
地球401の文官で、交渉官。物理的にも精神的にも太っ腹。貴族の恫喝や妻の悪態にも動じることのない、まさに交渉官の鏡。
・アリアンナ (地球760、20歳、1話)
一等魔女だが、飛ぶことが嫌いらしく、速力、航続距離は不明。可愛らしい外観、柔らかい言葉使いだが、人を不快な表現で呼ぶ変な癖がある。ちなみに夫のシェリフさんのことは「豚野郎」と呼ぶが、ダニエルのことを「三流の仕立て屋」、マデリーンのことを「脳筋野郎」、イレーネのことを「カビの生えた花瓶」という具合に、呼び名のセンスが斜め上をいく。表向きはドSな性格に見えるが、家の中ではドM(夫シェリフの談)。
・サリアンナ (地球760、23歳、1話)
一等魔女。アリアンナの姉。ロレンソの妻。姉妹揃って飛ぶのが嫌いらしく、こちらもスペック不明だが、せいぜい高さは数十メートル、飛距離は数百メートル程度と、あまり飛べないらしい。マデリーンからは草ばかり食べてると揶揄されるが、今は健全な食生活を送ってるらしい。ほぼ全方位にツンツンだが、なぜかアイリスとは普通の会話をする。外では夫やマデリーンを罵るが、家の中では猫語で話し夫にべったりな、高低差の激しいツンデレ。
・ロレンソ (地球401、29歳、1話)
階級は少尉。物知りだが、優柔不断、話し下手、段取り力なしという気質のおかげで出世が遅い、6707号艦所属の整備科の武官。外では可哀想なくらい妻に罵られているが、その分家ではデレデレらしい。案外幸せ者。
・ロサ (地球760、21歳、1話)
一等魔女。最大速力50キロ(後に70キロ)、最大到達高度2000メートル。航続距離は不明だが、王都の端から端までは飛べるらしい。人見知りで、おっとりした性格だが、魔法少女のコスプレで人前に出るとまるで人が変わったように積極的になる。夫アルベルトによって、すっかりアニメオタクに洗脳されてしまった、可哀想な(?)魔女。
・アルベルト (地球401、25歳、1話)
階級は少尉。6707号艦の整備科に所属。背が低く、ちょっぴり肥満気味という見るからにオタクな外観を持つ。性格は無口だが、眷属を嗅ぎ分ける能力が高く、その能力だけでロサを妻にした男。アルコール類を飲むと途端におしゃべりになる。
・モイラ (地球401、24歳、1話)
階級は少尉。駆逐艦6707号艦に乗艦する情報・データ収集専門の技術武官。その専門性を活かし、艦内外の恋愛ごとを探り出して首を突っ込み、サポートに回るというお節介極まりない自称「恋愛の達人」。結構な自信家で、巧妙なしゃべり口調で相手を丸め込むが、実はわりと臆病なところもあり、夫であり同期のワーナーに頼るところが多い。
・ワーナー (地球401、24歳、6話)
階級は少尉。駆逐艦6707号艦の砲撃科所属。モイラの夫。外観はごく普通の青年。性格は優しく、真面目な気質。これといって特技はないが、モイラの心の支えである。だが、支えすぎて爆走する妻が悩みの種。
・砲撃長 (地球401、32歳、3話)
階級は大尉。呼び名の通り、駆逐艦6707号艦の砲撃科の長。ミラルディという名前があるのだが、そう呼んでくれるのは奥さんだけ。声が拡声器のように大きく、すぐに相手を罵るので、砲撃長と呼ぶ方がしっくりくるのでそう呼ばれている。意外と正義感は強く、自分は部下想いだと思っているが、部下からパワハラ的な存在として恐れられている。
・エドナ (地球760、20歳、3話)
帝都の奴隷市場で売られているところを、砲撃長に買われた奴隷。価格は2000ユニバーサルドル。貴族の落とし子で、長い間不遇な人生を歩んできたためか、ドMな性格。砲撃長の怒鳴られると恍惚とした表情を浮かべ、夜には激しいプレイを要求する。そんな性癖のわりに、基本的には大人しい性格。
・イレーネ (地球760、24歳、11話)
オルドムド公国の公女。ドレスよりも甲冑の方がお似合いで、暇があると剣術をするという、体育会系なお嬢様。それだけに、剣はなかなかの腕前。革新的な思想を持っている方だが、それでも貴族なので爵位で人を見てしまうのは仕方がない。でも、おかげで公爵だという理由だけで夫であるローランドに惚れてしまうという過去を持つ。やや男勝りで、思い立ったら行動という性格。
・ローランド (地球401、30歳、12話)
階級は少佐。この歳で駆逐艦6710号艦の副長を務めるエリート武官。いずれは艦隊司令部付けになるのではと言われている。形骸化してはいるが、実家は公爵家。妻はイレーネ公女。夫婦揃って公爵級というセレブな人。わりと冷静で、頭はキレる、デキる男。デキすぎて、艦長にいいように使われているらしい。
・アンナ (地球760、20歳、12話)
イレーネの専属侍女。仕事の早きこと風の如く、ローランド、イレーネ夫妻の○○○の見張りをするときは動かざること山の如し。性格はくそ真面目、よく働き、よく尽くす、メイドの鏡。
・ジェームス (地球401、24歳、33話)
階級は少尉。駆逐艦6707号艦の主計科所属。ショッピングモールの前で絡まれているところを助けたばかりに、アンナに惚れられて、同棲する羽目になる幸せ者。性格は臆病だが、責任感は強い。おかげで、脳筋貴族イレーネ公女から「勇者」と呼ばれる。
・フェルマン (地球760、31歳、13話)
オルドムド公国の嫡男。公国の宮殿に引きこもっていたが、そのわりには積極的な性格。文化好きで、帝都留学時は絵画に音楽にとハマるが、地球401のアニメにもハマる。かなりの革新派で、新しいものをどんどん取り入れるのが好き。
・キャロル (地球760、22歳、13話)
フェルマン次期公王の側室。といっても、正室がいないので事実上の第1夫人。表向きはフェルマン専属のメイド。フェルマンの思想に理解があり、彼の心の支えでもあるが、時々夫にきついらしい。
・エイブラム (地球401、27歳、14話)
ダニエルの幼馴染。大手商社の社員。直感が鋭く、売れるものを直感頼みで探し出す。頭のキレもよく、行動が早いが、了解もなく勝手にダニエルの領地・領民を使ってしまうなど、コンセンサスを得ずに行動することが多いのが難点。
・ミリア (地球760、21歳、13話)
一等魔女。最大速力75キロだが、航続距離は300メートルという、極短距離型魔女。エイブラムと結婚し、いいものを食べ続けてスタミナがついたため400メートル程度なら飛べるようになったが、地球401でチューニングされたマデリーンには勝てなかった。性格は負けず嫌いなのに鈍感で、わりと無茶苦茶な夫にいいように振り回されていることにも気付かず喜んでついていく。ステーキが好き。
・アイリス (地球401、25歳、18話)
中小貿易会社の社員。地球401の都市ロージニアのビルのから飛び降り自殺を図ろうとしたところをマデリーンに説得されて、そのまま意を決して地球760にやってきた女性社員。ブラック職場にも負けず、無神経な彼氏にも負けず、西に運搬するものがあれば、行って運んでやるから契約しろと言い、東に元女海賊がいれば、行って社員にならないかと誘い、南に変わった魔女がいれば、面白そうだから雇うと言い、欲だらけ、決して譲らず、いつも職場でにやけている。
・アラン (地球401、27歳、21話)
アイリスと同じ会社の同僚。性格は大胆で大雑把で無神経。なんとなく大きい車が欲しいと思って買ったら10人乗りだったとか、そういうエピソードが多い。格言Tシャツ集めが趣味。
・ペネローザ (地球760、18歳、20話)
二等魔女。ダニエルの領地であるダミア村出身。飛べない魔女だが、20トンの積荷も楽々持ち上げる、最強の怪力系二等魔女。アイリスさんにスカウトされてブラック貿易会社に勤める。実はアニメオタクで、同じ会社のレーガンと一緒にショップ通いしている。人見知りな性格。
・レーガン (地球401、26歳、26話)
ブラック貿易会社社員。ほとんどしゃべらないため、アニメオタクということ以外は不明。こんな無口で、いったいどうやってペネローザさんを口説いたのかも不明。
・マドレーヌ (地球760、18歳、21話)
ダニエルの領地、国境の村ミリア村出身。両親に死なれて、身を寄せた孤児院で奴隷商人に売り飛ばされたところを、アイリスが会社の経費で購入したという、文字通りの社畜。性格は明るく、奴隷だったことを自虐ネタに使うタフな性格。営業成績も上々らしいが、その分給料は上げてもらえてるのかは不明。
・ブッシュ (地球401、26歳、26話)
ブラック貿易会社の社員。マドレーヌと気があうため、夫婦漫才をする仲にまで発展する。一応真面目な性格らしいが、あまりそう感じられないのは、しゃべり口調の問題か?
・カトリーヌ (地球401、25歳、22話)
航海士。ミリア村の惨状を見て女海賊になり、初戦でダニエル達に敗れ逮捕されるも、不起訴となり、そのままブラック貿易会社に勤めるという、運がいいのか悪いのか分からない波乱の人生を歩んでいる。男勝りで、自分が仕切っていないと気が済まない性格なので、航海士と船長を兼任している、ある意味ブラック企業にとっては有難い存在。ヴァリアーノの戦う姿に一目惚れして、そのまま彼を自分の部屋に連れ込むという乙女な側面もある。
・ヴァリアーノ (地球760、23歳、25話)
騎士の称号を持つ、凄腕の剣士。木刀一つで6人相手に勝利するも、元女海賊にゲットされてしまう。ポジティブ思考で、なんでも肯定的に捉える性格。これからの時代は宇宙だと思うと、すぐにパイロットの道を目指すという、変わり身の速さも売り。
・コルネリオ (地球760、50歳、27話)
王国の男爵。王国草創期からある男爵家の当主だが、草創期の他の貴族は、昇格してすでに伯爵あたりになっているというのに未だ男爵とは、ひょっとしてこの家柄…ダメ過ぎ?などと言ってはいけない。間違いなく罵倒される。とにかく文句が多い。きっと文句を言うためにこの星に生まれてきたのだろう。保守的ではないが、新しいものにはまず文句を言う。だが、意外に世話好きな人。
・アンリエット (地球760、21歳、27話)
コルネリオ男爵の娘。隠れ二等魔女。実は怪力系だと判明。クレープが大好きで、クレープを食べるために宇宙港の街のショッピングモールに通い、ついでにフレッドと付き合うお嬢様。
・フレッド (地球401、27歳、29話)
階級は中尉。駆逐艦6710号艦リーダーのチーム艦隊10隻では数少ない複座機パイロットの1人。腕前はかなりのもので、感動した国王陛下から騎士の称号を賜るほどの腕前。腕はいいトップパイロットだが、撃墜数が0のためエースは名乗れない。調子がいい男、とにかく調子がいい。おかげで、コルネリオ男爵家の当主とご令嬢はころっとのせられた。これ以上被害が拡大しないことを切に願う。
・シャロン (地球401、28歳、30話)
魔女グッズ専門店の店主。魔女に憧れて、自分で作った本店を人に譲ってこの地球760に支店を作るためにやってきた魔女オタク。ただし、彼女の魔女知識の大半はここでは非常識であり、やや自信を失うかと思いきや、最近は魔女に自分の常識を植え付けようと企んでいるらしい。
・アウレーナ (地球760、21歳、31話)
一等魔女だが、最大速力は0という、上昇専門の魔女。その代わり、上昇可能質量は10トン以上はあるという、凄いのか凄くないのかよくわからない魔女。都合よく現れたジーナという魔女とコンビを組んで、ブラック企業で活躍中。やや機械的な喋り方が特徴。
・ジーナ (地球760、21歳、31話)
分類上は二等魔女だが、空を飛べないことはない。ただし、飛ぶというより、吹き飛ぶ。自分を吹っ飛ばすことしかできないつっこみどころ満載な魔女。これまた都合よく現れたアウレーナとコンビを組んで、ブラック企業に雇われて活躍中。明るい性格で、アウレーナと仲がいい。どうやら毎晩一緒に寝てるらしい。
・ロージィ (地球760、20歳、37話)
一等魔女。帝都に住む数少ない魔女の1人。最大速力は推定60キロ程度。マデリーンを超えて一躍有名になろうという夢を持って生きてきたが、あっさりと負けて涙する。有名になったって仕方がないと聞いて涙する。ハインに雇われて美味しい食事とフカフカの寝床を手に入れて、感動のあまり涙する。要するに、泣き虫。
・ハイン (地球401、23歳、37話)
階級は少尉。駆逐艦6702号艦の砲撃科所属。元々は地球401の防衛艦隊所属だったが、大会戦で撃沈された駆逐艦6702号艦の穴埋めのため派遣された駆逐艦にくっついてきた。マデリーンのビル上説得事件に感動し、せっかく地球760に来たのだからという理由で、魔女を雇うことを決意、首尾よくロージィを雇う。思ったことを全て口にする性格で、矢継ぎ早に喋りロージィを混乱させ泣かせるのが得意。
・アリエッタ (地球760、19歳、38話)
二等魔女。帝都の貧民街で暮らしていたが、魔女だという理由でアイリスにスカウトされる。能力はごく普通の二等魔女で、湯呑みを浮かせるのがせいぜいという、あまり役に立たない力しかない。が、このほんわかした能力が地球401から左遷されてやってきた中年係長の心を癒し、ついには係長の心を射止めてしまう。たまたまおじさん好きな嗜好の持ち主だったため、そのまま同棲。映画化すれば、宇宙の全独身中年が涙する、感動の物語になるであろう。




